久々にWindows上にRubyとRails環境を作ってみる

インストールしたバージョンは次の通り。

RubyのインストールとRailsのインストールを2つの段階に分けて考える。まずはRubyから。

ActiveScriptRubyのインストール

http://arton.hp.infoseek.co.jp/indexj.htmlから最新版のActiveRuby.msi(現時点では1.8.6(111))を入手。デフォルトの設定でインストール。手元の環境はWindowsXP

インストールが完了したら、「スタート」→「すべてのプログラム」→「Ruby 1.8」→「ruby console」を開く。
コマンドプロンプトが開くので「ruby -v」と入力してEnterキーを押す。

Microsoft Windows XP [Version 5.1.2600]
(C) Copyright 1985-2001 Microsoft Corp.

C:\Program Files\ruby-1.8\bin>ruby -v
ruby 1.8.6 (2007-09-24 patchlevel 111) [i386-mswin32]

C:\Program Files\ruby-1.8\bin>

上記のようにrubyのバージョンが表示されればインストールは成功している。これでRubyのインストールは完了。ここまでは特に難しいことはないと思う。

Railsのインストール

Rubyのインストールは上のように簡単なのだけど、Railsはいくつかの手順が必要。以下では上記手順でActiveScriptRubyがインストール済みであることを前提とする。

まずRubyGemsをインストール。

(追記:ActiveScriptRubyには最初からRubyGemsが入っています。よって以下の手順は不要でした。ただし書き手順で最新版のRubyGemsを入れても問題はありません。またこちらの手順でRubyGemsを更新することもできます。)

http://rubyforge.org/frs/?group_id=126&release_id=17305から現時点の最新版rubygems-1.0.1.tgzをダウンロードしてきて解凍(Windowsの人にはzipのほうがありがたい気がするけど、1.0.1にはzipがないですね)。

  • rubygems-1.0.1.tgz を解凍(解凍レンジとかで)
  • setup.rb を実行(通常はダブルクリック)

これでRubyGemsのインストールは完了。

>gem -v
1.0.1
次にRailsをインストール。

コマンドプロンプトで「gem install rails」と打つとインストールが始まる。gemをする場合、作業ディレクトリはどこでも構いません。数分で次のようなメッセージが表示されて完了。

>gem install rails
Successfully installed activesupport-2.0.2
Successfully installed activerecord-2.0.2
Successfully installed actionpack-2.0.2
Successfully installed actionmailer-2.0.2
Successfully installed activeresource-2.0.2
Successfully installed rails-2.0.2
6 gems installed
Installing ri documentation for activesupport-2.0.2...
Installing ri documentation for activerecord-2.0.2...
Installing ri documentation for actionpack-2.0.2...
Installing ri documentation for actionmailer-2.0.2...
Installing ri documentation for activeresource-2.0.2...
Installing RDoc documentation for activesupport-2.0.2...
Installing RDoc documentation for activerecord-2.0.2...
Installing RDoc documentation for actionpack-2.0.2...
Installing RDoc documentation for actionmailer-2.0.2...
Installing RDoc documentation for activeresource-2.0.2...

一応確認してみましょう。

>rails -v
Rails 2.0.2

Railsのインストールはこれで完了。RailsにはDBが必要なので、次にDBまわりの環境を整えておく。

SQLite3のインストール。

DBでお手軽なのは、なんといってもSQLite3。Rails 2.0.2からはSQLite3がデフォルトとなった。(勢いがありますね。それもこの便利さ故でしょう。)

SQLite Download Pageから現時点の最新版であるsqlitedll-3_5_4.zipとsqlite-3_5_4.zipをダウンロードします。Windows用のdllとexeが入っているので、どちらも解凍して、この2つのファイル(sqlite3.dllとsqlite3.exe)をRubyの実行ファイルがあるディレクトリにコピーする。デフォルトでは「C:\Program Files\ruby-1.8\bin」。

次に、Rubyからsqlie3を扱うためのライブラリsqlite3-rubyをgemでインストールする。

>gem install sqlite3-ruby
Successfully installed sqlite3-ruby-1.2.1-x86-mswin32
1 gem installed
Installing ri documentation for sqlite3-ruby-1.2.1-x86-mswin32...
Installing RDoc documentation for sqlite3-ruby-1.2.1-x86-mswin32...

上記のようなメッセージが表示されればインストールは完了。