バッカーノ! 1934 獄中編 Alice In Jails

「なあに、何も仲間を裏切れというわけじゃあない。もしかしたら、俺たちの共通の敵になるかもしれない奴の動きを……ちょいと探ってきて欲しいだけだ」
「……あんたが、大嫌いな俺たちギャングとの約束を護るって保証は?」
「誓うさ。俺にできることは、ただ誓うことだけだ。お前らが信じようが信じまいがな」
彼は初めて笑顔を消し、眼前の不死者に顔を近づける。
「エニスの件は揉み消してやる」
薄く冷や汗を流すフィーロに、200年以上のときを生きてきた『捜査官』は、ただ一言、汚れた言葉を投げかける。
「この国の全ての司法にかけて、俺はただ、そう誓おう」

やっぱりこのシリーズは最高です → 感想