日銀ETF買いが浮動株を減らしている模様。

今週のチャートは、ココ。

今週のTOPIX罫線は、陽線になりました。

定規で測ったかのような下値切り上げ型の三角保合なのですが、これは、主に日銀のETF買いによるものだと思われます。

日銀のような主体が株を支えると、株価が全体的に歪む、と、主張する人はいますし、歪むと言えばその通りなのですが、これが、アラビアのファンドが買えば、歪む、とは、言いません。しかし、もしも、このアラビアのファンドがかなり長期の間売却しなければ、そのファンドが買ってなかったころに比べれば歪むわけです。誰が買おうと歪むものは歪み、その歪みが結局は相場のうねりを作ることになります。

日銀がどんどん浮動株を吸い上げれば、当然、相場の需給は締まり、浮動株の減少は、小型株のような軽い値動きになる可能性を感じるわけです。結果、平均PER・PBRが上昇し、それより割安な銘柄にも買いの手が拡がってきます。徐々に資産インフレが進行して、いずれは消費に着火するでしょうが、問題は日銀の買い支えがいつまであるのか?にかかっていますし、その量も拡大傾向がしばらく続く必要があります。

つまり、株価を支えることに、果たして、いつまで批判が少なく続けることができるのか?それが問題です。今月末の日銀政策決定会合には期待するものはあまりないとは思いますが、日銀がかなりのETF買いの増額を打ち出してきたら、起爆剤になるかもしれません。

その場合、チャートの形状からして、急激な上昇も考えておく必要があると思います。そして、さらに、その先には急激な下落もあるはずです。

投資家にとって、面白い期間の到来を告げるものになるかもしれませんが、対処の変更は、少なくとも、この三角保合を↑にブレイクしてから考えようと思っています。

良い週末を。

Hey Ho(SEKAI NO OWARI
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