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2007-09-20

今回の「事件」で分かったこと

女性が土俵乱入、高見盛ら取り押さえ(日刊スポーツ)


過去に一度だけ福岡場所を観に行ったことがある。一番安い後ろの席で観ていたのだが、土俵というのは周囲に柵があるわけでもなし、思いのほか無防備に見えるものであった。ちょうどその数ヶ月前ぐらいに大阪府知事の発言を機に土俵の女人禁制が話題になっていたので、ついついぼんやりと「取組みの合間にダーッと走っていったら土俵に上がれてしまうんじゃなかろうか。そうすると何が起こるのだろう。両側から張り手が飛んできたりするんだろうか。それは痛そうだ」などと夢想してしまったのだが・・・。


とりあえず張り手はかまされないらしい。


ところでこの記事を目にしたとき、ついつい翌日の産経抄に期待してしまったことは内緒だ。

2007-09-14

「こういう人」にどう対応するか

9/4のエントリ「女ですもの」に、id:discourさんから次のようなコメントをいただいた。

これ、メディアが女性の呼称を「主婦」としたがることと共通していそうです。先日、男性の紹介の仕方は単に名前をいうだけで平気らしいのに、女性を紹介する時には、「おうちのこともやっているんでしょう。だったら主婦って言ってもいいよね。大事なことなわけで主婦で低く見ているわけでもないのだから」とメディアの方から主張され、どれだけ言っても平行線でした。きっと「女」としての側面ばかりを優先すること自体が「常識」となっていて、あまり気づいておられないんだなと感じました。どういったら理解されるでしょうかね?

私のまわりにも「こういう人」いました(います)。で、ここからはあくまでも私の個人的な経験をもとにまったくの主観で語ってしまいますので、フィクションのようなものとして読んでいただければ・・・と思うのですが。


「こういう人」にはある程度の年齢の、ある程度の地位にある(かつてあった)、男性に多いです。「こういう人」はどんなに丁寧に説明しても、理解しません。なぜなら理解する気がないから。また、「こういう人」は論破されることもありません。なぜなら決して自分が言い負かされたとは思わないから。「こういう人」たちは、「他人に諭されるのがイヤ」「相手に同意したくない」「できれば相手に自分の意見を聞かせてやりたい」のです。ですから、ものすごく自分の意見にこだわりがあるわけでもなかったりします。discourさんのコメントに出てきたメディアの方も、別に「何が何でも女性は主婦と書かなければ!」と思っていたわけではないでしょう。ちなみに、相手が女性や年下である場合にはなおさらです(というか、目上の男性に言われると表面上はあっさり同意したりします)。

「こういう人」はこちらの話を聞いていないのです。こちらが話をしている最中も、どうやって自分の意見を主張してやろうかと考えています。そう、「質問を装った自己主張をする人」と同じですね。ですから、どういったら理解されるのか・・・とても難しいと思います。なにしろ理解する気がないのですし、そもそも話を聞いていないのですから。

ならば永遠に平行線のままなのか・・・一つの方法を考えてみました。「相手に同意したくない」という心理を逆手にとり、促したい方向とは別のことをいうのです。


「女性はやはり何といっても第一には『主婦』ですから、肩書きにはできる限り『主婦』を使いましょう。『主婦の吉永小百合さんが原爆詩を朗読』『未来の主婦愛子様5歳のお誕生日』『世界陸上女子マラソンで主婦の土佐礼子さんが銅メダル獲得』『町村外務大臣アメリカ在住の主婦ライスさんが会談』・・・。結婚しているかどうかは問題ではありません。おうちのこともやっているんでしょうから。大事なことなわけで主婦で低く見ているわけでもないのですから。そう、『家事は愛、調和、献身、祈り』と主婦の山谷えり子さんも言っておられます。」






だめですか、そうですか。

2007-09-11

どうせなら『バカな大臣の下で仕事するのはやめよう法案』に

さて、すでに大きな反響を集め、bogusnewsを超えたとの呼び声も高いこのニュース。


厚労相:残業代ゼロ法案を「家庭だんらん法案」に

同相は「残業代が出なかったら早く帰宅する動機付けになる」と強調し、「横文字を使うからマスコミ残業代ゼロ法案と書かれ、一発で終わり。『パパ早く帰ろう法案』とか『バカな課長の下で仕事するのはやめよう法案』という名なら通る」などと語った。

これはつまりアレだよね。終業時間が来たら、必要な業務が終わっていなかろうがなんだろうが、「職責にしがみつくことなく」さっさと帰っていいよってことだよね? それで業務が滞っても全然オッケーってことだよね? そうじゃないと筋が通らないもんね?

