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deku_decさんの読書メーター

2017-06-23 FLESH&BLOOD 5

FLESH&BLOOD 5

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FLESH & BLOOD5 (キャラ文庫)

FLESH & BLOOD5 (キャラ文庫)

 kindleで読了。ネタバレあり。

 主教の毒殺犯と見られて連れて行かれそうになった海斗は、ジェフリーの危険を顧みない抗議でなんとか厳しい牢獄ではなく、ましなほうの牢獄に行くことになる。自分の立場や命が危険に曝されることをためらわずに、自分を守ろうとしてくれたジェフリーを見て、海斗の彼への信頼が確固としたものになる。

 ウォルシンガムが海斗を犯人説を強硬に主張するのは、単純に海斗憎しでそう見えているのか。それとも海斗が犯人でないにしても彼を亡き者にできる良い機会だということか。毒殺犯が彼でなくても見つからないときのスケープゴートにはなるし、見つかっても所詮異教徒で疑わしかったので犠牲も仕方ないで済ませられるということだろうか。

 いずれにしても海斗は獄中に放り込まれることになる。そしてジェフリーは海斗を助け出すために奔走することになる。彼は主教は病かなにかで倒れたのではないかと、そのことを調べることにする。

 トランプが買われるごとにウォルター・ローリーの懐に税金が入り込む。そうした歴史四方山話、小ネタ面白い。そのトランプを用いながら、宮廷内のどろっとした人間関係が語られる。

 海斗が肉体を傷つけない拷問されているときに、彼がいなくなった後に和哉が海斗をどうにかしたのではと疑われている悪夢を見る。夢なのか現実の光景なのかはわからないけど、ただでさえ友人が目の前でいなくなる怪現象に見舞われたのに、真逆のシーンが書かれるとか、かわいそすぎる。だから望み薄だけど、いつか彼が無事だとわかると場面や彼に対する何らかの救済の場面があればいいなと思ってしまう。

 ウィル(シェイクスピア)が巻をまたいで登場するとは思わなかった。しかし彼がカトリックだから、彼をビセンテ(スペイン)を手伝わせるという設定にするとはちょっと驚き。

 海斗のウィルへの説得もあり、海斗を連れ出すスペイン側の計画は後一歩で失敗となる。スペイン人と繋がっているなら何故逃げなかったのかはわからないが、死人がでているのに生き残ったことで、誤って彼にも薬を飲ませてしまったから連れ出せなかったとの声もあり、疑いは消えない。

 そうして疑いが晴らせぬまま裁判の時が近づく。ジェフリーは有力な庇護者を得て、なんとか海斗を助け出そうとする。そこでロバート・セシルがジェフリーに彼を助けるための知恵を授けた。

 海斗がウォルシンガムの部下で自分を拷問した相手すら擁護したことで、ウォルシンガムの彼への心象が少しよくなるも、やはりいまだ疑いは根強く、排除しようという意志は変えない。

 セシルの入れ知恵で、海斗がマリアの処女懐胎についての素朴な疑問を主教にぶつけたことにした。その質問が冒涜で、それが主教の健康に悪影響を及ぼして死亡したという体にした。そうすることで殺人罪判決を受ける。しかしいまだに生きている聖職者規定(読み書きできる聖職者は一度は罪を許されるという規定、その後聖職者でなくても読み書きできる者は罪を許されるものになった)を使って、死刑を免れて自由の身に戻る。

 ただし再度罪を犯したときに再びその規定が使われないように右親指にTの焼印がいれられる。ナイジェルとジェフリーも海斗だけにそんなことをさせられないと、自分たちもその焼印を入れる。そしてウィルは焼印を押された彼らに良く効く軟膏を届けてくれたので、彼も改心したみたい。

2017-03-19 FLESH&BLOOD 4

FLESH&BLOOD 4

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FLESH & BLOOD4 (キャラ文庫)

FLESH & BLOOD4 (キャラ文庫)

 kindleで読了。ネタバレあり。

 今回は宮廷の話がメイン。

 ビセンテは主人公を確保できずに任務は失敗で終わる。彼は敵ではあるけど悪い人ではないし能力もあるのに、このままだと今後の出世とかにも響いてしまいそうな現状は可哀想だ。主人公を追う限り今後も失敗続きとなるだろうから、彼には別の場所で功を挙げてほしいと思ってしまう。

 今回は序盤のスペイン側のビセンテのパートでセルバンテスが登場したり、クリストファー・マーロウ、まだ世に出ていない頃のシェイクスピアが登場したりと有名な文学者が色々と登場する。

