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非現実サンクリストバル

2008-03-25

桜の樹の上に

| 12:19


「早く帰ってくるのよ!」

母親の声に、僕は返事も返さず神社の境内に向かって走り出した。家族で神社お花見に来たのだが、僕は飽きてしまって探検を始めることにしたのだ。

桜の花は満開で、神社の境内はピンクのカーテンのように花びらが散っていた。僕はその中を走り抜けた。同じようにお花見をしている人たちの笑い声が周りから聞こえる。

神社の社に走り着くと、僕は縁の下に潜り込んだ。縁の下にはいつだって宝物が転がっているのだ。

その縁の下は宝物泥棒が漁ったあとらしく、何も面白いものが発見できなかった。そこで僕はそのまま縁の下を進んで神社の裏手に出ることにした。

ごそごそと縁の下からはいでて服の汚れをパシンパシンと払っていると妙なことに気づいた。

さっきまで聞こえていた花見客の声が聞こえず、あたりがしんと静まり返っている。そして目の前に太い幹を持った大きな桜の樹が一本。


燃え上がるような桜の樹、花びらが辺りに吹雪いている。その風景の中に穴が空いたように黒い、黒い何かが浮かび上がっていた。桜の捻れた太い枝に、濡れたように艶のある黒い着物を着た女性がゆらりと座っていた。赤い鼻緒の履き物を揺らしながら、桜の花に囲まれてぼんやりと樹上を見上げていた。

僕はその女性の横顔を見上げていた。目が離せなかった。美しい、と生まれて初めて心の底から思った。

女性はゆっくりと桜の樹上から下にいる僕の方へ首を向けた。赤い、赤い唇を開いて言った。

「ぼうヤは、だレ?」

しんと冷たい声、抑揚のない、どこから聞こえるのか分からない声だった。僕は背筋に冷たい感触が上っていくのを感じた。

「ぼくは・・・」

自分の名前を言おうと口を動かすが、金魚のようにパクパクするだけで何も声が出てこなかった。

樹上の彼女は、じっと僕を見つめていた。

「こコには、きチャ、いケなイよォ」

女性はゆっくりと、にちゃぁと、笑った。

僕は足が震え出すのを感じた。

「もウ、こなイヨうに、しるシ、つケたげル」

黒衣の女性は桜の花びらをひとつちぎると、僕に向かってふぅっと吹いた。花びらはひらひらと僕に額に向かって落ちてきた。僕は花びらが目の前に来るまでじっと見つめていた。額に花びらが触れると同時に焼けるような熱さを感じて僕は叫び声を上げてうずくまった。

「かぁちゃの、とコろに、はシって、おカえリィ」

僕はばたばたと手足を動かして神社の縁の下に向かって逃げた。縁の下に潜り込む寸前に一瞬、桜の樹の方へ振り返った。

燃えるような桜の樹の上、漆黒の女性は真白い手をゆったりと振っていた。


「まったくあんた、こんな時間までどこ行ってたのよ! みんな探してたのよ」

母親は僕の肩を正面から掴んで言った。

「あんたおでこ、どうしたの? 見せてみなさい」

母親は額に当てていた僕の手を振り払った。

「あんたなにやってたの! こんな火傷、どこでやったの!?」

母親はちょっと慌てたような表情になった。

母親の声を聞きながら僕はだんだんと意識が遠のいていくのを感じた。


あとで聞いた話によると、その夜に子供の私は高熱を出してうなされたらしい。神社の裏手はただの空き地で桜の樹など植えてないそうだ。もっとも私はその後一度もその神社に入ってないので実際のところは分からないのだが。


私の額には桜の花びらの形のアザが残っている。これが私が前髪を上げた髪型にしたことがない理由だ。


(了)

いいよいいよーーwwwwwいいよいいよーーwwwww 2009/06/15 00:40
シャワー後にイ ラ マ チ オ・ク ン ニで指ホジリしながらクリを攻めていたら
女はカリに舌をレロレロしながら足ピーン!でヒクヒクでした(´・ω・`)
下口がつゆだくだったので、もちろんそのまま生騎乗(`・ω・´)
女がイって思考回路落ちてる隙を狙って中 出 し実行wwwwww
やっぱ中 出 しがイイよねー(・∀・)!!

