20100719
テーマ決定
とりあえずテーマ決定しました。
北欧企業の企業組織と競争力
北欧に見る理想の日本型企業組織
↓訂正2010/07/19
北欧企業の企業組織と競争力
北欧から見た理想の日本型企業組織
はじめに
従来福祉国家として名の知れた北欧諸国、スウェーデン、フィンランド、デンマークがビジネスの世界でも注目を集めている。
スウェーデンに本社を置くIKEA、H&M(Hennes & Mauritz)など世界中から注目を浴び、日本にも近年鳴り物入りで進出してきた。北欧諸国から世界に認められる企業を数多く輩出している理由はなぜなのか。
福祉国家としての特徴、文化、国民性、環境に着目し、これらが企業組織とどのように関連があるのか論じていく。
また、論点を日本型の企業と国民性と対比させることで、日本に足りない物、どう変化していくべきなのかを、北欧企業と対比させながら浮かび上がらせていく。
目次
はじめに
第一章 北欧企業の特徴
(1)代表的な北欧企業
(2)IKEAの特徴
第二章 北欧企業の問題点
(1)競争力
(2)各国の税制制度
第三章 日本型企業組織
(1)日本型企業の特徴
(2)日本型企業組織の問題と限界
第四章 北欧に見る日本型企業
(1)日本と北欧の類似点
(2)日本型企業の今後
まずはこんな感じで書いてきますよ。夏休みはネタを集めよう。
メモ vol.002
企業体質よりIKEAを例にして企業組織がいいかな?
つのだひでお SITE
スウェーデン発祥の組み立て家具の製造販売会社『IKEA(イケア)』の日本初の店舗(厳密には過去にもイケアの製品は国内で販売していたが全く自前の店舗展開は初めて)が今年(06年)4月、船橋市にオープンした。
イケアの日本進出第1号となる船橋店では、社員のための保育所を当初から計画に組み込んで運営している。「これがスウェーデンの企業文化なのか」と思い視察に伺い、様々お話を訊いた。
1943年創業のイケアは、世界34カ国に235の店舗を展開する国際的な企業に成長を遂げ、日本においても船橋店を皮切りに、今秋には横浜、来年には関西方面ヘの出店計画が既に具体化しているほか、長期的には国内に20程度の店舗展開を目指している(以上はイケア・ジャパンの説明)。
船橋店の5階に開設されている保育所『イケア・ダーリス(ダーリスはスウェーデン語で保育所の意とのこと)』の所長はスウェーデン人のクリスティーナさん(冒頭の写真中央の女性)。日本暮らしは14年ということで、流暢な日本語で施設を案内しながら丁寧かつ穏やかに応対して頂いた。
保育所では生後57日から6歳児までを預かっている。船橋店の社員は約600人いるが、このうち保育所利用の登録をしている人は約100人。定員は75名だが、勤務時間はシフト制を敷いているためオープン以来2ヶ月余りの実績では45名が最大に預かった人数とのこと。所長はイケアの社員だが、保育士はイケアが委託契約を結ぶ国内企業からの派遣だ。
さて、ここから本題に入るが、イケアがなぜ保育施設をつくったのか?私にとっては意外な答えだったのだが、イケアが社員のための保育施設を店舗内に設けたのは世界でも船橋店が初めて、本家のスウェーデンにおいてもイケアは保育施設は設けていないとのこと。イケア船橋店の企業内保育所は決してスウェーデン的なものではなかった。ちなみに本家のスウェーデンでは子どもは市立の保育所に預かってもらえるから企業が特に保育所を設置する必要はないとのことだった。(スウェーデンでは夫婦がフルタイムで働くことが当たり前のため、現在は幼稚園は姿を消し、保育所しかない)。
では、なぜイケアは日本進出1号店に保育所を設けたのか?「日本の女性は結婚して子どもを出産すると会社を辞めてしまう(あるいは辞めざるを得ない)。企業としては多くの時間とお金をかけて育てた人材(正確にはトーレーニングとそれに伴って蓄積されたノウリッジの喪失と表現していました)を失うのはもったいないことです」(所長)。企業に限らず、どのような組織であれ、その盛衰を左右するのは結局は人だ。イケアが日本での事業展開を目指した際に、人材確保のひとつのツボが女性が働き続けることのできる環境の充実、そのための保育所設置だったのだろう。保育所利用の社員に対するアンケート調査では7割近くが「保育施設がなければイケアでは働かなかった」と回答している。
