ありがとうございました!

南沢コーラス・新宿vocal ensemble演奏会
無事(?)終了いたしました。


20年ぶりという大雪の中
聴きにいらして下さった皆様
本当にありがとうございました。
客席に誰もいないことを覚悟していましたが
こんな天気でもいらしてくださる方がいる、という事実に
身が引き締まるおもいでした。
そしてこれは、何も今日に限ったことではなく
いつもの天気のよい日の演奏会でも
いらして下さる方おもいは同じだということを
忘れてはいけないと思いました。


また出演して下さった所沢混声
そしてvocal ensembleの皆さん
本当にありがとうございました。
無事に帰りつけましたでしょうか…
所沢混声はまた五月に、
今度はフォーレのレクイエムと「土の歌」をやります。
そのときは今日の経験の上に
さらに内容を表現できるようにしたいですね!


vocal ensembleは練習期間も短い中
あれだけのマニアックな難曲を
よくぞ歌って下さいました。本当にありがとうございます。
いつかやりたいと思いながら
なかなか手を出せないでいた曲…
それをやりたい人でパッとやってみよう、という試みでしたが
また次も挑戦してみたいと思います!


1月のドヴォルザークと今日の演奏会を終えて
40代の自分としてまた新たにやっていく課題や目標が
見えてきた気がします。
今年から十年も日記つけ始めましたし(笑)
これからもがんばっていきます!
今後ともよろしくお願いいたします。

平和への祈り

明日,新宿文化センターで14時から
「近代音楽・平和への祈り」と題した演奏会があります。

プログラムは
武満徹「死んだ男の残したものは」
佐藤眞「土の歌」
デュリュフレ「レクイエム」
などです。

明日は天気が悪いそうですが
新宿にお越しの際には
ぜひお立ち寄り下さい。
ごく限られた方のためだけの特別な演奏会になるかも(笑)

お待ちしております。

ニュースでは必ず「暦の上では春ですが…」というくらい
この時期はまだまだ寒いものですが
南沢コーラス「四季」の練習も、立春の日にはじまりました。


まずは第2番「来たれ!うるわしい春よ」
午後からは雪の降る寒い日でしたが、
朝夜合わせて100名近い方がご参加くださいました。
これから秋の本番に向けて
ちょうど季節を先取りしながら練習していきます。
それぞれ、その季節を迎える頃には
ハイドンの描いた四季の美しさが口ずさめるようになっている…ように
楽しんで練習していきましょう。


参加申込み受付中ですので
興味のある方は一度見学にいらしてください!
では。

南沢コーラス第9回定期演奏会

たくさんの方にご来場いただき
本当にありがとうございました。
これまでの定期演奏会の中で
最も多い来場者数でした。


「第9回」定期演奏会と言っても、
毎回曲ごとに集まっては解散するシステムなので
このカウントに意味があるのか?とも思いますが
私自身がこれまでを思い返す意味でも
もうしばらくは記しながらいきたい。


今回、ドヴォルザークという大曲に挑戦したことで
得られたものは大きいと思う。
演奏の課題は本番にむけてくっきり浮き彫りになるので
今後どうやってそれを克服していこうか
楽しみにしている。


でも、それ以上に音楽のエネルギーや喜びが
昨日の演奏にはあったと思う。
そこだけになっては、アマチュアのよくない典型だが
それがないアマチュアの演奏はもっとつまらないだろう。
その喜びをより大きくするためにも
一つ一つの山をこれからも越えていきたい。


聴きにいらして下さった方々
オーケストラの皆さま、
素晴らしい演奏を聴かせて下さったソリストの方々
演奏会を支えて下さったスタッフ、
そして、この大曲に一緒に挑んで下さった
合唱団の皆さまに心から感謝しています。
ありがとうございました。

ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」

今日はベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」の練習。
僕の先生がやっている団体での代理稽古でした。
「全曲通しといて♪」と軽く言われましたが、
いろいろやってたら結局通せませんでした…


この曲は、僕が合唱指揮を始めて間もない頃に
川崎の合唱団が、ドイツから指揮者と合唱団も招いて
やったことがあります。当時はただただに頑張って、
本番はうまくいった部分もあり、感動したことを覚えていますが
いま譜面を見ると、こんな曲はとてもできない…と
一瞬思ってしまいますが、
怖いものをしらない時期にやらせてもらった経験のほうが深くにあり、
この曲が大好きだという気持ちになります。


世界にはたくさんのミサ曲がありますが、
この曲ほど感動的なBenedictusはないと思います。
それはBenrdictusにつけた音楽、というよりも
ミサ曲全体のドラマを考えた上での
この時間に欲しかった人間的な感情や安らぎの時間なのではないでしょうか。
ちょうど同時期に作られた
第九シンフォニーの第三楽章のような…。


合唱指揮者としてたくさんの合唱曲に関わらせてもらってますが、
よく言う「俺が死んだらこのレクイエムを」という曲は正直ありません。
でも、人生の締めくくりのときに
今日のこのBenedictusのような深い感謝の気持ちで
終えることができたらいいなあ、と思っています。
現実にはとてもヴェルディな今日この頃ですが(笑)

ワーグナー

今年はヴェルディワーグナー
生誕200年の記念の年ですが
200年前の今日、ワーグナーは生まれたそうですね。
生まれがライプツィヒであること、
また死んだのがヴェネツィアであることも
恥ずかしながら今日まで知りませんでした…


今日はヴェルディ「レクイエム」の練習で
そんなことを考えながら歩いていました。
僕は今年生誕40年記念の年なので(笑)
160歳ちがいなのねえ…
自然と興味は、彼らが40歳の時どんなだったのか
ということに向きました。


今はヴェルディをやっているのでワーグナーは置いといて(笑)
ヴェルディにとって40歳頃の1853年あたりは
リゴレット」「トロヴァトーレ」「椿姫」と続くときです。
この時期に、その名声を不動のものにしたともいえるでしょう。
今朝はラジオでながれてたヴェルディの初期のオペラを聴きながら
「これがヴェルディなの?」と思ってましたが
それが40歳頃に、どのようにして花開いたのでしょう。
考えると想像がふくらみ楽しいです。


自分が40歳になろうとして
ふと父のその頃のことを考えてみたのですが
ちょうどその年はディズニーランドができた年(今年30周年)で
僕は小学4年生、お隣さんから券をもらって、
夏休みに行った記憶があります。
父は働き盛りで忙しかったのでしょう。
その頃一緒にいた記憶があまりありませんが
だからこそ、ちょっとしたことをすごく覚えています…


僕自身も歌ってる人たちも
今だからできるものがある、今しかできないものがある。
この今を大事にしたいと思う。