Google Japan Blog: 思いどおりの日本語入力 - Google 日本語入力にあるようにGoogleの蓄積した変換技術を応用し、Google 日本語入力という日本語変換ソフト(IME/FEP)がリリースされました。とるもとりあえず試してみましたので雑感等を下記します。
Google 日本語入力 - ダウンロードの右上にあるダウンロードをクリックします。
利用規約が表示されるので内容を読み、「内容を許諾してインストール」をクリックします。
インストールが暫く自動で進み、完了すると以下のポップアップが表示されます。「Google 日本語入力」を基本の変換ソフトとする場合はこのまま「OK」を押してください。別の既存変換ソフトを主とする場合は、チェックを外し「OK」を押してください。この設定は別途修正可能です。
インストールが完了し、「Google 日本語入力」が有効な状態だと下図のように日本語変換の表示が変更されます。
自分の環境はWindows Vista Premium 32bitですが、この環境でのインストール先は。「C:\Program Files\Google\Google Japanese Input」となります。
「Google 日本語入力」が有効な状態なら、他の日本語変換ソフトと同様にどのアプリケーションの上でも利用することが出来ます。以下はテキストエディタで「わたしは」と入力して未変換の状態の図です。
いきなり「私は貝になりたい」と出されても突飛で困惑しますが、これがGoogleで「わたしは」からよく検索されるということでしょう。ここで候補は2つだけですが、表記されているようにTabキーを押すと候補がさらに表示されます。
なお、同じ条件で「わたしは」でGoogle.co.jpにサジェストさせた図が以下の通りです(2009/12/3 13:47)。見た通り共通語はあるものの完全一致はしていません。
日付変換では「きのう」「きょう」「あした」とかきっちり年月日にしてくれます。
はっきり言って普通じゃないもの程よく変換できます。
「Google 日本語入力」の「レンチ」みたいなツールアイコンから「プロパティ」を選択すると設定画面が表示されます。タブで別れて5画面あります。以下は初期設定ままの画像をキャプチャしたものです。
基本的に普通の日本語変換と同じです。「Google 日本語入力」独自の設定をみていくと、まず最初の「一般」タブ中央あたりにあるシークレットモードというのがあります。
Google日本語入力がユーザーの入力パターンから学習した単語や文字列を、一時的に変換候補に表示させたくない場合には、[シークレットモードを有効にする]の横にあるチェックボックスをクリックします。再度表示するには、チェックボックスをオフにします。
例えば、これをチェックした場合どうなるかというと、先の「わたしは」の候補がこうなります。
まあ、兎にも角にもどうしても貝になりたいようですが、候補が明らかに減りました。つまりGoogleでのWeb検索結果がノイジーで使い物にならないと思ったらこの設定をすれば良いということです。ただ、この変換ソフトを使っていてこの設定をしなければならない状況というのが今ひとつ自分にはピンときません。
また、4番目のサジェストもこの変換候補の表示に関わる設定です。
入力履歴からのサジェスト自動表示を有効にする
この機能を有効にすると、ユーザーが入力した単語や文章の履歴をもとに、入力途中でも的確と思われる変換候補を予測、サジェストとして表示します。
未使用の履歴を削除
ユーザーの入力履歴に基づき表示されたサジェストの中でも、一度も変換候補として選択されなかったものを削除します。
全入力履歴を削除
これまでの入力履歴がすべて削除され、今まで入力履歴に基づき表示されていたサジェストも表示されなくなります。
その他の設定
サジェストの最大候補数
サジェストボックスに表示されるサジェストの数を指定することができます。
既定では入力している途中から特になんのキー操作もせずに候補が表示されますが、これをEnter等を手動で幼ければ表示出来ないようにも出来ます。案外このサジェストの常時表示は五月蝿い感じもするので合わない人はここを設定すると良いでしょう。また、このタブの最後のサジェストの最大候補数も使い勝手に大きく影響がでるところで1-9で指定でき、既定では2となっています。自分の場合は多少画面が五月蝿くてもいいので最大の9に設定しました。
当然こういった常用するツールですから、便利はいいけれどもGoogle版のキーロガー(キーストロークを収集して情報を悪用することができるツール)なのではという心配があるかと思います。しかし、一応Googleとしてはそれは無いと明言しています。
入力した文字や文章がGoogle に送信されることはありません。
インストール時、またはプロパティ画面の[その他]タブにある[使用統計情報と障害レポート]のチェックボックスをオンにした場合には、お客さまがご利用のOS情報、カスタマイズ情報、打鍵数などの統計情報、クラッシュレポートがGoogleに送信されますが、ここでも、Google日本語入力を通じて入力された単語や文章が送信されることはありませんのでご安心ください。
ただそれでも不安はありますよね。
georgew キーロガー機能は一応ないということらしいがなんとなく気持ち悪い...
ごもっともです。不安がらせるつもりは無いのですが、自分としても気になる所を挙げます。ヘルプで見つけられなかったのですが、その他タブには「管理者用設定」というものがあります。
これをクリックすると、ユーザアカウント制御許可を要求され、管理者モードとなると次のポップアップが表示されます。
これを選択することでUACで実行権限を持たせたアプリケーション上での「Google 日本語入力」を抑制出来ます。裏を返せば、既定ではのべつまくなしに動作しているということです。これをわざわざオプションとして表示していること自体相当行儀が良い作りではありますし、既定で動作可能なのも実用上の判断だと思います。ただ、なんかキナ臭い感じはしますよね、こういうの。先程のシークレットモードもそうです。言葉遣いとして不安を煽り立てるようなもので、機能に即した命名が他にあったのではと思います。そういったところから、Googleは本当にEvilじゃないのかという不安が心底からは解消はされません。
連絡先は下記の通り。ただ、何はともあれ、Google 日本語入力 ヘルプは目を通しましょう。出たばかりなのに充実したヘルプです。また報告への対応も適宜アップデートされているようなので確認されてください。