「日本のお父さんとスウェーデンのお父さんでは子育てへの関わり方に違いがありますか」との問いに対しては、所長から即座に「違います!」との答えが返ってきた。「スウェーデンでは夫婦とも職場ではチームを組んでシフト制で仕事をしていますから、子育てのために時間を調整して保育所の送り迎えや食事の準備に至るまで夫婦が協力しなければ子育てはできません」「この保育所でも男性の保育士を配置していますが、これも子どもがずっと女性ばかりと接しているのは良くないとの考えによるものです。子育てには男性、女性両方の関わりが大切なのです」
「ただ、日本のお父さんも変りつつあると感じてます。この保育所開設当初(お父さんが休みの)日曜日も保育の希望が多いだろうと考えていましたが、実際には思ったほど多くはなかった。お母さんが働いている間、お父さんが家で子どもの面倒をみているということです」「お父さんが子どもの面倒をみるといっても、隣の部屋にお母さんがいるのと、そうでないのとでは全く違います。お父さん一人で子どもの面倒を見ることで父親として成長できるんです」
私自身、まだまだ成長の余地はあると感じた。
これはいかに?
http://cruel.org/economist/ikea.html
(The Economist Vol 379, No. 8477 (2006/5/13), "Flat-Pack Accounting," pp. 59-60)
ゲイツ財団なんか忘れよう。世界最大の慈善団体はイケア (IKEA) の所有者でもある――そしてインテリアデザインにご執心だ。
イケア (IKEA) で買った組み立て式家具を組み立てるほど頭にくる作業はなかなかない。だが、この世界最大の家具小売企業の会計を連結するのに比べれば、家具の組み立て作業ですら簡単なものだ。イケアの実に見事な小売り方式については、すでにいろいろ文献がある (訳注:かなりぬるいが「イケアのローコストの秘密」などをどうぞ)。弊誌は、それに負けず劣らず驚異的な同グループの財務について調べてみた。
そこから見えてくるのは、各国の法制度のちょっとした歪みを抜け目なく利用して慈善団体を作る手口だ。この団体はかなりどうでもいい目的を掲げており、財団としては世界で最も豊かなのに、今のところ最もケチな慈善団体の一つでもある。イケア全体の仕組みは税金と情報公開を最小限におさえ、創立者であるカンプラード一家にたっぷりと報酬をもたらし、乗っ取りに絶対あわないようにするものとなっている。そしてこれがあまりにうますぎる話に聞こえるなら、その通り。この仕組みを崩すのはきわめて難しい。こうした抜け目なさによるメリットには代償もあり、同店の創設者イングヴァル・カンプラード (写真) の後継者ですら、イケアを思い通りにはできないという大きな制約がついてくる。
イケアはスウェーデンで最も有名な輸出品の一つだが、1980 年代初期以来、厳密に言えば法的にはスウェーデン企業ではなくなっている。イケアはスカンジナビアのデザインをアジア価格で販売することで有名になった。小売業者としては珍しく、あまりつまづきもなしに国際展開を続けている。そしてイケアのブランドは、すっきりしたエコロで魅力的なデザインとお値打ち価格で知られているが、開店以来の 50 年でその威光は増すばかりとなっている。
イケアグループ全企業の親会社――全世界 235 店舗あるイケアのうち 207 店のオペレータ――はインカ・ホールディング(INGKA Holding B.V.)で、オランダで登記されている非公開企業となっている。そのインカ・ホールディングは、スティヒティング・インカ財団(Stichting INGKA Foundation)の100 パーセント所有となっている。この財団法人はオランダ籍の免税非営利法人であり、1982 年にカンプラード氏の保有株式を提供されて誕生している。Stichtingen、または財団は、オランダでは非営利団体の形態として最も一般的なもので、何万団体も存在している。