http://shiofuki.navi-y.net/ciyVSvU/

しゅおおぁあああ!!!!!しゅおおぁあああ!!!!! 2009/06/22 12:29
あっもう!ちょ!!!凄い!!!凄いよ!!!!!
あぁぁテンション上がりすぎて何から言えばいいかわかんねwww
勃.起おさまんねーし今からもっかい行ってくるwwwwwww

http://ahan.yumenokuni.net/3YYBnre/

いよっしゃーーっ!!!!いよっしゃーーっ!!!! 2009/06/22 13:41
これ始めたら女釣れすぎーw ww
いつもテ〃リ嬢に金払ってたのがバカみてぇ。。
だってヤる度に金くれんだもんヽ(´ー`)ノ
ぶっちゃけ風俗は卒業ッス(´ー`)y─┛~~

http://dopyun.quitblue.com/pjnqBMI/

えふwwえふwwえふwwwえふwwえふwwえふwww 2009/08/14 00:35
ケイジの奴・・ネットやっててコレ知らないって何なのwwwwww
金に困ってるみたいだから教えてやったらソッコーでヤりやがったしww
てかあいつキモデブなのに何でいきなり8 万貰えてんの???
わけわかんねぇしwwwwwww

http://kachi.strowcrue.net/9yPmGYZ/

2008-03-19

英詩の翻訳

| 11:22

# ここから現実

このアートプロジェクトの守備範囲に「既存の文学作品を翻訳すること」も含めることにします。今回初めて英詩の翻訳をやってみましたが,多分に創造力が必要とされる作業だと分かりましたので,文章修行としてやってみます。

Nothing Will Die」という英詩は茂木健一郎氏のブログで見つけました。

つまりまとめると,このブログでアップするものは以下。

  • フロッピーから発掘した中学高校時代に書いた小説
  • 今現在書いている自作小説群
  • 既存の文学作品の翻訳

# 現実はここまで

何も死ぬことはない(翻訳)

| 11:07

翻訳元:Nothing will Die

嵐が私の目の前を吹きすさぶのを止めるのはいつだろう?

風が空を吹くのを止めるのはいつだろう?

雲が過ぎ去るのを止めるのはいつだろう?

心臓が鼓動を刻むのを止めるのはいつだろう,

そして自然が死ぬのはいつだろう?

