法政大:福島空港飛行訓練、来年度撤退 委託業者変更で /福島

法政大:福島空港飛行訓練、来年度撤退 委託業者変更で /福島

 県は14日の県議会商労文教委員会で、福島空港で学生の飛行訓練を行っていた法政大が来年度、同空港から撤退することを明らかにした。訓練の委託業者を変更することに伴う措置で、県空港交流課は「大学と民間業者の契約上の問題であり、福島空港に問題があるわけではない」と説明した。

 法大は08年、航空操縦学専修を創設。同空港を拠点の一つとする業者に委託し、現在1〜2年生約50人が訓練を受けている。新たに来年度以降の入札をしたところ、埼玉県の飛行場を拠点とする別の業者が落札したという。

 県には法大から、着陸料と土地賃料で今年度計117万円が支払われているほか、福島空港ビルにも教室の賃料収入がある。同委では、来年度にドクターヘリ操縦の専門課程を創設予定の帝京大が、訓練の一部を同空港で行うことを検討していることも報告された。