ほとんどのオランダの Stichtingen はちっぽけなものだが、スティヒティング・インカ財団がもし上場したら、市場価格でオランダのトップ 10 企業に入ることになるだろう。この財団の主要資産はインカ・ホールディング・グループで、ここは負債をおさえて高い利益を維持している。2004 年 8 月 31 日末で終わる会計年度(同グループが発表している最新の数字がこれだ) での税引き後の利益は 14 億ユーロ (2 千億円) ――総売上は 128 億ユーロだから、利益率は 11 パーセントという驚くべき水準だ。
インカ・ホールディングの価値評価はむずかしい。イケアには、世界的な規模で運営されている直接の競合他社が存在しないからだ。アメリカで、売り上げの 1/5 を家具販売で得ている巨大チェーンのターゲット社の株は、最新の年度利益の 20 倍の値がついている。この PER を使うと、インカ・ホールディング・グループの市場価値は 280 億ユーロ (4 兆円弱) となる。
だがイケアの成長見通しを考えれば、これはかなり控えめな推定だろう。2005 年 8 月 31 日までの年度での売り上げ――ちなみにイケアが公表する財務情報は売り上げだけだ――は 148 億ユーロ、対前年度比で 15.6 パーセント増となっている。そして店を増やす余地はまだまだある。インカ・ホールディングはアメリカに 26 店舗しか持っていないのだ。同程度の市場規模を持つヨーロッパには 160 以上の店舗があり、それが売り上げの 8 割以上を占めている。4 月には、日本で一号店を開いたばかりだ。
スティヒティング・インカ財団が少なく見積もっても 360 億ドルの純価値を持っているなら、これは世界で最も豊かな慈善団体となる。その価値は、一般に最も豊かな財団とされるビル&メリンダ・ゲイツ財団の最新公表価値である 269 億ドルを優に上回る。
だが行っている善行で見れば、ゲイツ財団が文句なしの圧勝だ。ゲイツ財団は、世界の貧困層の病気治療にほとんどのリソースを費やしている。これに対し、カンプラード一家の何十億ドルは「建築とインテリアデザイン分野におけるイノベーション」のためのものだ。スティヒティング・インカ財団の定款はオランダで登録されているが、この目的を改変することはできないと定めている。オランダの法廷でさえ、stichting の目的はほとんど変えさせることはできない。
カンプラード一家の財団は、ゲイツ財団に比べて他の面でも見劣りする。ゲイツ財団はアメリカの財団で、運営にも透明性がある。たとえば寄付行為の詳細はすべて公開している。だがオランダの財団はきわめて規制がゆるく、第三者による監督はほとんど/まったく受けない。たとえば、財務状況を公開する法的な義務もない。
定款に基づいて、スティヒティング・インカ財団はその資金をスティヒティング IKEA 財団にまわす。これもまたオランダ籍の財団でまったく同じ目的を持つが、こちらの財団は実際に重要なインテリアデザイン分野のアイデアに対してお金を出している。だがこの第二の財団も、一切の情報を公開しない。だから 1999-2003 年にかけて、スティヒティング・インカ財団がインカ・ホールディングから受け取った配当 16 億ユーロをどう使ったのか――そもそも少しでも使われたのか――は外からは見えないままだ。
イケアは、このお金が慈善目的で使われました、と述べるだけだ。さらに「将来の資金需要に備えてイケアグループを保護するための内部留保構築に向けた長期投資を行った」とも述べている。さらにイケアは、過去二年の寄付はスウェーデンのルンド工科大学にだけ行われていると付け足した。ルンド工科大学によれば、最近では年に 1,250 万クローネ (170 万ドル) の寄付をスティヒティング・インカ財団から受けているという (また 1990 年代後半には、渡しきりで 5,500 万クローネもらったそうだ)。この財団の資産から見れば、丸め誤差程度の金額でしかない。明らかに、この財団はイケアが資金を必要としたときのための内部留保にだけ専念しており、インテリアデザインの分野は悲しいほどに支援を受けていないというわけだ。
カンプラード氏はイケアの所有権を放棄したが、この stichting のおかげでグループに対するかれの支配権は揺るぎないものとなっている。財団を運営するのは、カンプラード氏を長とする 5 人の理事会となっている。この理事会は、インカ・ホールディングの役員を任命し、企業の定款変更を承認し、新株発行に対する先買権を有する。
