そこにある輝き

赤ペンP

毎回毎回、うならされてしまうんだよなぁ。このお方には。


「これはよいはるちは」の一言が思わず出てきそうになるわけで。
うん、それも間違いじゃないんだけど。
その上でもう一つ思うのは、日常感の在り様とでもいえばいいのだろうか。
自分達の生活の延長線上にだって、こういう温かさがありえるんだなぁと。


新聞も読むし、テレビも観るし、コンビニにも行く。
うん、当たり前にそんな生活をしてるんだけどさ。
そんな普段の何気ない一コマの中にも、想いってのはあるんだよね。
いつの間にか当たり前すぎて忘れちゃったりするんだけど。
ああ、リアリティをないがしろにして生きてんのは、
むしろリアル側にいる自分の方なのかもしれないなぁ、なんて思ったり。


そう思わされた一つの理由は、作品における時間のあり方なのかなと。
二人の軌跡をなぞり、二人の思いが途切れることなく積み重なったことを描いているから。
最後のシーンを観てて、ただただ頷くばかりになっちゃう。
言ってみりゃベタな話かもしれない。予定調和かもしれない。
でもね、ベタをちゃんとベタに作って、それで満足させられちゃうものがある。
そんなこの作品にある日常の中の輝きが眩しくって。
やられたなぁ、などと思った次第。


二人にはただただ良かったね!と思いつつ。
一人の見る専としてはひたすらうなるしかないのでした。


まぁそんなことを思いつつも、単純にマックの前で
ぼやき顔してる千早がたまらなく好きだったりもするのですがw