 スペイン海軍の総司令官だった病身のサンタ・クルズ侯爵はビセンテに対して、異教徒の占い師は宮廷に連れ帰るのではなく、その予言が人を惑わすから、消し去るように頼む。しかし海斗に好意を抱いているビセンテは、その提案を受け入れられない。しかし侯爵の言葉も一理あり連れ帰ることが単純に国の益となるとはわからないと思い迷いが生じる。

 ビセンテがスペインに帰ったように、ジェフリーや海斗も英国に帰還する。

 ウォルシンガムに目をつけられて、ロンドンに呼び出されるジェフリーや海斗たち。

 マーロウを見て、鏡も使わずに予言じみた言葉を洩らした海斗に対してジェフリーは少し怪訝に思いつつも、人を見る目があるからそんな言葉がでてきたのだろうと思う。そう一人合点して、また一つ彼の美点を見つけたと喜んでいることに思わずにんまりとする。

 ウォルシンガムは異国の怪しげな占い師が海軍の実力者ドレイクの側にいることを危険視する。そして拷問にかけようとするが女王に制止され、女王が宮廷道化として海斗を保護することになる。

 その時に女王が海斗のことを頼る人物のいないなかで、世話してくれる大人の興味を引きたかったから、そのようなことを述べたのだろうとして、ウォルシンガムの危惧を一蹴している。その女王の推測は、結果として他の誰もが気づいていなかった側面をずばりとついているね。

 中世のウエハースはどんな形状のものだろうと以前から気になっていたから、薄い生地をシガレット状にしたクッキーのようだと描写されているのを見て、そんなものだと知ることができてよかった。

 そして宮廷道化とされたのでウォルシンガムの手からは逃れることができたが、そのままではジェフリーたちから離されて宮廷で過ごすことを余儀なくされるので海斗は困る。そしてジェフリーはロンドンに残って、対処を考えることになる。

 女主人公役のシリルが風邪で御前公演に出ることができなくなったために、海斗が代打で舞台にでることになる。そこでまだ世に出ていないシェイクスピアと出会う。

 この時代にはまだ握手の習慣がなかったというのは、へえ。

 ジェフリーに恋するシリルと親しい人物が、舞台上でアドリブで詩を言って聞かせてくれと述べて、海斗を困らせる。それで危うく事故になりかけたが、咄嗟に18世紀の詩人ロバート・バーンズの詩を詠って難を逃れる。

 海斗がそうした詩とか未来の歌とかを披露して、宮廷人たちが驚いたり感心している姿を見るのは楽しい。

 女王の勧めと身の安全のために海斗は改宗することになる。しかし洗礼式前日に、洗礼式を執り行うはずの司教が毒殺されてしまう。そして海斗が殺人犯と疑われて逮捕されてしまうというところでこの巻は終わる。なにかの陰謀劇に巻き込まれてしまったようだが、彼が酷い目に遭わずに潔白が証明されますように。

2017-02-16 FLESH&BLOOD 3

FLESH&BLOOD 3

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FLESH & BLOOD3 (キャラ文庫)

FLESH & BLOOD3 (キャラ文庫)

 kindleで読了。ネタバレあり。

 今回はナイジェル回。

 海斗はビスケットに潜む穀象虫に最初は驚いていたようだが、もう慣れたというのは適応力高いな。そして航海長ナイジェルに罰を与えながらも、彼は不器用な人間で悪い奴でないことがわかっているから嫌いになれない。そのように感じたことで、海斗はこの世界に来て我ながら寛容になったと思い内心苦笑いする。

 ジェフリーがカイトの善良さと脆さを見て、生命の危険などから遠いところで育っていたのだろうと思い、たぶんジパングならそれでも安穏と生きられたのだろうが、ジェフリーの世界ではその性質は命取りになりかねないと危惧している。カイトが未来人ではなくジパングから来たとごまかしたことで彼はそう思っているのだが、実際の当時(戦国)の日本の荒っぽさを思うと、そのギャップにくすりとくる。

 スペイン商船を襲撃して勝利して、船ごと戦利品にするという私掠船としての活躍が書かれる。ジェフリーは鹵獲した船の船長から情報を引き出すために、歓待している風に食事に誘う。食事する場である船長室の食卓をコーディネートする。海斗がそうした細やかなところでの活躍しているのがいいね。

 そのスペイン人船長の言葉で、日本で活動しているのは(史実の)イエズス会ではなくフランシスコ会だということが明らかになる。そのことで海斗はこの世界は自分の知っているものと良く似ているけれど、微妙に異なった平衡世界であることがわかる。だからその時代についてかなりの知識を持つ海斗がジェフリーのことを知らなかったと合点がいくと同時に、自分の予言(史実の知識)が通じるか不明だということに激しく動揺する。