この理事会のメンバーにはカンプラード氏の夫人とスイスの弁護士も含まれているので、財団設立以来、カンプラード氏の意見は自動的に賛成多数となる。理事会のだれかが辞めたり死んだりすれば、残り四人が後任を決める。つまりカンプラード氏は、所有者だった時と同じようにインカ・ホールディングに対して支配権を行使できる。理論的には、この理事会が合意しなければイケアでは何も起きないことになる。
この支配構造は実に堅牢で、カンプラード氏が死んでも後継者たちですらそれをゆるめることはできない。財団の目的では、インカ・ホールディング・グループの株式を「取得管理」しなくてはいけないことになっている。定款の他の条項では、同財団はその株式保有はイケア・グループの「継続性と成長」を担保する形で行うことと定められている。株式は、同じ目的と理事会を持つ別の財団にしか売却できない。そしてこの財団は、破産しない限り解散できない。
支配権はがちがちに固められているイケアだが、お金はそうではない。カンプラード氏は、所有権と支配権が変わらないようにする一方で、資金を同社から引き出すための裏口を用意しておいた。イケア (IKEA) の商標とコンセプトはインター IKEA システムズ社が保有している。これもまた非公開のオランダ企業だが、インカ・ホールディング・グループには所属していない。この親会社はインター IKEA ホールディング社で、この企業はルクセンブルグに登記されている。そしてこの会社は、こんどはオランダ領アンチル諸島 (訳注: カリブ海の南端、ベネズエラ沖合あたりと全然離れたハイチ近く。植民地時代にオランダがいいとこ取りをしたのが見え見えの島嶼群) にある同名の企業に所有されており、この会社を経営しているのはキュラソー (訳注: アンチル諸島の一つ) にある信託企業だ。この受益所有者がだれなのかは秘密だ――イケア社は公開を拒否している――が、ほぼまちがいなくカンプラード一族のだれかだろう。
インター IKEA 社は、イケア店舗のそれぞれとフランチャイズ契約を結んで収益を得ている。この契約は実にオイシイものだ。イケアによれば、すべての契約店舗は売り上げの 3 パーセントを支払うことになっている。最大のフランチャイズ契約先は、カンプラード家の財団が所有し 207 店舗を経営するインカ・ホールディング社だ。残り 28 店舗を経営する他のフランチャイズ先は、もっぱら中東とアジアにある。
インター IKEA システムズ社はいくら稼いでいるのだろうか? その決算は、ルクセンブルグに報告される親会社の財務報告に含まれている。それによると、2004 年に インター IKEA グループはフランチャイズ料として 6.31 億ユーロを集め、税引き前利益は 2.25 億ユーロだった。ちなみにこの利益は、53.9 億ユーロの「その他運営費用」を差し引いた後のものだ。
イケアは、この「その他運営費用」というのがなんなのか説明しない。同社の方針は、非公開企業の財務についてはコメントしないというものだからだ。だがインター IKEA システムズ社はどうも I・I・ホールディング社なる企業に多額の支払いをしているようだ。これまたほぼまちがいなくカンプラード一家が牛耳っており、2004 年には 3.28 億ユーロの利益を挙げている。
これらの企業をあわせると、2004 年末には現金と証券で 19 億ユーロ近くを保有していることになる。これは I・I・ホールディング社がこの年に配当で 8 億ユーロ近くを支払った後の話だ。この金額のほとんどは、間違いなくフランチャイズ料を集めて得られたものだ。全体でこの二つのグループは、2004 年には 5.53 億ユーロの利益をあげながら、支払った税金はたったの 1,900 万ユーロ。明らかにカンプラード一家は、店舗での低価格維持と同じくらいの細心の注意を税金回避にもあてているようだ。
Stichingen とホールディング会社を使ったイケアの財務方式はきわめて効率のよいものだ。それでも、こんど Henvisik ウォールシェルフだの Bjursta サイドボードだのの発狂するほどややこしい組み立て方式をよくもまあ思いつけたものよ、と感嘆したときには、イケアの会計士がどれほどひどいめにあっているかをちょっとは考えてあげちゃいかが?