この際、「安倍ちゃん一人が8時間でこなせる仕事量」を基準に1日の仕事を割り振ることを法で義務づけたらどうだろうか。そうすれば「WE=家族だんらん法」も夢じゃないかもよ。


てか、本当に「残業代が出なかったら早く帰宅する」んだったら、『残業ゼロ法案』にすりゃいいじゃん。できるんだったら、だけど。

2007-09-10

理想化と侮蔑

武道の必修化に関してのid:opemuさんのエントリ。


opeblo  必修化ドリームと臭さについて

この手の論議を見ていると、若者に期待しているのか、それとも失望しているのか、どちらか分からなくなりますね。最近の若者に対して深く嘆いている様にも見えるのに、何かしらを必修化した程度で若者達が変わると期待している。

この部分を読んで、ふとgegengaさんのエントリが頭に浮かんだ。


かめ? 「女」ですもの!


実際、相手が女だというだけで、高圧的な態度に出ていいとか、イチャモンつけていいとか、勝手に触ってもいいとか考えちゃってるとしか思えない男性というのはいるものです。

で、これは全くの印象論なんですが、そういえば「自分は女の人を尊敬している」とか「女性は素晴らしい」とか言いつつ、その実女をバカにしているとしか思えない人っているよなあと思うわけです。「日本の女性の上品さや辛抱強さが世界的に評価されていた」とかなんとか言いつつ男女共同参画を快く思っていないらしい元市議さんとか。美人で仕事ができて、そのくせフェミ臭いことは言わないうちの女性上司は素晴らしい(言外に「そのくせフェミ女は・・・」というのがありあり)てなことを言う人もいたし、うろ覚えだけど、小林よしのりも「沈黙を守っている日本人元慰安婦は偉い。誇りに思う」みたいなことを言ってたような気がするし。あと、渡辺淳一のヒロインの描き方に感じる気持ち悪さなんかもそこから来ているのだろうか。

そうやって考えてみると、侮蔑と理想化というのはセットになっている場合が多いのではないかという気がしてきました*1。理想が高過ぎて「現実の若者(女)はなっとらん!」と思うのか、「現実の若者(女)は酷い」と思っているから「俺が教育してやる!」的な考えであり得ない理想像を描いてしまうのか、その辺はよく分かりませんが。おそらくは両方か?

しかし、「最近の若者は空想と現実の区別がつかない」的な批判はよく目にするのですが、「ちょっと武道に触れたぐらいで『日本の伝統』に目覚めちゃって礼節をわきまえるようになる若者」とか「どんなにひどい仕打ちを受けても憎まず恨まず笑顔で自分に尽くしてくれる女性」が実際にいると思ってて、さらに政策とか教育によってそれが増えると考えちゃってるような「妄想と現実の区別がつかない」人の方がよっぽどタチが悪いような気がします。

*1:そういえば、「福祉は大事、崇高な仕事」といいつつ「ボランティアで」とかいうのもこれに近いのかな、と思ったり。「偉いわあ〜、私にはできないわあ〜pgr」みたいな。

2007-09-09

「主張」にちょっとだけ同意した(フリ)

【主張】悠仁さま1歳 今こそ皇室の未来検討を(産経新聞)


ツッコミどころはいろいろあるのだが、取り急ぎここんとこだけ。

特に「男系」「女系」の問題は、歴史や皇室問題の専門家にじっくり意見を聞くべきである。

そうだそうだー。憲法学者*1皇室の問題や歴史問題に口出すなー、やーい。

*1:もちろん、憲法学者のくせにY染色体がどうたら言っておられるあの方のことですよ。

2007-09-06

武道教

昨日のエントリで取り上げた「武道、ダンスの必修化」、今日の社説で朝日と産経が取り上げていました。


武道とダンス?必修にまですべきなのか(朝日新聞)

【主張】武道の必修化 国柄の再生に大きく寄与(産経新聞)


全国紙(自称含む)でこの問題を取り上げているのはこの2紙のみ。おまいら本当に仲がいいな。


しかし産経は興奮し過ぎです。

公徳心が低下し、公共マナーの乱れが目に付く今日にあって、武道の必修化はまさに「健全なる精神は健全なる身体に宿る」次代を担う青少年の育成に貢献するだろう。

中学校の授業でちょっとかじったぐらいでマナーや公徳心がどうにかなるぐらいであれば、あれほどマナー低下だのモラル破壊だのと煽ってきた(例えばこんなの産経の立場がなくなってしまうような気がするのですが。

だいたいこれまで武道を選択してきた生徒たちはどうなのかと。他の生徒に比べて礼節を重んじているのかと。

武道場の整備されていない公立中学が半数強あることや、武具や道着をそろえなければならないこと、また指導教員をどう育てるかなど、必修化へ突破すべき関門は多い。しかし、武道教育から得られるものの貴重さを考えれば、それらを乗り越えるのは困難のうちには入るまい。

いや、普通に困難ですから。

産経新聞さんが全国の中学校に格技場や道具を寄付してくださるというのならともかく。

青少年の間に武道が根付いて、しっかりと根を張るならば、礼節を重んじる日本の国柄の再生に寄与するところは決して小さくないはずだ。

だから授業でちょっとかじるだけで(ry


しかしなぜここまで「武道」に対してドリームを抱けるのだろうか。

きっと産経新聞社には武道経験者がいないのであろう。

2007-09-05

武道とダンスが必修かっ!