 そして時代の流れを史実に近づけなければと意識を新たにする。ドレイクに向かって自信をなくしたといっているときは、予防線を張っているのかと思ったが、どうやら少し偽りを述べてより有利にことを運ぼうとしたら、重大な結果に繋がりそうになったため海斗はそういったようだ。そのこともあって今後は不確定要素を省くために、余計なことはすまいと自らを戒める。

 ドレイクが神意(予言)に基づいた自信を持って狂信的にも見えるくらいで、ジェフリーはそれを危ぶむ。そうした変化の描写もあるので、未来が不確定になって史実と変わるのではないかという不安が生じる。

 ビセンテの船が再びジェフリーと海斗の前に姿を現す。今回は白兵戦となり、海斗はナイジェルと共に身を隠す。そのときにナイジェルは自分の過去のことなどを怯える海斗の気を紛らわせるために語る。今回も無事撃退する。

 そしてジェフリーはどうやらナイジェルが海斗に惚れたようだと感じる。

2017-01-28 FLESH&BLOOD 2

FLESH&BLOOD 2

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FLESH & BLOOD2 (キャラ文庫)

FLESH & BLOOD2 (キャラ文庫)


 kindleで読了。ネタバレあり。

 海に出た海斗は、16世紀の船舶は荒波でひどく揺れ船酔いで大変苦しむ。積み込んだ水はひどいもので口にできず、エールも口に合わずで、何も飲めずに更に体調が悪くなる。そんな海斗を看病する船長のジェフリー。

 その船酔いから回復した海斗は、他の怪我人や病人たちの世話をする。船での役割がなかった海斗はその役割を活き活きとこなしている。海斗がフランス語も片言だけどいけて、それが役に立つという展開はいいね。

 いったん補給のために寄航することに決めたが、船に病人が出ているから、上陸させたがらない。その相手に海斗は片言のフランス語で聖書のエピソードを用いながら、熱弁をふるって上陸の許可を貰う。未来知識とは関係のないところでの主人公の活躍するところがあるのはいいね。

 彼のそうしたはしっこさはわりと好き。現代知識もあって、そこに多芸さとミステリアスさも加わっているから、ジェフリーが惹かれるのも納得かな。

 ジェフリーは彼が孤独で誰かに必要とされたい。そのように海斗を理解するごとに好意は深まっていく。もちろん好いているからこそ、その新たな一面に引かれていくのだろうが。

 ユグノーの街、スペイン商人も来ると聞いて、海斗はこの街はカトリックと戦っていて敵なのに何故と驚き、ジェフリーがどの宗派が払おうと金だと笑う。現代人と16世紀の人間だと、感想が逆でもおかしくないのにそうじゃないというところが面白い。

 海斗を狙うスペインのビセンテも偶然この街へ寄航する。

 他者と違う(現代人であり、東洋人である)ことで孤独感を深める海斗。ジェフリーはそんな彼を励まそうと、凄い能力がありそれが君を守ってくれるから心配は不要だといった。それで海斗は内心さらに落ち込む。占い師という最初の嘘からくるすれ違い。ジェフリーはただ励ましたいだけだが、海斗はもし俺がそうでなかったらと考えてへこんでしまう。1巻での友人和哉との齟齬もそうだったが、そう簡単には変わらないか。

 海斗が身体を洗っているときに口ずさんでいたQueenの歌をジェフリーが気に入って(未来人だと明かしていないから、自分で作ったのかという問いに海斗は首肯してごまかしたので)褒めている。こうした現代の歌とか文化的なものが、それ以前の時代の人間が気に入るというエピソードは好きだわ。チート物は技術や物になりがちだから、それ以外で喜ばれるという話もいいよね。

 和哉との別離を思い出し後悔でジェフリーの前でないてしまう。そんな海斗をジェフリーは慰めて、海斗は彼のことが好きだと思う。しかしその思いが保護者に対するものか兄弟へのものか、それとも恋なのかは自分でも未だにわからない。

 ジェフリーは海斗が持つ能力と、それで抱える重圧をかわいそうに思っている。そのことからも既に彼は占い師の能力を超えて海斗にひかれていることがわかる。

 船に帰る前に街でビセンテと邂逅。そこから何とか難を逃れるも、ビセンテの船と対決することになる。その説明を求められて、ジェフリーはナイジェルに海斗の正体(占いの能力)を明かす。そして海斗はナイジェルに謝られた。これでナイジェルの警戒心も解けた。そして彼は病人のために献身的に働く海斗の姿を見たことで海斗に好感を持つ。

 逃げるジェフリーと海斗の船をビセンテの船が追いかける。ジェフリーは船の性能で劣っているから、何とか知略で相手の船を浅瀬に乗り上げさせようとする。単に切りあい、打ち合いではない戦いもいいね。