メモ
文献・参考図書
IKEAのすべてがわかる本/北欧スタイル研究部/エイ出版社 (2008/7)
イケアの挑戦 創業者(イングヴァル・カンプラード)は語る/バッティル トーレクル (著), Bertil Torekull (原著), 楠野 透子 (翻訳) /ノルディック出版 (2008/07)
IKEA 超巨大小売業、成功の秘訣/リュディガー ユングブルート (著), R¨udiger Jungbluth (原著), 瀬野 文教 (翻訳) /日本経済新聞出版社 (2007/02)
商業界 2006年 07月号
湘南に引越しをしてから、早や一ヶ月。一番お世話になっているところがある。
それはなんといっても、IKEAである。とにかく、安い!!!
棚、引き出し、小物、ベッド、ワードローブ…とにかく安い!かつては無印良品が占拠していた場所を新居ではIKEAのシェアが確実に上昇してきている。ごめんなさい良品計画さん…。
IKEAの前にまず、デザイントーンを考えるために、渋谷のカッシーナ、中目黒のBALS Tokyoでレイアウトを、藤沢のFrancfrancで価格帯を調べておく。
無印良品は、今回は卒業なのでパス(…ていうか、無印生活が長かったので無印色を払拭するため)。
それから、IKEAに行くと、価値観がかなり変わった。カッシーナとは2桁ちがう!。BALSで1桁。Fracfrancで半額といった模様だ。
しかしIKEAを礼賛するわけではない。
港北IKEAにいくためにバスでいくが、バス停がわかりにくい
そして、IKEAで買った家具を組み立てるほど、頭にくる作業はなかなかない。
やはり、そう考えている人は、まだまだ甘いようだ。
IKEAの家具を組み立てるよりも、さらに複雑なのが、IKEAの会計構造のようだ(笑)
http://cruel.org/economist/ikea.html
IKEAの創業者、イングヴァル・カンプラード Ingvar Kamprad(1926年生まれ、現在82歳)がスウェーデンで17歳で起業(1943年)したビジネス
IKEAの名前の由来は、
【I】 Ingvar イングヴァル
【K】 Kamprad カンプラード
【E 】Elmtaryd 農場 エルムタリッド イングヴァルが育った農場の名前
【A】Agunnaryd町 アグナリッド イングヴァルが育った村の名前
であり、
IKEAの親会社は、
「インカ・ホールディング(INGKA Holding B.V.) 」オランダで登記されている非公開企業(IKEA全世界 235 店舗あるイケアのうち 207 店のオペレータ—)であり、
「スティヒティング・インカ財団(Stichting INGKA Foundation)」の100 パーセント所有の会社である。
スティヒティング・インカ財団財団法人はオランダ籍の免税非営利法人であり、1982年にイングヴァル・カンプラード氏の保有株式を提供されて誕生している財団だ。
上場していないが、スティヒティング・インカ財団を少なく見積もっても、360億ドル(約4兆円)の純価値を持っている。
一般に最も豊かな財団とされるビル&メリンダ・ゲイツ財団の最新公表価値である269億ドル(約3兆円)を上回る。
あのビル・ゲイツ財団よりも金があります。…といってもこのあいだ、バフェットの寄付(Melinda Gates Foundationなど5つの慈善財団に約4兆3,000億円の寄付)があったので、あっさりと負けてしまいましたが…。
IKEAも、税法上有利な国を選んで、各国の「財団法人」「慈善団体」という、タックスヘイブン型組織で、税という空気抵抗の少ない経営体で、世界的に見れば合法な節税法で望んでいるところだ。
注目すべきところは、サントリー同様に、非公開企業であるところ。非公開企業であるから、情報をディスクローズする必要がないというのがどうやら好都合のようだ。
しかも、スウェーデン企業かと思えば、税法的にはオランダやルクセンブルグの企業というわけだから、EU以上にこのあたりは、欧州の経済圏の広さを感じる。