そんなことはない! 決して死ぬことはない。

嵐は吹きすさび,

風は吹き,

雲は過ぎ去り,

心臓は鼓動を刻む,

何も死ぬことはない。


何も死ぬことはない,

永久のあいだ,万物は変化する。

古くから続く,

世界の冬,

秋そして夏は

地球を中心から干からびさせる,

しかし新しく来たる春は,

春は豊かで風変わり,

風をそこここに吹かせる。

吹き去り,そして吹き去り

こちらとあちらに

空気を満たす

そして大地は

新しい生命を満たす。


世界は何も作らない,

それらは変わる,しかし消え去るものはない

そして風は吹き渡る,

夕と朝のあいだに

すべての永久のあいだに。

何も生まれることはない,

何も死ぬことはない,

万物は変化する。

2008-02-25 非現実日記

生きていることの不思議

| 22:41

電車をホームで待っている

三歩踏み出せば死が待っている

料理で野菜を刻んでいる

包丁を首に当てて横に引けば死が待っている

高速道路自動車で走っている

ハンドルをぎゅっと回せば死が待っている


今ここに生きて存在していることが不思議でならない

俺は生きていたい

でも自分の中から「三歩踏み出せ」「首に当てろ」「回せ」という声も聞こえる

だから俺は,人間はとても微妙なバランスの上に生きている

断崖絶壁の崖の上でダンスを踊っているのだ


死について考えることはネガティブなことではない

それは生(せい)について考えることと同じ

自分は何のために生きているのか

それを考えることを避けてはいけない

2008-02-13 ショートショート

シャボン玉の鉄塔

| 07:42

「こっちだよ,早く来て!」

彼が私の手を引っ張りながら緑のなだらかな丘を駆け上がる。彼はいつも勝手だ。

「ほら見てごらん,あの鉄塔だよ」

私は風の強い丘の上で麦藁帽子とスカートがなびかないように手で押さえている。

彼が指差した送電鉄塔はもう使われていないもので,何故かぴかぴかに磨き上げられていた。

「準備に意外と時間が掛かったんだよ,役所の手続きって何であんなに面倒なんだろうね。あとねあとね,粘性の計算とか結構大変で・・・」

彼が私に向かって夢中でxとかyとかが出て来る数式の話をしている。私は数学が大嫌いなので笑顔で聞いている振りをする。

急にバタバタという音が後ろから聞こえてきてびっくりした。

「ほらヘリが来たよ! あの二機のヘリで真ん中の大きなバケツを支えてるんだ。あ,溶液は近所の中学校のプールを借りてるんだよ,これも許可を取るのが大変でさ!」

彼が興奮した様子で話した。私はヘリの風でスカートがめくれないように押さえるのに大変だ。

二機のヘリは送電鉄塔の真上に行って止まった。

「よし,見ててごらん,ついにこの瞬間が来た!」

彼は私の手を握って鉄塔を見つめている。ちょっと手が汗ばんでいた。

次の瞬間,ずしゃんともどしゃんとも付かない凄い音がして地面が振動した。ヘリが支えていたバケツの底が開いて中の液体が鉄塔に振りかかったのだ。私はびっくりして彼の手を強く握った。

「やった,計算どおり上手く行ってるみたいだぞ!」

彼が両手をバンザイの格好にした。私はスカートが抑えられなくて風でめくれないかちょっと心配になった。

送電鉄塔は溶液を浴びてぬらぬらと光っている。鉄骨のそれぞれの枠の間に透明で虹色に光る膜が出来ていた。

「どうだい,綺麗だろ。大きな風がきたらもっと素敵なことが起きるんだぜ!」

その瞬間,とても強い風が緑の丘を吹きぬけた。私の麦藁帽子は飛ばされてしまったが,私は目の前で起こっていることに目を奪われてそれどころではなかった。

送電鉄塔の網目の枠に出来ている膜が風に吹かれてぷっくりと膨らむと,

大きな

大きな

シャボン玉が空に浮かんだ。

直径10メートルはあるだろうか,

そんなシャボン玉が、

たくさん

たくさん

雲ひとつない青い空に浮かんでいた。

「やった! 大成功だ!」

彼がバンザイの格好のまま飛跳ねた。そこから急に静かになるとこっちを向いて真剣な口調で言った。

「僕はこれを結婚指輪代わりに考えているんだ。僕と結婚してくれるかい?」

私の答えは決まっている。私は自分勝手で空想家で衝動的にこんなとんでもないことをしてしまう彼が大好きだ。

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2008-01-31 非現実日記

小人の橋

| 07:33

犬の散歩をしていたときのことだ。

田んぼの端に流れるコンクリート作りの用水路に細い鉄の棒が掛かっていた。正確にいうと「入」の字の形に掛かっており,二つの鉄棒の交差するところは細い紐で縛られていた。

自然に掛かったものではないと思う。誰かが作為的にやったもののはずだ。でも橋にしては鉄棒は細すぎる。私は首を傾げたが,犬に引っ張られてその場を後にした。

その夜のことだ。こんな夢を見た。

「入」の字の鉄棒の下のほうを,赤い帽子を被った小人と白い帽子を被った小人が行列を作って進んでいく。交差するところで先頭の小人がぶつかりちょっとした小競り合いが起きる。しばらく赤い帽子と白い帽子の小人が押し合いへし合いをしていたが,杖を突いて腰の曲がったオレンジ色の帽子を被った小人が出てきて仲裁を始めた。どうやら橋の利用権を巡って争っていたようだ。

しばらく話していたが,オレンジ色の帽子の老人小人が話しをまとめたようだった。お互いに大事なものを交換することで話がついたようだ。

そこで夢から目が覚めた。

次の日も犬の散歩をした。用水路には「入」の字の鉄棒は掛かったままだ。だが交差するところに何かが置いてある。よく見てみると胡桃とどんぐりが置いてあった。

「大事なものって木の実かよ」

私は呟いて,散歩を続けた。

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