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二流を目指す伊達雅輝の三流レーサー日記

2011-09-17(土)

RESPOグリースでチューンアップ

9月10日に届いたヒルクライムの決戦用リアホイール、Shimano WH-7850-C24-TUのハブを分解し、グリースを入れ替える。

まだ新品であるが、同日のちょっとした試走で「軽い」と感じたものの、以前使っていたFH-7700での経験からハブ(FH-7850)の回転の良さはもっと向上すると確信したからだ。


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まず、反フリーホイール側のロックナットを六角レンチと17mmのハブスパナを使い、緩める。


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ロックナットが外れる。


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手で回して玉押し/ダストキャップを外す。


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中にシールリングが現れる。


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フリーホイール側からアクスルを引き抜く。


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反フリーホイール側のボールベアリング(13個)はリテーナーに収まっている。


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対してフリー側はバラ玉(13個)だ。


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取り外した部品からグリースをふき取る。高い精度が要求される部品だ。


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中もきれいにする。


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反フリーホイール側のシールリングを取り外す。ちょっと神経を使ったが、思ったより簡単にはずれた。


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リテーナーに収まったベアリング。


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グリースをふき取る。



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さあ、いよいよRESPOグリースの出番。たっぷりと注入する。


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グリースにRESPOマシンスプレーを混ぜ、潤滑性能の向上を狙う。


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装着したベアリングの上にも同様にグリースとスプレーを塗る。


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フリーホイール側はバラ玉なので数をしっかり確認。


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アクスルを戻し、玉当たりを調整しながらロックナットを締める。

玉当たりは微妙な調整が必要で、締め付け過ぎると抵抗となる。緩すぎればガタが出る。

六角レンチを使うのでFH-7700に比べ格段に作業しやすくなったが、最新のFH-7900の場合は機構を見直し根本的に玉当たり調整が簡単になっているらしい。

とはいっても、作業頻度は少ないので現状で十分、満足だ。


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玉当たりの調整が済んだら、最後にトルクレンチを使い規定トルク(15-20N-m)で締める。


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スプロケのロックリングもトルクレンチで締める。



RESPOグリースに替えた結果は「よく回る」。手で回したときのスムーズさがやっぱり違う。

アクスルの両端を手で持って回すと、手に伝わってくる滑らかさが分かるのだ。


「よく回る」のが事実であることを客観的に証明してみようと、グリースの入れ替え前後でデータを取ってみた。


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ホイールをディスプレイスタンドに固定。右手の人差指だけを使いスポークが写真左から写真右の位置に来るまで、ほんの軽く回したときの回転持続時間を計測、比較した。

無論、毎回まったく同じ力で回転させることは人間には不可能であろうが、そもそもあまり力を入れられない位置関係であるから、10回の平均値の比較であれば信憑性も多少はある、と思う。


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停止するまでの時間をストップウォッチで計測。


結果は…

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たった30秒前後となる力の入れ具合において7.75%の差がついた。


RESPOグリースの5回目くらいからは、正回転が終了したときにバルブの位置関係によっては、バルブがほぼ真下にくるまでゆっくりと逆回転するようになった(計測は正回転終了まで)。これは、グリース交換前には一度もなかったことだ。

グリースがなじめば、もっと回転は滑らかになるはず。


RESPO万歳! これは期待できる。

実走が楽しみだ。


ただ、通常のRESPOグリースは昨年、すでに生産中止になってしまったのが残念。


やっぱりホイールはカップ&コーンタイプのベアリングのほうが、自分でメンテできるからいいな。





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15時からTRAIL5で息子と新川サイクリングロードを走る。

  • 新川サイクリングロード 14.0km

帰宅してからSUPER SIXのブレーキシューを交換。

DURA-ACE 7900からSWISS STOPのFLASH YELLOWに。


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リアは、シマノのホイールに付属していたものを取り付けようとしたが、きつくてホルダーに入らなかった。

力ずくで押しこんだらきっと取り外せなさそうなので、断念した。

yamayama 2011/09/18 13:05 いや〜緻密だ。さすがだ。
お店のマニュアルのようだ。

さらに、データをとるとは恐れ入った。
7.75%はおおきいよな。
ファインチューニングだ。

datedamondatedamon 2011/09/18 17:27 データの信頼性としては、もうすこしサンプル数が多いほうがいいし、もうすこし勢いよく回したほうがいいと思う。

しかししかし、そんなこと(例えば「思いっきり回転」を20回、つまり計40回)したら、とんでもなく時間がかかってしまう。自己満足のデータとしては十分なので、これくらいで勘弁してくれ(笑)。

「7%向上」って、なかなかないチューニングだよな。ただ、毎度のように、最後は脚力なんだよな〜。

通りすがり通りすがり 2011/10/21 00:41 ハブの分解方法の記事大変参考になりました。
ただ手順の最初の方で分からない箇所があるのでお教え頂けませんでしょうか?

>まず、反フリーホイール側のロックナットを六角レンチと17mmのハブスパナを使い、緩める。

と書かれていますが、これは六角レンチと17mmハブスパナを
それぞれどちら方向(時計回りか反時計回り)に力を加えればよいでしょうか?
お教え頂ければ助かります。

datedamondatedamon 2011/10/21 22:15 通りすがりさん

最初に緩めるときは、ハブスパナのほうを固定しておくイメージで、六角レンチを反時計回りに回します。

作業が終わって締める(固定する)ときには、分解後なので構造が分かるので大丈夫だと思います。