最近読んだ本
リーダーシップからフォロワーシップへ
リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは
- 作者: 中竹竜二
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 109回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
リーダーにとってのリーダーシップとフォロワーシップ、フォロワーにとってのフォロワーシップとリーダーシップ。明快な全体像からスタートするのでとても分かり易い。優れたビジネス文書の例でもある。
特にリーダーシップについて以下の2点が目から鱗だった。
- リーダーであるために必要なたった1つのことは「ブレないこと」
- リーダーはスキルを身につけるよりも自身のスタイルを見付けることが重要
6時に帰る チーム術
なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか? 6時に帰る チーム術
- 作者: 小室淑恵
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2008/12/30
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 175回
- この商品を含むブログ (75件) を見る
第1部で問題の分析を、第2部で具体的な対策を述べている。また、最後にあるQ&Aが地味に役に立つのではないか。新しい試みは確実にメンバや上司から拒否されるわけで、説得の参考になるだろう。その辺、コンサルタントである著者は流石である。
キラー・プレゼンテーション
- 作者: M・ゴットリーブ,鈴木智草
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2008/09/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- プレゼンで一番重要な要素は「スライド」ではなく「あなた自身」、というコンセプト
- この本自体が非常にわかりやすい(説得力がある)
構造デザイン講義
- 作者: 内藤廣
- 出版社/メーカー: 王国社
- 発売日: 2008/08/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
当然、鉄筋コンクリートや木造の話、建築の歴史や分類という話がメインになるのだが、その対象へのアプローチの仕方はエンジニア共通の姿勢(思考形態)であるように思う。歴史や失敗に学ぶこと、技術を慎重に選ぶことなどなど。
計算が要領よくできたり仕事を適当にさばけたりするのが本当のエンジニアではなく、
工学的な境界線に立った時、予想外のことが起きたときに適切な判断ができるのが本当のエンジニアというものです。本当のエンジニアというのは、こうしたことが判断できる経験と見識と倫理が備わった人間のことを言うのだと思います。
(第4章コンクリート -「本当のエンジニアとは何か」から抜粋)
また、著者は第1章総論で「デザインとは翻訳すること」という持論を展開していて、その「翻訳」を次の3点に分類している。
- 技術の翻訳
- 場所の翻訳
- 時間の翻訳
とても重要な視点だと思う。詳細は省略するが、この中で「場所」は「文脈」や「関係性」と言い換えることができるし、「時間」はもう少し正確にいうと「歴史的時間」ということができるだろう。
東京奇譚集
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/11/28
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 84回
- この商品を含むブログ (313件) を見る