高尾山の紅葉はまだ早かった

このところまったく運動らしい運動をしていない。
食べて飲んでばかりの不健康な毎日なので、少しは体を動かすようにと神の声(おかみさんネ!)が響き、朝一番で握り飯を持って高尾山に出かけた。
朝5時半に車で家を出ると1時間で高尾山口に着いた。東名も圏央道も空いていて、まさに、あっという間だった。
すでに登山客がちらほらいる。でも朝早いので駐車場はがらがらだった(一日1000円)。
定番のコンクリートで固められた1号路を息を切らせて歩く。
木々の梢から指す朝日が気持ち良い。
頂上から見えた富士山は雲間から白い頭を少し出すだけだったが、朝の空気は澄んだ秋の匂いがした。

売店はまだ開店前で、ベンチで休憩しているとすぐ後ろに懐かしいお国言葉を話す老夫婦がいた。
声をかけると孫の七五三で秋田から来ていて昨日無事お祝い行事が終わったので
今日帰る前に高尾山に登りに来ているということだった。
東北のなまり言葉は温かく、ほのぼのと心が和らぐ。
6号路を登ってきてとても気持ちよかったというので、
下りは6号路を下りたかったが紅葉見物の混雑緩和で登りだけの一方通行になっていた。
代わりに林の中の3号路から2号路を通り琵琶滝を経てロープウェイとリフト乗り場の清滝駅まで歩いた。

(紅葉はちらほら状態)

(琵琶滝)

(まるで白雪姫の七人の小人を思わせる洋風お地蔵さん群)
10時過ぎに下りてくるとあたりは大混雑。すでに切符売り場は長蛇の列だ。
乗り物運賃はどちらも同じ片道480円だった。
駅からは大勢の人が歩いてくる。まさに大群だ。家族連れや高齢者も多い。

帰宅は正午少し回った時間だった。これなら気軽に行ける。
紅葉には少し早すぎたので、もう一度11月になってから来てみよう。
次は人気の6号路を登りたい。