歌手・前川清を擁し、「長崎は今日も雨だった」「そして神戸」「中の島ブルース」「東京砂漠」などご当地ソングを含むヒット曲を放った70年代ジャパニーズ歌謡曲シーンを代表するコーラスムード歌謡グループ「内山田洋とクールファイブ」のリーダー・内山田洋さんが肺ガンのため死去されました。
ムード歌謡コーラスグループは、先日コーネリアス小山田圭吾の父親でもある三原さと志さんが在籍された「和田弘とマヒナ・スターズ」が始まりとされていますが、70年代の歌謡曲全盛期にもっとも成功を収めたグループといえば1968デビューの「クールファイブ」でしょう。それにしてもこのグループ名はスゴイ。「ピチカートファイブ」+「東京クーレスト・コンボ」というかまさに小西系渋谷系の元祖と目されても不思議ではなく、内山田さんが作曲された「東京砂漠」などは前川清さんのあのベターっとした歌い方の印象が強いですが、楽曲だけ取ってみれば、かなりファンキー歌謡風にはねたリズム感があり、例えば和田アキ子あたりが歌っていれば和製レアグルーブとして渋谷の中古屋でオリジナル1万円で壁にかかっていても不思議ではありますまい。
なんとなく筆が(キーボードが)すべった感のある記事になりましたが、70年代をひたすらテレビを見て過ごした男としてこの訃報は残念でなりません。前川さんも望んでいられたと、まあこれはリップサービスもあるでしょうが、おっしゃっていることもあり、1986年に前川さんが抜けて表舞台から消えてしまったクールファイブの再結成を見たかった気がします。ご冥福をお祈りいたします。
ファーストアルバムは70万枚の大ヒットだったそうです。
東京砂漠を含む代表曲はベスト盤で。