あいつとあいつのお話。

最近、僕ぐずぐずしてます。

どこかで、自分なりに旅のゴールを見つけていて、それでも、まだ行ってみたい国はある、、、ジレンマ。

最近の僕は、だめだめだ。

僕には会いたい人がいる。

大切にしたい人がいる。

その人の影響ははかりしれない。

悲しそうな顔をすれば、飛んで帰りたい。

楽しそうな顔をすれば、安心して旅を続けられる。

その人の一挙一動は僕のモチベーションを大幅に上げ下げする。

でもその人が、とてつもなく大切なんだ。。。



くさいこと言ってしまいました。

なんとなく、いや言わなきゃいけない気がしたんだ。


ということで。

今日はあいつの話をしようと思う。

僕の旅の一番の親友。

個性的な表現力と卓越した才能で周囲のものに?マークを必然的に与え続ける男。
初見は平凡でありながらも、内面にアーティスティックさと不可思議さを双持する男。
ギャルとセックスと合コンを敬遠し続けながらも青春時代を音楽で謳歌し続ける男。

ナオト ハニブチ。
彼が僕に与えた影響は計り知れない。
彼の魅力は僕に新しいアイディアを発掘させてくれる。

僕は彼が大好きだ。

最初に会ったのはインド。

ちょっと待った。。

今クスコで書いているのだが、ふとハニちゃんと会いそうな気がした。

そしたら今この一瞬、帰ってきた。

驚愕。

しかも頭が痛いと蹌踉けながら帰ってきた。足下ふらふらで、宿の人間を一気に騒動に巻き込み始めた。

さすが。

彼はそういう星のもとに生まれたのだろう。

とことん人を惹き付ける男だ。

もちろん彼を嫌悪する人間もいるだろう。 
しかし、そんな人間僕も嫌いだ。

彼は、僕と似ている。 
でも生きてきた環境も生活スタイルも全く違う。
端的に言えば
彼は自分の内面を、僕は社会への外面を研磨し生きてきた。

しかし、お互い必死に生きてきた、気がする。
自分と闘いながら生きてきた。 そんな気がする。

もちろん万物皆、生きるのに必死だが、闘い方が似ていた気がするのだ。

話を出会えた時に戻せば、インドはコルカタ、パラゴンの二階フロアだった。

僕が部屋をでると、ちょうど、旅人が集まってエクスタシーを共鳴してる時だった。

そこにスキンヘッドで体格は恐ろしくひょろい、ぬらりひょんが体を揺れ動かしながら僕を見た。

ハニちゃんだ。

その後、コルカタ、バラナシと出会いを重ね、少しずつぬらりひょんが凡才な能力を使い始めた。

ハニ撮り。(写真)

ハニ吸い。(煙草)

ハニ食い。(麺類)

これらは僕が勝手につけた彼の行動ネームだが、その威力は凄まじい。

また、彼が話す事は、僕にとって初めて知る事ばかりで、興味をそそられた。

再会したのはトルコだった。僕がネパールからメールで会おうというと、本当に待っていてくれたのだ。

その後のアルメニアやイランではお互いをよく知り合うことができた。

今に至るまでの旅程で彼は欠かせない存在になっていた。

これからの彼の生きる道に、僕は少なからず関わりたい。
もちろんそれは、僕の生きる道にも関わって欲しいという願いもある。

ハニちゃんのことを書いたのは、あくまで自分のため。
ハニちゃんがしてくれた事、与えてくれたものを忘れないために書いたのだ。

ハニちゃん、今までありがとう。
これからもよろしくね。

ハニちゃんは、こんなかわいらしい言葉が嫌いだが、僕は案外好きだ。

人に感謝したいとき、『ありがとう』以上の謝辞はない。
人と共に生きたいとき、『よろしく』以上の願辞はない。



今回はこんな身の毛もよだつ、くっさい文章ですみません。


最後に。

最近のだめだめな僕のケツを叩くのは
僕の大切なあの人以外にはあり得ない。

なんだか今日の月は葉っぱのように美しい。

よろしくね。