KNN Inc.もあまり知られていないが、税法上は米国デラウェア州で設立している。その時の米国の貯金で日本法人を作っているので、たった一人だけど、外資系の日本法人である。そんな苦労も一円で株式会社を作れる時代には、不要である。しかし、デラウェア州の会社は今でも、多い(デュポンやアリコもデラウェア州)。しかも、2007年の参議院参戦の時に、政治団体「神田敏晶後援会」という非課税組織も、ホントにいとも簡単に作れてしまった。作ってみてわかるが、変な話もいっぱいある。これはまた、別の機会にザル法であることを証明してみたい。
ひとつの国の法律だけにしばられて、自らの首を絞めるなら、いつでもその国を出て行けるというIKEAの選択は、とても参考になる。国はそれを縛るのではなく、外国からも呼び込める魅力をつくるべきだろう。むしろ、資源を持っておらず、石油に左右され、食料自給率が39%、しかも国民は経済大国(?)と今だに勘違いしているんだから、隣国の中国の銀聯(ギンレン)カードでの購入が売り上げの大半を占める家電量販店などの出現によって、日本が本当に売るべき商品をもう一度再検討すべき頃だ。
香港、シンガポールと同様に貿易の要になるのか? 経済サービスのハブをめざすのか?財団法人(天下り財団以外で)での特例などを考えねばならない。 IKEAのイングヴァル・カンプラード氏はそのおかげで、今年も世界第7番目の億万長者である(あくまでもこれは、米経済誌、フォーブズによる推定値)。
フォーブス、世界の億万長者番付(2008年05月03日付け)
The World's Billionaires
http://www.forbes.com/lists/2008/10/billionaires08_The-Worlds-Billionaires_Rank.html
1 Warren Buffett United States 77 62.0 United States
2 Carlos Slim Helu & family Mexico 68 60.0 Mexico
3 William Gates III United States 52 58.0 United States
4 Lakshmi Mittal India 57 45.0 United Kingdom
5 Mukesh Ambani India 50 43.0 India
6 Anil Ambani India 48 42.0 India
7 Ingvar Kamprad & family Sweden 81 31.0 Switzerland
8 KP Singh India 76 30.0 India
9 Oleg Deripaska Russia 40 28.0 Russia
10 Karl Albrecht Germany 88 27.0 Germany
かつて神戸の新在家で出店したIKEAは、価格はそれほど安くもなく、しかも家具を、すべて自分で組み立てるというコンセプトが、どう考えても、ボクもふくめて当時は、なじめなかった。ダイエーでさえ、組み立てて配達してくれていた時代だ。むしろ、家具や家でも作ってしまうというDIYの発想は日本では少なくともありえなかった。
今ではどうだろうか?1970年代とちがって、大きな家具も簡単な工具があれば作れるところにまで進化してきている。
それが、日本の船橋に、2006年にオープンしてからは、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20060413/101317/
急速に進展しているようにみえる。
しかしである。
IKEAの家具の説明書は、無駄を省きすぎて、言葉がひとつも掲載されていない説明書である(笑)。
言葉を使うと、世界で何100言語という表記が必要になり、無駄な紙面を使うからだ。
なので、説明はほとんどがイラストである。しかし、そのイラストが「下手くそ!」すぎるのである。
IKEAの家具作りでイライラしている世界中の人は、その意味不明な説明書のイラストによって、困惑している。
