世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」創立メンバーであり1980年から亡くなる直前の2006年夏開催まで27年にわたってコミックマーケット準備会の代表を努め、コミケの顔として各種メディアにも登場していたマンガ評論家の米澤嘉博さんが、肺ガンのため53歳の若さで惜しまれながら死去されました。
1953年生まれの米澤さんは、コミケ創立時の主催団体である漫画批評集団「迷宮」に明治大学在学中より参加し、コミックマーケットの運営に携わるかたわら、1980年より「戦後少女マンガ史」「戦後SFマンガ史」「戦後ギャグマンガ史」からなる戦後マンガ史三部作を刊行し、マンガ評論家としての地位を確立しました。その後も著作を重ね、「藤子不二雄論 FとAの方程式」で第26回日本児童文学学会賞を受賞しています。
日本の同人誌シーンにおいて氏の残した業績は計り知れません。ご冥福をお祈りいたします。