2009-01-31 服の持ち主の能力を得る特異体質少女
■[少年ジャンプ]おおめ裕一『未来(みく)ちゃん旋風』
- 出版社/メーカー: 集英社
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連載:『月刊少年ジャンプ』(1992-1993年)
単行本:集英社ジャンプコミックス(1992-1993年) 全2巻
『月刊少年ジャンプ』にて連載された作品。当初は読切シリーズとして三編にわたって描かれ、その後に微妙に年齢設定等を変えた上で連載化した(読切版は全て2巻の巻末に収録)。作者のおおめ裕一にとっては、おそらくこれが唯一の単行本作品であり、他にどのような作品を描いていたのかは、残念ながら不明。
主人公は、14歳の中学生・北原省吾。彼の父親は空手登場の主であり、彼はその父の再婚により、同い年の少女・未来(みく)と兄妹の関係となる。彼女は「服を着ることで、その服の持ち主の能力を得る」という特異体質であり、省吾の近辺で巻き起こる様々な事件に対して、彼女が様々な服へと着替えつつ、その能力を使って立ち向かっていく姿が描かれる。
上記の展開と掲載誌から想像出来る通り、典型的な「ちょいエロ漫画」である。当初は未来の着替えを中心として披露されていたお色気シーンは、途中から「相手と裸で抱き合うことで直接能力を得る」という設定も加わったことで、更に過激さを増していく。
未来が挑戦する種目は、空手、柔道、バスケなど多岐に及んでいるが、第4話では同じクラスで金持ちの令嬢である花房冴子と「1ポイント取られるごとに服を一枚脱ぐ」というルールでテニス対決するという展開が描かれる。試合の場面自体は短いが、少ないコマ数でそれなりに躍動的な動作を表現出来ており、月ジャンのエロコメ漫画にしては十分な描写と言える。
設定も面白いし、少年誌的としてはエロさも十分なので、もう少し人気が出ても良さそうな作品だと思うのだが、あえなく僅か9話で打ち切られてしまった。ヒロインを際立たせるためとはいえ、主人公がルックス的にもキャラ的にも情けなさすぎたのが、不人気の一因だろうか。あとは、上記の冴子や、2話で登場するサキ&お竜、そして6話で登場する玲といったゲストヒロイン達を再登場させることで有効活用すれば、もう少し話としても盛り上がったのかもしれない。そう考えると、色々な意味で惜しい作品だと思う。
■[【雑談】]掲載誌&作者情報について
これまでの私のレビュー記事を読んでもらえば分かりますが、私の記事は基本的に第一段落が「掲載誌&作者に関する情報」、第二段落が「基本的なあらすじ」、そして第三段落以降で「感想、特徴、見どころ、難点、テニス描写の傾向、etc.」というパターンで書いてます。
このうち、一番最初の掲載誌&作者情報に関しては、作品の魅力そのものを語る上では不要、と考える人もいるかもしれません。しかし、私はどんな作品も、その作品が描かれた時代背景を無視してその価値を論じることは出来ないと考えていますので、「どんな時代の、どんな人々を対象として描かれた作品なのか?」ということを理解する上で最低限必要な情報だけは、分かる範囲で掲載しておきたいと思っています。
ただ、データベースとして活用してもらうためには、本来ならば連載期間の号数まで記載するのが筋なのですが、そこまで正確な情報を求めている人も少ないでしょうから、単行本化されている作品に関しては、掲載年のみの記載に止めています(雑誌に関する詳細な情報は、雑誌系のデータベースサイトさんに任せる、という方向で)。
一方、作者情報に関しては、必ずしも必要ではないと私も思います。ただ、作者名だけ聞いてもピンとこない人に対して「あぁ、あの作品を描いてた人か」と思い出させて興味を持ってもらうという効果と、「この人の他の作品が読みたい」と思った人に対しての参考資料としての意義を考えて掲載しています。もっとも、その「関連作品」の方で検索してウチのブログに来てしまう人もおり、それらの人々に対しては、「ごめん、その作品の情報はウチじゃ扱ってないんだよ」と、申し訳ない気持ちにさせられる訳ですが。
■[【リンク先紹介】]Melody Prince
(この記事は、2010年8月2日の時点で改変されています)
Melody Princeは、so-netの自作SNS機能を利用して作成された「テニスの王子様ファン専用のSNS」です。基本的にはmixiとほぼ同じ形式ですが、参加に関して年齢制限が無い、ニュース記事が無い、SNS内日記と外部ブログの併用が可能、などといった違いがあります。
かつてはSo-net SNSで運営しておりましたが、2010年6月のSo-netのSNS事業からの撤退に伴い、PEOPLEに移籍しました。そして現在は(なぜか)私が二代目管理人を務めています。比較的少人数の細々とした規模で「あまり人前では語れないようなテニプリの話題」を楽しんでいます。たまにオフ会(カラオケなど)もやってます。
現在はオープン期間中ですので、私のテニプリ関連のマニアックな考察記事が読みたい方は、ぜひ御参加下さい(もっとも、最近はネタ切れ気味ですが)。
