大山寺旧境内おひろめウオークが、2016(平成28)年8月12日開催されます。

 「大山寺旧境内は、平成28年6月18日に、国の史跡に指定するよう答申されました。これにより、今秋頃に国史跡に指定される見込みとなりました。(研修会資料より)」
 大山寺旧境内おひろめウオークの研修会が、2016(平成28)年8月4日に行われました。
先生は、大山町教育委員会、研修生は、大山町ガイドボランティアの会です。
その様子を紹介します。
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まず、大山寺旧境内おひろめウオーク 案内パンフレットより
開催日:8月12日(金)
定員:75名限定 *要事前申し込み
見学コース:全長 約6km
大山寺旧境内を西から東まで満喫!
集合場所:博労座駐車場(大山町大山)
集合時間:午前8時45分
開始・スタート:午前9時〜 (少雨決行)
[申込み先・お問い合わせ先]
大山町教育委員会事務局 人権・社会教育課 文化財
電話 0859−54−5212 FAX0959−54−5217
電子メール bunkazai@daisen.jp
*定員になり次第、募集を締め切ります。
主催:大山町・大山町教育委員会・大山公民館
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(参考)
8月11日の「山の日」と、12日、13日にかけて、大山で、ほかのイベントがあります。
大山町観光ページ daisen-Dclub を見てください。
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 大山寺旧境内おひろめウオークのコースから。
下の写真をクリックし、オリジナルサイズにすると、コース図が拡大されます。
コースの行きは、青の点線で、帰りは赤の点線です。
図の四角い区画の中に数字が書かれていますが、これは、地形の平坦部分で、僧坊跡とか、堂などがあったと考えられる所です。ウオーク当日、参加者はこの地図をもらいます。
現場には、ところどころに、この数字を書いたものを設置するそうです。

下の写真は、大山寺橋を渡って、登山道に向かう、階段のところです。スギの木立の中に、
55,56,57,58の平担部があります。ここは洪水で流された残りの部分で、実際は大山寺橋駐車場あたりまで平坦部があったと考えられています。

下の写真は、胴明院。この門は、棟門(むなもん)と言われています。塀に連続して作られた奥行きの短いことが特徴です。

下の写真は、石の大鳥居から西地区僧坊跡に入っていくところ。
この辺りは、中世の僧坊跡と考えられでいます。中世の僧坊跡は、区画の周囲が、土塁で構成され、石垣を持たない、のが特徴です。一方、近世になると、石垣が作られてきます。阿弥陀堂に近づくと、石垣が見られるようになります。

下の写真は、僧坊跡を歩いているところ。道は草刈されています。

下の写真は、僧兵コースの「利生水」のところの平地です。
ここは、古常行堂のあったところの推定地です。あずまやの先に、かなり広い平坦部があります。
その平坦部から、あずまやを見ています。

大神山神社参道を通る、運搬車。西楽院跡地の山の中を草刈し、その草を運んでいる運搬車です。

下の写真は、西楽院跡の、通用口へ向かう道です。銅の鳥居から入ります。写真の奥に鳥居があります。

西楽院跡地から、大神山神社側の石垣を見ています。

下山神社から、治山道路へ向かう道から、下方向に、西楽院跡を見ています。写真左側に、先ほどの石垣があります。

下の写真は、寂静山地区の道です。

終わりに
研修会は、実際は、3回実施されました。1回の研修では、追いつけません。
見どころは、西楽院跡だと思います。広い敷地が草刈してあります。
8月12日は、とっても暑いと予報されています。水をしっかり持って出かけていただきたいと思います。
暑い盛りを過ぎて、秋にもこのイベントを開催してほしいです。
せっかく草刈をしてあるところを時期を変えて通ってみたいと思っています。
遅くとも、来年5月いっぱい頃までが、草も大きくならず、見通しも効き、今まで見えなかったもの見えると思います。