神様ゲーム カミハダレニイノルベキ

神様ゲーム カミハダレニイノルベキ  - 宮崎柊羽
「簡単なゲームだよ。私はこの地球のどこかに隠れる。お前たちは私を探すんだ」
それは神の言葉。
だが、地球は広い。誰も見つけることができない。
退屈した神は怒りはじめる。
「いいか、私は日本の私立叶野学園に隠れるぞ」
ハンターは叶野学園の生徒に限る。
期日までに探すことができない場合、地球は滅びる、と。


選ばれた叶野学園。混乱を防ぐため生徒会のみが参加する「神様ゲーム
期限は1ヶ月。
政府からの助っ人と生徒会が力を合わせ、今神様探しが始まる!
「さあ、ゲームを始めよう!」


はじめは無理やりなキャラだなと思ったけれど、読み進めていくうちグイグイ引きこまれていく。
これは素敵な物語だ。
奇行が目立つ、騒ぎを起こすのが好きな会長。
実力はあるのに生徒会長になれなかった副会長。
そんな生徒会の人間が「神様ゲーム」を通じて、生徒たちの悩みを解決するというストーリィは秀逸。
どちらかといえば「神様ゲーム」というよりは、学園ものだよなあ。
ところどころにわかりやすい伏線があったりして、楽しい。
おそらくはシリーズ化するでしょう。
今後も楽しみな作品です。