頭をかかえる事態
今日のダーウィンセミナーでは、3人の発表者がいて、そのうちの一人の話がゲーム理論のハナシだった。説明が早くて、ゲーム理論の初心者には、何をやっているかもさっぱりわからない。(協力行動が血縁なしでどういうときに進化するか?というモデル)
さーっぱり分からないままでの帰り道、D3*1のKさんが、私に分からないところを聞いてくるが、私もまた分からず。S先生にそのまま振ったところ、いろいろと丁寧に解説してくださった。その会話の途中の事。
「いや、あれは、僕の仕事なんですけど?」「Nature載ったんだよ?」
ううう。申し訳ありません。指導教官のNature知らないのはいくらなんでも…。ゴメンなさい。ゲーム理論についぞ興味がなく…。自分の世間?知らずに頭を抱えてしまった。
「一日にモデルを三つくらい考えるつもりでやるといいよ」
指導教官のS先生に、「先生とお話ししていると、自分はモデルを作るということをほとんど考えたことがなかったんだなぁ、と思うんです」と言ったところ、そういう返答をいただきました。先生曰く、「100個考えたうち1つくらいしかいいものは出来ないから、1日に3つくらいモデルを考えるのがいいよ。既存のモデルを改変することは出来るけど、新しいモデルを作れる人はすくない。それ(改変)じゃああんまり新しいことは出来ない。論文を読むときも、著者が言いたいこととは全く関係ないところに線が入っていたりするから、著者は悲しむだろうね(笑)」
なるほど。「1日3つなんて絶対無理!」と一瞬思いましたが、そもそもやってみたことがないんだから、無理かどうかも分からないよなぁ。一番大事だなぁと思ったことは、毎日そういう気持ちで研究したらすごく幸せでいられそうだということでした。自由でいいな、と思います。
職場の上司に「あなたは何でも遅いよ。」と言われました。
続いて、「でもそれがあなたの個性だ。僕たちとは(もう一人の上司)違う」と。
そうなのか。。。知らなかった。そう言われてみればそうかもしれない。しかし、個性なのは良いとして、それってどうやって生かせばいいんだろう、か?この回転の速い社会について行けない感じがしますよねぇ。。。遅いからといって着実なわけではないしねぇ。。。はてはて。