予防・衛生その3

指数はブログまとめにくいので、歯式の部分とかね、個人でやってね。過去問の感じだと、英語の正式名称も一応覚えておく方がよさげ。先生が授業中に重要って言ったとこだけ赤文字にするけど、DMFとかは知ってて当然って先生思ってると思う。


○4度分類によるう蝕検出基準
C1:表在性・探針を用いての触診でう窩の存在・歯質削除が認められる。
C2:う蝕象牙質の存在が確実。
C3:歯冠の約1/3以上がう蝕のために崩壊している。
C4:う蝕による残根状態、またはう蝕による歯牙の破折などから要抜去であることが明瞭


○DMF:齲蝕経験指数
D=decayed(未処置齲蝕) M=missing(齲蝕による喪失歯) F=filled(処置歯)
DMF者率=D,M,Fいずれかの歯を1歯以上有する者÷被験者数×100(%)
DMF歯率=被験者におけるDMF歯の合計÷被験歯数(喪失歯を含む)×100(%)
DMF歯面率=被験者におけるDMF歯面の合計÷被験歯面数(喪失歯面を含む)×100(%)
DMFT指数=被験者全員のDMF歯の合計÷被験者数=一人平均DMF歯数
DMFS指数=被験者全員のDMF歯面の合計÷被験者数=一人平均DMF歯面数


○dmf:齲蝕経験指数の乳歯版。乳歯にはdfをよく使うのでここは飛ばします。


df:乳歯だと、抜けた物が含まれるからdmf使うのまずい。
df歯率=df歯数÷観察された被験歯の合計(現在歯)×100(%)
健全歯率=健全歯数÷現在歯数合計×100(%)
未処置歯率=未処置歯数÷現在歯合計×100(%)
処置歯率=処置歯数÷現在歯合計×100(%)
齲蝕処置率=処置歯数÷(処置歯数+未処置歯数)×100(%)


○歯周疾患の指標
1.歯肉炎を評価する方法:
・PMA index:Papillary gingiva , Marginal gingiva , Attached gingivaの順に歯周炎が起こっていくことから、歯肉の炎症のひろがりを評価する指数
・GI:
2.歯肉炎と歯周炎をあわせて評価する方法:
1.PI
2.PDI
3.GB count(これは名前だけ覚えておくだけでいい)
4.CPI

○OHI, OHI-S:歯垢の審査基準(DI)と歯石の審査基準(CI)を足して数える。


PCR:Plaque Control Record:歯を近心・遠心・頰(唇)側・舌側の4歯面に分けて、それぞれの分画を診査対象とする。染め出し剤で歯垢を染めて、歯頚部付近に付着した歯垢の有無をみる。
指数計算:個人のPCR(%)=歯垢の検出分画歯面合計÷被検分画歯面数×100
指数計算の例:上下左右ともに1〜7番まで生えてる人で、歯垢が検出された歯面が28あった場合、28÷(28(本)×4)×100=25%


PHP記録と観察部位:
歯面を近心から遠心にかけて3つに分割。そのうえで、中央の3分の1を、歯頚側から歯頂側に向かって3分割する。5面に歯面を分けて観察する方法。


CFI:Community Fluorosis Index


○歯の形成時期:表の「歯胚形成」と「石灰化開始」と「歯冠完成」。第三大臼歯は×してある。


予防医学の概念
・第一次予防:健康増進・特異的予防(フッ素利用・予防接種など)
・第二次予防:早期発見・即時処置(初期齲蝕・歯肉炎)・機能喪失阻止(齲蝕処置)
・第三次予防:機能回復・リハビリテーション


メタボリックシンドローム


歯周病のリスクファクター:病原要因(歯周病細菌)・環境要因(喫煙)・宿主要因(糖尿病)


BMI:低体重(18.5未満)・健康体重(22)・肥満(25〜)  外国では30から上が肥満。


○肥満に関する調査:国民栄養健康調査(毎年実施されている)


○WHOの糖尿病診断基準:経口ブドウ糖75g負荷試験によって、
1.空腹時:正常<110<境界型糖尿病<126<糖尿病
2.負荷後2時間値:正常<140<境界型糖尿病<200<糖尿病


歯周病は肥満やメタボと関係があるが、明らかな原因ではない。


○アディポサイトカイン:太ると善玉のアディポネクチン(血管病・動脈硬化を抑制)減少して、TNF-α(耐糖能障害引き起こす)が増加して、糖尿病が引き起こされる。IL−6は免疫異常に、アンドロゲン・エストロゲンは性機能に、アンジオテンシノーゲンは高血圧に、レプチンは摂食に関与。


○糖尿病の危険因子:年齢・性別・BMI・運動・飲酒・喫煙