デュアルコアAtomのベンチマーク結果、それによるゲーマー的考察

Eee PC 1000Hが搭載予定のデュアルコアAtom(Atom330)のベンチマーク情報が流出していますか!?こういう話が出てくると、「今ULCPCを買うのはちょっともったいないかなあ」とか不安になりますね。とりあえず内容を見てみましょうか。

これみろ、なんか今のAtom(N270)の倍のスコア出してるぜ、ULCPCゲームはさらに快適だ。Intelひゃっほう!

とか言うのは早計。ベンチマークのソフトウェアはSandra2009という記述があるのが見逃せません。Sandra2009の演算ベンチマークは、マルチコアのフルスピード演算を行った結果を出すベンチマークです。つまりこれらの結果はAtomのCPUコア2つをフルスピードで動作させた時の結果と考えられますね。そこでピーン「ああ」と来た方はこの後読む必要は無いかもしれませんが。

結局Atom 330はAtom N270のコアを2つくっつけただけで、1コア時の性能はN270と違いはほぼ無いようです。それは330の数値はN270のほぼ2倍という値がそのことを感じさせます。そして最新ソフトを含めても、マルチコア対応のゲームがほとんどありません(少なくともこのブログで動かしてきた世代のゲームは)。明示的に表明されてるクライシスと、少し昔のPerimeterくらいでしょうか。なので今のULCPCデュアルコアAtomになっただけであれば、今のWind U100(ULCPC)とゲーム動作速度に違いは出ないだろうな、と思います。

とはいえゲーム+他アプリを動かすならこの価値は見逃せません。それってどういうことかというと、

  • ゲームをしながらfrapsなどのキャプチャーソフトを動かす
  • ゲームをしながらワンセグなどでテレビ番組、動画サイトを見る
  • ネットゲームをしながら音声チャット、動画チャットを使用する

こういう場合はゲーム用の処理以外に余裕がでるので、デュアルコアAtomは凄く効果があると思います。もちろんバイビジョン動画を見るとか、エンコードをおこなうとかの場合も良いと思いますよ。べつにそういうことしないよっ、というのであれば思い切って今の五万円前後のネットブックを選ぶのも良策。今の機器より稼働時間が減ったり、MSのULCPC条件から外れるため、OSがVistaとなって価格が上がるのは間違いないかと。


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