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北の楽園大雪山日記

2013-10-04

10月4日 層雲峡クマゲラの森 署名活動について

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層雲峡にはクマゲラが生息するだけの素晴らしい自然がまだ残されています。

しかし、その生息地は次第に失われつつあります。

閉校になった層雲峡小学校(現在、層雲峡・大雪山写真ミュージアム)の森にはクマゲラが数十年もの間、代々棲んでいました。

その森に、砂防工事の話が浮上しました。小さな沢の上部には、不安定な土砂や崖から落ちた巨石があること、小さな規模の降雨でも土砂や巨石が流出するので、砂防施設を設置し、周辺施設と石狩川への土石流の流出防止を図ることが目的です。

日本全国で報じられているように、気候の変化はここ層雲峡でも感じられ、今年などは連続した大雨の影響か、層雲峡周辺の崖が崩れることがありました。もともと層雲峡は、柱状節理や奇岩に囲まれた峡谷にあります。層雲峡の砂防工事は、地域住民や観光客を守るためには必要な対策工事といえます。

この工事の話を地元の私たちがきいたのは2007年のことです。その時から、クマゲラの生息場所であるこの森を守りたくて、砂防工事を行う際は、クマゲラ等希少生物に配慮してほしい旨の要望書を環境省、上川町、北海道開発局等へ提出していました。

その後、さらに地元の意思を伝えるために2010年からは署名を集め始めました。最初は地元住民だけの十数名からはじまった署名でしたが、ペンション山の上のホームページで呼びかけたり、館内に署名用紙を設置したり、黒岳ロープウェイなどでも設置させていただきまして、全国各地から合計4375名の署名が集まりました。(2013年10月2日付)

層雲峡へ昔来たことがあり、「その層雲峡の自然の為なら」、と署名を集めてくださった方がいたり、層雲峡へ来たことのないような遠方の方から心温まるお手紙とともに署名をいただいたり、ペンション山の上へご宿泊される常連のお客様が、職場で集めてくださった署名をもって来てくださったり・・・。それはそれは大変暖かいご協力の下で、活動を続けてきました。

皆様からの想いがつまった署名は、責任をもって砂防工事に関係する上川町と北海道開発局 旭川開発建設部各所へ要望書とともに届けました。

署名活動を行っている間、工事に関して、数回話し合いがもたれ、周辺環境やクマゲラ等希少生物に配慮する設計や工事期間を検討してもらいました。

2013年10月2日、この工事についての住民説明会があり、周辺の自然環境に配慮しながら工事をはじめる旨の説明がありました。

この砂防工事を行っている間は、おそらくクマゲラはびっくりして、この森には来なくなるのではないかと私は思います。しかし、クマゲラが戻ってこられるような大木や採餌用の木、連続した森林帯等を残せば、工事が終わったあと、またいつか戻ってきてくれることを信じています。

皆様からの署名には、いつも励まされました。感謝の気持ちでいっぱいです。

このクマゲラのすむ森を守る活動は、この署名活動の終わりとともに終わるわけではありません。

砂防工事が、きちんと周辺環境やクマゲラ等希少生物に配慮したものになるか、最後まで見守り続けていかなければなりません。

工事の途中経過等とあわせて、時々このホームページ上でご報告させていただきたいと思います。

皆様からの関心や見守り続ける目が必要です。続けてご協力いただけると幸いです。

これからも、クマゲラがのびのびと羽ばたける層雲峡であるために、どうぞこれからも暖かく見守ってください。そして、素晴らしい自然が残る層雲峡へ、クマゲラに会いに来てください。

応援をしていただきました皆様、署名にご協力くださいました皆様、本当にどうもありがとうございました!

署名活動は終わりますが、現在集めていらっしゃるものは、もちろん受け付けております。

責任をもって最後までお届けします!ご協力ありがとうございます!!

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ペンション山の上 

  オーナー、木守りりんご

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