文化庁からの支援金等の適正な使用について

文化庁からの支援金を不正に受給していた団体があったというニュースが先日報じられた。それに対して文化庁では、芸術団体等に対して支援金等の適正な使用及び不正行為等を行った芸術団体等の応募制限を定めたことを通知した。
文化庁からの支援金等の適正な使用について
http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/josei/shienkin_shiyou.html
文化庁ホームページにはこう記されている。“不正行為は、芸術団体等全般に対する国民の期待や信頼を失わせ、ひいては文化芸術への支援等の在り方まで問われかねません。支援金等は国民の貴重な税金です。適正な使用をお願いします”
わが国では、欧米等に比較して支援体制や支給金額の脆弱さが指摘されるものの公・民合わせかなりな金額の助成金が芸術文化のために投じられている。文化庁絡みでは、どこの団体にいくら支給されたかに関して、本年度からは従来からの日本芸術文化振興会芸術文化振興基金に加え重点支援事業(文化芸術振興費補助金)に対しても支給予定額が採択決定発表時に公表されるようになるなどガラス張りになりつつある。この流れでは、何にいくら使われたかもより具体的に追及されていくようになるのも致し方ないのだろう。いずれにせよ助成金の適切な活用を望みたいところ。