和紙のユネスコ無形文化財登録についての中央日報記事へのコメントがひどすぎる件

日本伝統紙「和紙」、ユネスコ無形文化遺産登録の見通し | Joongang Ilbo | 中央日報

 上記中央日報日本版の記事は、論評もなく、ただ事実を伝えているだけで、無形文化財登録に異を唱えているわけではない。ところが、そこに付けられたコメントというのが、他国への侮蔑や憎悪をむき出しにしたものひどいものが目立つ。

 無形文化財登録の登録について、紙すき職人やそれに近しい人々が喜んだり、誇りに思ったりしていることは理解できる。しかし、日常に和紙を使うことのない人間が、このニュースで自己肯定感を高めたり、他国への優越感を感じたりするというのは、なかなか共感しにくいことである。

 私など本美濃紙に触ったことより、同じく無形文化財であるモンゴルのホーミーを聴いた回数の方が確実に多い(CDも持っているぜ)人間で、今回のニュースを聞いて「関係者の方、おめでとうございます。よかったですね」という感想しか出てこなかったのだが。