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北の楽園大雪山日記

2012-06-23

6月23日 クマゲラの思い出

クマゲラは自然の中で、いろいろな姿や表情を見せてくれます。

それは子育ての場面だったり、餌を採っている場面だったり、求愛の場面だったり、ねぐらにもどる瞬間だったり。

先日、クマゲラが餌を採っている時の写真を知り合いからいただきました。草むらから顔を出している様子が何ともコミカルです。黒と赤の頭だけ見ると、まるでタンチョウヅルのよう!

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ふたつの切り株間でいったりきたりして餌を採っています。

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森の中でクマゲラに出会うと、絶妙なバランスで成り立つ森の仕組みや森林におけるクマゲラの役割などを、ちょっぴり垣間見ることができます。

クマゲラは木の中にいるアリやカミキリムシの幼虫などを探して餌にします。そのために、木をコンコンコンと穴を開けたり樹皮をはがしたりして餌を探します。アリや幼虫は、立ち木に限らず、人間が伐採した切り株にもいて、クマゲラは巧みに餌を探し出します。クマゲラが生きていくためには、大きな木も小さな木も、立ち木も切り株も、生きている木も枯れた木も必要なのです。クマゲラのいる森は、それだけ多種多様な自然があるという指標にもなります。

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f:id:daisetsuzan:20120623172643g:image採餌した切り株に残されたフン

ところで、クマゲラは木に穴を開けるのでマイナスなイメージをもつかもしれませんが、森を守る役目もあります。

木の中にいるカミキリムシの幼虫などを食べるので、林業的な被害も広がらずにすみます。

また木に穴を穿ち、芯が腐った木などが倒れるのを促進することで、森の中に太陽の光を取り込むという役目も果たしています。それは、森の再生につながっていきます。

今年は多くのクマゲラと出会いました。思い出もたくさん!クマゲラとの出会いは、森を大事にしたいという気持ちも芽生えさせてくれます。

ph/チーホ、ケン

文/木守

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