しかも、そのイラストでわからなければ、電話をしよう!という意味(?)のイラストが描かれている。
IKEAでオペレーターにつながるまでに、地獄のような自動応答システムで人が登場するまでに、5分以上はかかる。さらに、オペレーターに伝票番号を伝えて、そこから、製品番号のマニュアルにたどりつき、その下手くそなイラストを見て、音声で、そのでっぱりや、その影の部分をというようなやりとりをして、納得するまでにはさらに30分以上かかる。
「丁寧なイラストにすればすべては解決する!」
このことをIKEAは50年以上、何かの思惑か、かたくなに下手くそでわかりにくいイラストを保持しつづける。
むしろウェブサイトでも解決できることだが、ウェブサイトも、「お困りですか?」をクリックすると、「Anna」という変な女性アバターが登場し、ありきたりのサイトへ誘導するのみ!まったく解決につながらない。
マイクロソフトのOfficeの犬やらイルカが、世界で最低と思っていたが、IKEAのAnnaが一番最低なアバターだ。
これらは、何度もいうが、「丁寧なイラストにすればすべては解決する!」
問題は配送システムだ。
配送を担当するのは、
おそらく、
http://www.mdlogis.co.jp/case/index02.html
にあるように、IKEAの物流の「フラットパック」を、根幹から支えているのだろう。
しかしである!
ユーザーがIKEAの巨大な店舗カタログから、品番をえんぴつでメモし、それを巨大な倉庫からひっぱりだし、レジで終了している荷物が、3個までで 4900円から7900円かかる。しかも4個目から35個目までは最低1000円かかるしくみだ。しかも、宅配が5日もかかり、時間の指定もできずで、下手をすると一日中、家で待ちぼうけを食わされる。こんなバカな話はない!
http://www.ikea.com/ms/ja_JP/customer_service/ikea_services/ikea_services.html#1
これは、この部分だけでも、佐川急便や日通のぺりかん便を常駐させるべきであろう。彼らからマージンもしっかり取れる。出展料をとればいい。
大きな荷物は大変でも、3個目以上は、確実に安くデリバリーできる。すでにカートにフラットパックの商品があるからだ。
アート引越しセンターとか引越しのサカイものりだしそうだ。
さらに、レンタカーの貸し出しカウンターを設けておけば、思わず、大きな買い物にもトラックを12時間借りて、家の近くのレンタカーで乗り捨てにすればもっと便利になるだろう。
もっと妄想すれば、グッドウィルで登録していた人たちを組み立て要員件、ドライバーとして時給雇いすることも可能ではないだろうか?
グッドウィル廃業によって、1日7000人の雇用がなくなってしまっただけに、社会貢献をする企業体を親会社として持つIKEAとしては、彼らのポテンシャルを活かせないだろうか?
または、DIY初心者向けに、組み立て講座とか、IKEAの家具財を使って、新たな、家具をオリジナルで作り出すなど、ほかのことにも利用できそうだ。
IKEAのなんとゲームがあったりします!やってみたいぞ!
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02月13日(金)アドネットワークフォーラム2009
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Posted by KNN神田 at 11:42:05 カテゴリー: COLUMN
Technorati タグ: イケア IKEA フラットパック 三菱電機ロジスティクス 家具 億万長者 Ingvar Kamprad イングヴァル・カンプラード 財団法人
こんなのとかいいかも
http://masujiro.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/64ikea_e649.html
参謀 益次郎のノート
64%? IKEAのすごい☆利益率を推計してみた!