 そして何とか切り抜ける。しかしビセンテは敵方の登場人物だけど、悪い人ではないと思うから失態を繰り返して大丈夫かなと心配になる。

2017-01-07 FLESH&BLOOD 1

FLESH&BLOOD 1

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 kindleで読了。ネタバレあり。

 主人公は英国で育った東郷海斗。彼の父は三舛商事のロンドン支社の社長で、そして彼の母親は権勢欲の強い人で父の肩書きによって他の駐在員の妻を従わせている。海斗はそんな母のお気に入りだったので、子供たちの間でもその力関係が影響して、変に気を使われるか腫れ物のように扱われるから本当の友達がいないと思っていた。

 そのため子供の頃にあこがれた海賊にまつわる場所をめぐるために二人旅をしている和哉へも、本当に自分のことを友達と思ってくれているのか疑いを持っていた。長くその思いがあって、とうとう本人にそのことを尋ねてしまった。それで友人と思っていた海斗にそんな風に見られていたことを知った和哉は怒る。

 そこで友人だと思ってくれていたことを知って、自分の言葉を後悔して謝る。しかし友人と思っていた海斗からの酷い言葉を受けた和哉は当然まだ怒ったまま。

 そうして少し雰囲気が悪くなるが、そのまま旅行を続行した。その後海斗はプリマスでイングランドに危機が迫る度に鳴るという伝説があるドレイクのドラムらしき音にひかれて、ふらふらと歩くと、次元の狭間に手を突っ込んでそのまま向こうの世界(ドレイクら海賊が活躍した16世紀の英国)に引き込まれることになる。海斗も和哉も仲違いしたことを後悔したままの別離となってしまう。

 1587年エリザベス女王の治世で、メアリー・スチュアートが処刑されてから一月ほど立った、1587年の3月の英国に海斗は放り出された。

 スペイン王からメアリー救出の命を受けていたビセンテがこの時代に来た海斗に最初に接触する。倒れていた海斗の解放をして、少し話した。そこでここが1587年と知って警戒心を示す。そして21世紀からきたこと、来年にはシドーニア公が総司令官となって無敵艦隊が英国に来ることを話す。その不吉な予言にカッとなったビセンテは思わず海斗の首を絞めて落としてしまう。

 その後彼のことを凄腕の占星術師だと思い、彼をスペインに連れて行こうと思う。しかし見回りに来た船員がきたので、やむなく気絶した主人公を置いてその場を去った。

 そしてキャプテン・ジェフリーに拾われる。そこで主人公は何処にも身を寄せる場所もない、時代の違う帰れない場所に来てしまったことを痛感して怖ろしくなる。

 海斗は未来から来たことを隠して、架空の田中氏の側仕えとして日本から欧州に来る途中に海賊に捕らえられて逃げようとしていたということにする。ジェフリーが、タナカ氏は何の見返りもなく教育を授けて面倒を見てくれたとは聖人のようだと、架空のタナカさんを褒めていることにちょっと笑った。

 航海長のナイジェルは海斗のことをスペインのスパイではないかと警戒する。

 ジェフリーは外見もそうだが、この時代ではもっと幼い頃になくなる子供にだけ許される甘えを当然のように持っている無垢で危うい海斗に惹かれる。

 有名なドレイクと会うことになった海斗。ドレイクにビセンテがなぜ狼狽して首を絞めたのか疑義を呈される。それに動揺するも実は占い師で、彼に朽ちた十字架が見えたことを話すと激昂したと述べる。ドレイクが先ほど知ったサンタ・クルズ侯が病に倒れたという情報と一致したことで、海斗のことを本物かもしれないと思う。そして今度の航海のジェフリーにも明かしていなかった目的地で、戦果をあげると言った事で本物だと思わせる。

 上手く騙して占い師として身の安全を確保できた。そうやって上手く本物だと思わせて切り抜けることはできたというのは面白い。でも、彼がこの時代の細かい歴史的な出来事を知っているとは思えないし、それを述べることで徐々に歴史からそれ始めたならば知識は役に立たなくなるから、今後どうなるかちょっと不安。

 まあ、知っていること以外には答えないようにしようとしている点では少し安心だが、それでも頼まれて断れないこともでてきそうだからそのときどうなるか。

 ドレイクトジェフリーは海斗の占い師としての能力を貴重だと思うが、海斗をウォルシンガム閣下にとられることを防ぐために結局彼をジェフリーの船に置くことにする。

 スペインに帰ったビセンテは、カイトの予言を報告してスペイン王に謁見する。そして彼にその占い師の海斗をつれて来るようにとの命令が下される。

 「予感」頑丈な靴だとまめができるといったジェフリーに海斗が靴がゆるくて空間があるからまめができやすくなると説明して、靴屋も教えてくれなかったと感心されるシーンが好き。