体調に気をつけることが、開運のカギ

一見、自分に不利なことが起こっても、「これはどういう意味があるのだろう?」とか「これはやめておけということだな」と、結構冷静に受け止めることができるようになりました。

極端な例で言うと、昔、御巣鷹山に激突した飛行機事故がありましたが、本来その飛行機に乗る予定をしていたのに、乗らずに別の便で帰ってきたという人を、私は直接に4人も知っています。
他に明石屋さんまさんを加えると5人です。

上記5名のうち、予定の便より早い便で帰った人が3名。
乗り遅れた人が2名です。
こういうのは人智を離れた出来事で「乗り遅れた」からこそ命が救われた人がいるわけです。
飛行機に乗り遅れそうだった時点では、きっと焦りまくっていたに違いありません。
でも、それが良かったわけです。

長い人生において、「運・不運」は「満ち潮・引き潮」と同じように、一定の周期でやって来ます。
一つのリズムでもあるので、それにいちいち囚(とら)われないことです。
孔子にだって“やっぱり”うまくいかない出来事が少なくなかったのですが「君子はそんなことでイチイチ取り乱さない」ということが論語にも書いてあります。

不運や災難が極力少なくなっていく方法も、年を重ねるにつれ段々と分かってきました。
例えば「掃除をする」とか「モノを捨てる」とか「神社にお参りに行く」とか「人の悪口を言わない」とか「生活をシンプルにする」といったことです。

これらは単純なことのようですが、実際「開運」には物凄い効果があることを、私自身体験しています。
幸せになるにはコツがあり、しかもそれは実に簡単でシンプルなのです。

日本交通の社長は、「タクシー王子」と呼ばれていますが、この人の本を読み、体調管理の重要性を再認識しました。
この人は1か月間、タクシーの一運転手として働き、その体験を本に書きました。
タクシー運転手が売上を上げるコツはいくつかあるようですが、そんなことよりも「飲み過ぎない」といった健康管理のほうが数倍大切だということが本に書かれていました。

体調が悪いと、やる気が起こりません。
また考え方が消極的になります。
やっぱり健康はすべてに優先するのです。
健康だと、もうそれだけで天国的です。