バブル崩壊直後の1991年に第78代内閣総理大臣に就任するも、政界再編の波にもまれて自民党が下野し55体制下最後の首相となった宮沢喜一さんが老衰で死去されました。その後、小渕内閣で大蔵大臣に就任し「平成の高橋是清」とマスコミに煽られていたころ、記者に「あなた、その方がどういう最後を遂げたかご存じですか?」と聞き返したという話がありますが、二・二六事件で暗殺された高橋是清とは正反対の末期だったといえるのではないでしょうか。ご冥福をおいのりいたします。
東京‐ワシントンの密談―シリーズ戦後史の証言・占領と講和〈1〉 (中公文庫)