7月13日 大雪山はおおにぎわい!
3連休初日の今日の大雪山は、たくさんの登山客でにぎわっていました。
黒岳の頂上や石室にも人がいっぱい!テント場にはカラフルなテントでいっぱい!
北鎮岳に今時期に現れる「ハクチョウとチドリの雪渓」もばっちりわかりますね。
現在の赤石川の様子です。
雪解けが進み、少しずつ赤石川の流れが見え始めてきました。
まだ雪渓の上を渡る状況ですが、雪解けが進むと川を渡渉することになります。
それにしても、この日本離れしたような雪渓!今年は暑い夏ですが、この景色を見ているだけでひんやりとした山の空気感が伝わってきますね。
赤石川の先、美ヶ原も雪で覆われていますが、登山道も現れています。
北海岳へのとっかかりは、まだまだ雪。
登山道の雪がとけたところには、順次、パトロールの方々が、ロープをはっていってくださっています。
もしかしたら、ロープなんてない山の方が良いのかもしれませんね。
でも、ロープをはる必要がある、というのは、どういうことか、ということです。
登山道が歩きにくいからと、登山者がどんどん登山道外の植生を踏んで歩いた結果、ほかにも、けもの道のような道ができています。
そのようなことが増えた結果、本来の登山道以外に何本も道ができてしまっています。
そこでロープが必要になってくるのですね。
登山道がぐちゃぐちゃだからといって、ロープの外を歩かないようにしてくださいね。
この大雪山の高山植物たちは、厳しい環境で生きているが故に非常にデリケートで、ひとたび踏まれてしまうと、なかなか植生が回復しにくいものです。今は綺麗な花々を愛でることができていますが、それらが見られなくなってしまうのは悲しいです。
ルールとモラルを持って山を楽しんでいきましょう!
photo/ ダブルチェックおじさん
文/木守りりんご