3月7日 目の前のコゲラ

層雲峡の流星銀河の滝へいってきました。銀河の滝は一部とけているものの、まだ凍っています。流星の滝は、こころなしか凍結部分が減り、水量が多くなったような気がします。

そんな流星の滝河畔の木に、2羽のコゲラがいました。私の目の前にやってきて、一心不乱に木を突いています。餌を採っているようです。

コゲラは小柄な上に、うまい具合に森の木々と同化するような羽色をしていてわかりにくいですが、ギィーギィーと木戸が軋むような声で鳴きくので、その音の発信源を探すと見つかります。
下の写真の中に2羽のコゲラがいます。皆さんはどこにいるかわかりますか?

目の前にいるコゲラをじっくり観察してみました。
綺麗な縞模様、意外とふさふさしている羽毛、か細い足なのに逆上がりのような体勢でしっかりと枝を掴む様子、風でなびいてベッカムヘアのようになった頭の毛、などなど。

見れば見るほどめんこいコゲラ。しばらくするとギィーギィーと鳴いて2羽一緒に飛んで行きました。

まだまだ雪が降り氷点下の日々が続く層雲峡。しかし、国道沿いのヤナギの芽が膨らみつつあり、春の足音も少しですが聞こえてきています。

photo/ケン・木守
文/木守