中学で武道必修化へ 中教審体育部会 「伝統文化」重視で(産経新聞)

男子も女子もダンス・武道…中学体育で必修案(読売新聞)

女子も武道、男子もダンス 中学で「必修」に 中教審(朝日新聞)

中央教育審議会:「武道」必修化を大筋了承(毎日新聞)


またも「必修化」。

時間は?

道具は?

場所は?

指導者は?

といろいろ気になるけれど、産経の記事によれば「これから考えまーす」ってことだろうか。

しかし、こうして記事を見比べてみると、やはり産経の「伝統文化」重視っぷりというか、「男子もダンス」スルーっぷりが目立つのう。朝日のも最初読んだとき「相互乗り入れ!男子もダンス!いやっほう」な感じがしてちょっとひいたけれども。


そしてやはり産経といえば、

また、柔道寝技など種目によっては、女子への指導方法のあり方についても議論になりそうだ。

身体接触! 身体接触!

せっかくなので「武道の必修化はジェンダーフリー思想への洗脳を目論むサヨク教師の陰謀」ぐらいは言ってほしかった。


そしてさらに産経といえば、

礼儀や公正な態度など、日本の伝統文化に触れる機会を広げるのが狙い。

「礼儀や公正な態度」が日本の伝統文化なのかい。日本の伝統文化を通して「礼儀や公正な態度」を学ぼうということではないのかい*1

実は昨日取り上げた記事でも気になっていたのだが、

16歳で軍務に就いたキャメロンさんは今年初め、欠員を5人の男性候補者と争い、今年初めに採用された。

今年初めに争い、今年初めに採用された。「今年初め」1回でよくね?

産経の国語力低(ry

*1:ホントに学べるかは別として

2007-09-04

女ですもの

ロンドン塔に初の女性衛兵 「大変光栄だわ」(産経新聞)

英国の観光名所として知られるロンドン塔に3日、522年の歴史上、初の女性衛兵が誕生した。スコットランド出身のモイラ・キャメロンさん(42)で、赤く縁取られた制服に身を包み、初の任務についた。

衛兵は「ビーフイーター」と呼ばれ、16歳で軍務に就いたキャメロンさんは今年初め、欠員を5人の男性候補者と争い、今年初めに採用された。キャメロンさんは英BBCに「大変光栄だわ」と話した。

「衛兵」としてインタビューを受けている人物に「大変光栄だわ」なんてカジュアルな女言葉をしゃべらせちゃうところがとっても産経らしくて素敵だわ*1

*1:ちなみに朝日新聞は「(由緒ある)ロンドン塔で働けるのは大変光栄なこと。素晴らしい仕事に就くことができて、わたしはとても運が良い」。中日新聞は「(ビーフイーターになれて)とても名誉に思う」。

2007-09-03

昨日のことであるが

ベビーシャンプーの詰め替え用を買いにいった。泡で出るタイプを買わなければ、と選んでいるまさにそのときはっきり意識していたはずなのだが・・・詰め替えているる時にふと気づくと液で出るタイプのものを買っていた。濃度が濃いのでブ、ブブッ、ブブブブブッと出しにくいことこの上ない。

そういえば先日ハンドソープの詰め替えようを買ったときは、普通のディスペンサーなのに泡で出るタイプを買ってしまっていた。濃度が薄いので液が飛び散るし泡立ちにくくて使いにくいことこの上ない。このときも「液で出るタイプのもの」と意識しながら選んでいたはずなのだが。なぜだー。

容器を取り替えてしまえばいいのだろうが・・・めんどくさいのぅ。

サザエさん』といえば

最近登場人物のモラル低下が著しいような気がするのだがどうか。

2007-09-02

今日の『サザエさん

サザエさんが自分のスカートをリメイクしてタラちゃんのベストを作ったところ、タラちゃんは「ボクは男ですよ!」「ボクを女の子にしたいんですか?」「(おそろいのベストを喜んで着るイクラちゃんに)イクラちゃんは男じゃないですか!」と徹底的に拒否。おお、これはアンチジェンフリエピソードだろうか、と思っていたところ、「じゃあこれはパパのにしよう。男の色でも女の色でもない、世界でただ一つのママの色だからねー」というマスオさんの言葉にタラちゃんあっさり転向。「これはママの色ですー」とウキウキでベスト着用という、ジェンフリチックな(?)結末を迎えました。どうやらフェミ軍団はフジテレビの中枢部までをも侵蝕し、ジェンダーフリーという悪魔の思想をを国民にすり込み、男らしさ、女らしさを否定し、人間を中性化させ、家族を破(ry


実はフジテレビの番組審議会には国広陽子さん(過去)や有馬真喜子さん(現在)が入ってるんですよね(だからといって『サザエさん』のエピとは関係ないだろうが)。まあ八木センセや石井英夫も入ってるけどな。