時計館の殺人 新装改訂版 上

内容(「BOOK」データベースより)
鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる!第45回日本推理作家協会賞に輝く不朽の名作、満を持しての新装改訂版。

 このシリーズは新装改訂版で出るごとに買っているが、やっぱり結構間が空くので、プロローグに「迷路館」を島田が書いたってあったので、あれ全部創作というオチだったかな?とそんな考えが頭をよぎってしまう(実際に起こったとその後書かれてから、ようやくやっぱそうだよねとなる)ぐらいには忘れてしまう。
 光明寺、芸名でアパート借りているのか、なんだか住所バレとかに無頓着で無用心だなあ。
 交霊会のために、わざわざ着替えて眼鏡もはずしたのにカメラはいいのかよ(笑)
 最初から名探偵の島田の登場シーンがちゃんとあるのはすごくいいね!シリーズの推理小説とかだと後半になるまで名探偵が出てこなくて、でてくるまで読むのがしんどい、ということがままあるので。
 江南、自分が寝る部屋に持っていったのは懐中時計か。なんとなく、逆三角形という形が出てきていたから、空目してしまい固定の時計を持ってきたのかと思って、何で海中時計持っているのと無意味に困惑してしまった。