影執事マルクの道行き

影執事マルクの道行き (富士見ファンタジア文庫)

影執事マルクの道行き (富士見ファンタジア文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
「―カナメに告白された?」大理石の冷たい床に正座させられたマルクに、使用人たちの声が降り注いだ。思わず縮こまるマルク。カナメの明らかな好意を知る仲間にとっては、マルクの自覚のなさのほうが驚きである。ドミニクは、マルクの肩をポンポンと叩き穏和な口調で諭した。「とりあえず、カナメさんもエルミナお嬢様も泣かせないようにね?」―エルミナとカナメが、告白に混乱するマルクを置き去りに、二人で家出した。皆に責められ慌てて後を追ったマルクだが、セリアも同乗しており…!?運命に導かれ、豪華な大陸横断列車に乗り合わせる契約者たちの目的は。影執事マルク、恋も列車も大暴走。

シリーズ8冊目。
『こういったとき、袖の下というものを渡しておくと彼らはとても友好的になる。』(P128)袖の下。必要なことなんだろうけど、無駄に思えるというか、金欠(今はそれほどでもないんだっけ?)なのにそんなの送ってどうするのっていう気になる。
四強、『<東方不敗>、<鳳>、<夜刀神>、そして<黒衣>』(P154)このうち三人が屋敷で働いているって、戦力が一箇所に固まりすぎだろ。
ヴィンセント、久々にわかり易い悪役で小物、でもやたら強いなあ。『恐怖のあまり考えることを放棄した』(P321)、このジョジョネタには思わず笑った。