己(おのれ)を知る

「足元の明るいうちに『次の一手』を!」というのが今の経営上の課題です。
しかしながら一人で考えていても、思考が同じところをグルグルと空回りし、なかなか新しいアイデアが浮かばないのです。
そこで経営コンサルタントに相談しながら、考えをまとめていくことにしました。

ある経営コンサルタントが書いた本が面白く、面談を依頼しました。
今はメールだけのやり取りで日時や場所や、その他の条件をすべて決めてしまえ、本当に便利になりました。
お互いに忙しいので、もし電話だと話が決まるまでに1週間ぐらいかかっていたと思います。

結果、面談に1時間半の時間を取ってもらうことになりました。
むろん有料です。
私が東京へ出向きます。
場所は後で先方からの指定があるのですが、日時は決まりました。

こういった「商談」は、縁があるときは“とんとん拍子”に決まっていきます。
不動産のご縁もまったく同じで、いいご縁の時は契約から決済まで実にスムーズに進んでいきます。
逆にあまり良くないご縁の場合は、最初から最後までケチがつくことが多いのです。

その経営コンサルタントとの面談までに、いろいろと出すべき書類があります。
こちらの財務内容や「目指したい方向」を書いて、会う日までに先方に送っておかなければなりません。
そうすると面談の時間が、より効率的になります。
ひょっとしたらそれらの書類を書いている間に、相談すべき事項の解決案が発見できているのではないかと感じています。
これを機に書けるだけ書いて、分厚い書類を提出しようと思っています。

「敵を知り、己(おのれ)を知らば百戦危うからず」は孫子の言葉ですが、今まで「己」をあまりにも知らな過ぎたかもしれません。
例えば会社や自分自身が持つ固定資産や償却資産のリスト化をし、チェックしようと思います。
仮に不要資産があれば、収益化や売却を考えたいと思うのです。

もし収益化や売却が不可能な場合は、破棄処分なりをして、バランスシートから外していきたいと思うのです。
バランスシートだってシンプルにすべきなのです。
今まではドンブリ勘定で、数字化ができていなかったようにも思います。
「己」を見直す、この絶好の機会を活かしたいと願っています。