現職の米大統領として初めて日本を公式訪問し(1974年 - 第二期田中内閣時代)、戦後の日米の友好関係を推進したアメリカ合衆国の第38代大統領(1974年〜1977年)であるジェラルド・R・フォード(Gerald Ford)氏が死去されました。
ウォーターゲート事件で辞任したニクソン大統領の後継として副大統領から大統領に就任。政治的野心がなく中継ぎ的に大統領に就任したこともあり、ウォーターゲート事件の後始末、泥沼化したベトナム戦争にインフレと失業者という内憂外患に翻弄され、これといった特筆すべき業績をあげることなく任期をまっとうされました。ご冥福をお祈りいたします。
米国史上初めての正副大統領選の洗礼を受けずに就任した大統領であり、その後の選挙戦で民主党のジミー・カーター氏に敗れたため、大統領選に勝利していない唯一の大統領でもあります。
また享年93歳165日は、米国大統領経験者としては現在のところ歴代最長寿です(次点がロナルド・レーガン氏の93歳120日)。なお日本でも、大平首相の急死をうけて就任し中曽根首相までのあいだを継いだだけの鈴木善幸氏が、やはり93歳まで長生きされています。