すさまじい春一番。
屋上に出ようとドアを開けた瞬間、風圧が押してくる。空の色にムラがあって、一部では黄色い砂が100m以上かに舞い上がっているように見える。鳥はすごい勢いで乱高下している(こんなときに良く飛ぶなあ)
ワークスペースのページの、1つめと2つめで超迷いまくった挙句(店員が引きモードに入っていた)、1つめのトップを、ローテーブル兼用になる台とあわせて、決定。
2つめの机、超人気作家の石田衣良の書斎みたいなイメージだけど、十数畳の居住空間兼のワンルームだとちょっと圧迫感ありそうだし。
ともかく、アキバのヤマギワに並んでるピカピカの高級品の1〜2割の値段で、似た感じのものを揃えれてしまうIKEA!
(でもイスはゴマカシ効かないからヤマギワで買います)
IKEAは売上2兆円を超える世界No1家具会社で、利益率も高い。
ビジネスモデルのすごさは有名なので省略。
参考)
日経Online: http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20060413/101317/
エコノミスト: http://cruel.org/economist/ikea.htm
私の実感は、『巨大な世界工場の1つの流れ』に乗っかった感じ。
スウェーデンのデザイン、世界中の工場、船橋の巨大店舗、私の自宅での組み立て作業まで、一本のベルトコンベヤーの上で動いてるような。
店舗の商品受け取りの流れは、工場の在庫管理システムそのものだ。そこに、店舗ぽいデコレーションをかけているだけで。店員も、このラインの流れをスムーズに回すための、ライン作業員。愛想はよいが、接客は仕事の一部、という印象で、必死にかちゃかちゃキーボードを叩いている。
無印とかは、店舗は、あくまでも店舗、店員は接客好きなふつうの店員だ。
組み立ても、よくもこんなものまで! と感心させられる。
1個400円のこの収納ケース、店では金具つきの厚紙とボルトを渡されるだけ。普通なら梱包財(¥0)みたいなもんだ。
客が折ってボルトで留める。
それでも、満足なところが、IKEAのすごさである。
4000円で10個用意すれば、たいていの部屋が一気にスッキリ片付くのではないだろうか?
きっと、こうゆうゴール起点の発想で作っている。
「部屋をスッキリさせるには、こまごましたものを、シンプルなデザインのハコに押し込めて積ませればいい。取り出すのも便利だし。ブランド家具で、そうゆうのはないか? ・・・>お! コンランショップに、1個5000円の、すばらしいデザインのものが!これと似たのを、一番安く、できるだけ客に組み立てさせる方法を考えよう!」
キマジメに、ちゃんとしたモノを作ろうとしてしまう。
だから無印は、全ての商品がそれなりに信頼できるのだが、、、ものすごいサプライズを感じることもない。
逆にIKEAは、サプライズはあるが、、、無印よりタフっぽい組み立てとか、店舗での独特の買い方とか、低コスト化に客も協力する必要はある。
これが、巨大グローバルビジネスと、普通の日本企業との、根本的な発想の違い?
・・・
この差は、利益率になって表れる。
税引き後利益率11%という数字が出ていた。商品の粗利(値段−製造コスト)は相当高いはず。推計してみよう。
IKEAの配送料は5900円。高っ!
無印良品なら、ほぼ同じ条件で、2100円だ。
無印は日本企業なので、配送のようなサービスで利益を出す、という発想がない可能性が高い。そこで、配送料=原価、と推定。
一方、サービスもモノづくりも区別せずに利益を取りに行くのが欧米企業(新卒入社のソフトウェア業界がまさにそう)。そこで、IKEAの配送料には、製品と同じだけの利益が含まれている、と推定。
↓
つまり・・・
IKEA配送の粗利=3800円 (サービス悪いからもっと安いかも?)
IKEAの粗利率=64%
、と推定できる。
べらぼうなようだが・・・
先の400円のハコなら、原価140円計算。十分ありえる値段だ。
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