テニス漫画レビュー

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2010-06-19 大物少女漫画家の世紀のご乱心?

[]井沢満(原作)/いがらしゆみこ(漫画)『ぼくのブラジャーアイランド』

連載:『月刊少年マガジン』(1987年)

単行本:講談社マガジンKC(1987年) 全1巻


 『キャンディ・キャンディ』(原作・水木杏子)で有名な少女漫画家いがらしゆみこと、脚本家・作家・作詞家でもある井沢満が『月刊少年マガジン』にて描いた作品。なお、この二人の合作としては本作品以前に『ジョージィ!』(アニメ版のタイトルは『レディ・ジョージィ』)がある。

 主人公は中学浪人生の森田ゲン。沖縄の海でエロ本に囲まれて遊びほうけていた彼が、竜巻に巻き込まれて辿り着いた島で、テニスに興じている美少女・伴津(ぱんつ)モモを発見するところから物語は始まる。その島は、世界的下着メーカーP&Bの下着の試着のために世界中からモデルとして集められた美少女達の住む島・ブラジャーアイランドであった……、という物語。

 この設定を読むだけでも(色々な意味で)かなりヒドい話だということは分かってもらえるだろう。ちょいエロ全盛期の月マガという時代性を考慮したとしても、あまりにアホすぎる設定とネーミングには、苦笑せざるを得ない。なお、ブラジャーアイランドの隣にはパンティーアイランドという島もあり、ある程度の年齢以上になるとそちらに移るらしい(どうでもいい)。

 テニス描写に関しては、冒頭で数頁にわたってテニスウェア姿のモモが登場するのみで、具体的な「テニスの場面」は存在しない。また、そのテニスウェアにしても、(いくら物語的に下着を強調する必要があったとはいえ)露骨にワカメちゃん状態の超ミニスコートで、さすがに閉口させられる。

 ただ、さすがに「女の子の可愛さ」に関しては、同時代の同誌の他作品と比べても群を抜いている。というか、「キャンディ・キャンディのいがらしゆみこ」が、このような漫画を描いていたという事実だけでも十分に驚愕に値するし、彼女の描く美少女達が「エレクトする」などと発言している描写自体が、ある意味で独特のエロスを生み出しているとも言えるのだが、さすがに内容が内容だけに、万人にお薦め出来る作品とは言えない。

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