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2006/09/11 (Mon)

[]営業ものがたり 西原理恵子 小学館 13:59 営業ものがたり 西原理恵子 小学館を含むブックマーク 営業ものがたり 西原理恵子 小学館のブックマークコメント

営業ものがたり

……うちの図書館の限界ってどのへんなのかなぁ……。図書館で借りた。返却棚から取ったけど、おそらくいつもはYAコーナーのマンガコーナーに並んでるのだろう。

「今回は下品です」って註が入ってるのもあったけど、いや、サイバラでこのくらいは。ふつう。でもシマコちゃんと比べて「老いた」とかなんとかっつうのは違う気もする。……「老いた」ということにしてる方がいいのではないかい(^^;)。

『うつくしいのはら [PLUTO]によせて』と『ぼくんち 番外編 朝日の当たる家』(こういちくんのこども時代)はすごくよかった。両方ともマジ泣きもの。「わたしは「一つの死」を生み出そうとしている」ってのはビジョルドだけど。……これと

「ぼくんち」映画化したんだからいいじゃないですか(担当・八巻氏)

ぱっとしなかったよなあ 私のまんが人生みたいに(サイバラ)

とか

だいたいいつまで読んでもまざんねえ交響楽みたいなまんが、かきゃあがってあたしだったらぴゃーとかいてしゃーっとおわらせるよ あんなんよー*1

みたいなセリフのある営業マンガが一緒って凄い一冊だな(^^;)。浦沢氏と「どっちがマイナーか」全面ネガティブ対談やんないように(笑)。

あ、そいや、うちの近所のブックオフでも時々「に」のコーナーに入ってるよ。←追い打ち(笑)。

[]門地かおり2冊 ※BLです 13:59 門地かおり2冊 ※BLですを含むブックマーク 門地かおり2冊 ※BLですのブックマークコメント

絵は正直すっっっごく巧いというわけではないのだけれど、奥行きのあるキャラが描けるなあと。人との繋がりで失敗を繰り返し、自分に芯がないことに心の底でおびえてるようなキャラを描けるのが門地かおりのよいとこだと思う。*2

デジャブ。 門地かおり ビブロス

デジャブ。 (ビーボーイコミックス)

『デジャブ。』『てのひら』『リリウム』『深淵』『あとがき』『小春日和』収録。同居人は『恋姫』の続編『小春日和』が入ってたから買ったんだって。

カバー開いたところに

これで、トーン髪の可愛い子ちゃんが三下ぶりのマンガあったら、私のシュミの小箱的に完璧です…。

ってあって、「まさにそのとおりだ!」と。わたしもこれ、どれも好きだ。どれか選べと言われても選べない……。すげえ。やっぱネームがうまい。切実さが。

恋姫 門地かおり ビブロス

恋姫 (ビーボーイコミックス)

『恋姫』『蚊帳の外』『年下の男の子』『2元中継でお送りします。』『あとがき』収録。

『恋姫』は『告白の言葉のない国』みたいな雰囲気……この人達は文字どおり、そんな国に住んでるのかもな。あ、設定とかは全然違うんだけど。異次元(ってことにしとこう(^^;))の歌舞伎役者と戯作者もの。『蚊帳の外』はその続きなんだけど、ラストのネーム

誰が一体 蚊帳の外

ってのにかなりやられた。……ほんとにすごい。なるほど、これ読んだら『小春日和』も読みたくなるわな。

残り2本は別のでこれのスピンオフを先に読んでた。えらいトーンが違うなぁ(^^;)。

[]繋がりがなくなっていく 14:49 繋がりがなくなっていくを含むブックマーク 繋がりがなくなっていくのブックマークコメント

上記エントリで「人との繋がりで失敗を繰り返し」云々なんて書いた直後に、また失敗して人間関係を失っていたこと、さらにそれにしばらく(っていうかほんとはかなり長い間)気づいてなかったことに気づいてがっくり。しょうがないっちゃしょうがないね。わたしは自分の失敗をちゃんと取り返せなかったし、それは取り返そうとしてるようにも見えなかっただろうと思うから。

こわかったから。無能だって認定されるのが。

見捨てられるように自分が振る舞ってたんだもの。向こうから見てもそうだろうし、自分でもしょうがないと思う。

わたしはどっちかっていうと人との「縁」が薄い人間。実物のわたしを知る機会が増えるほど、離れていかれる確率は高くなる。無能で礼儀知らずだから。もともと人との「縁」が薄い人間は最低限の礼儀とかを人から教わる機会がなくなるから、さらに礼儀知らずになってって、よけい「縁」が薄くなる。

今は頭では思ってたほどへこたれてない。でもあとからじわじわきそう。あーあ。

[]オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎(著) 新潮社 20:19 オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎(著) 新潮社を含むブックマーク オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎(著) 新潮社のブックマークコメント

オーデュボンの祈り (新潮ミステリー倶楽部)

伊坂読むの初めて(^^;)。書評を楽しみにさせていただいてる某さんが、新刊の度に伊坂べた褒めなので「いつかどれか」と思ってたんだけど、図書館に行くとつい忘れてしまって(^^;)。

ちょっと読みにくかったけど、おもしろかった。こういう設定は嫌いじゃない(西澤保彦好きだもの、ここのくらいの設定では驚かない)。物語の途中で「あいつはこいつにやられる」「最悪はないな」「足りないものってたぶん……」なんてのはわかってしまった(そして予想どおりだった)んだけど、そこにどう持っていくのかに興味が惹かれた。わたしにとっての最大の謎は「不足してるもの」じゃなくて全体の「動機」だったなあ。なんかちょっとそのへんのバランスは悪いかもしれない。要素の重み、とか。

わたしは桜と似たようなこと、初めて原作の『ジャングル大帝』読んだとき思ったよ。中学のとき。「そこまでしてもらえるほど人間は信頼されうるものなのか?」って。

読みにくいのは誰がどのセリフを言ってるのかわかりづらい、絵が頭に浮かんでこないところ。みんなが同じ口調で喋ってるって感じがあった。キャラは立ってるなあと思うのに。

これ(2000年刊行)がほぼデビュー作らしいので、他の最近のも読みたい。

※物語の最後の方で「復讐」という言葉が出るのだけど、復讐は確かになされたなあと思ったよ、途中で。だって、結局ある人が陥るかも知れなかった「最悪の運命」を阻止することができたんだもの。復讐は復讐でも、「自分の運命」への復讐。

※※シャマランの『サイン』と収束のしかたが似てるか?すべてのできごとが一カ所にまとまっていく、そんな感じ。

*1:浦沢・長崎のおなかいっぱい組に向けての発言。さすがのダメ出し(笑)。

*2:……そう思うなら自分でも買えとも思う(^^;)。

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