2011年2月2日の日記

えるしってるか こんこんが ちけっと とってた
富山でKalafinaがライブやるよって話があって、ふーんでも富山だしねーとコモリさんと話してたけど、個人的にちょっと悔しい出来事があったあとに(何も言うな)、いく?どうする?と、こんこん先輩が余裕かましてきいてきたので、こんちくしょうと思ったわけですよ。雪に埋もれたくせに。三月に行く北海道でも雪に埋もれるくせに(言霊)
これは何としても行かねばなるまいと思いつつ、一人で行くよりはねぇ?ということで、コモリさんを誘ったら行くとの返事をいただいたので、チケット取れよ絶対取れよと言ったら、
「もう取ってます」
ぎゃふん。

2011年1月の読書記録

読んだ本(小説・マンガ)の冊数は116冊でした。うち小説の感想は、54冊といつもに比べると少なめ。まあ、年始死んでましたし、その後もちょくちょく更新してなかったからしかたないか。そして、1月に使った本の購入金額は……68,826。うん。っていうか、僕は漫画を買いすぎだと思ったので、今月は新刊以外は買いません!

さて、そんな1月に読んだ小説から面白かった作品を上げてみる。

夢の上〈2〉紅輝晶・黄輝晶 (C・NOVELSファンタジア)

夢の上〈2〉紅輝晶・黄輝晶 (C・NOVELSファンタジア)

まず一番初めにあげるなら、この作品以外ありえない。全三作の二冊目は、身を焦がす復讐劇と夢見ることを恐れた男のお話。読み始めたら、戻ってきたくないと思うほど、魅力あふれる「物語」でした。身分違いの恋に揺れ、神の寵愛を受けながら復讐を諦めぬ女の美しさに胸を打たれるばかり。一作目とリンクするところとか、ホントにもー!!!二編とも読み終わった後、目頭が熱くなる。感想

マリアビートル

マリアビートル

出版されたのはもうちょっと前だけど、読んだのは先月だったので。複数の殺し屋が乗り込んだ新幹線で、殺人事件が起きるお話は、お互いを知らぬまま、すれ違ったり、絡んだりするからドキドキが止まらない。危ないと緊張してたらスルーされて、あれ?と思ってると……収束のうまさは、さすがです。面白い。感想

333のテッペン

333のテッペン

コモリさんはいいました。「ユヤタンなのに萌える(超意訳)」。クールにみえて、時々強がったりしちゃう女子高生探偵がマジ可愛い。気になる男が曰くある過去を持ってたりするんだけど、なんだかんだでこの二人のやり取りは楽しいんだ。四つの事件は、それぞれ魅力的な謎で、いったいどう解決するんだろうと興味津々間違いないです。アレだけど。感想

一般から三作あげたので、ラノベからも三作ほど。

とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)

とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫)

約束の笑顔、空の果てのダンス、歌えない恋の歌と歌われた恋。なんど涙ぐんだことか。最後まで一気読みのお話でした。空は、ロマンだ。感想

僕たちは監視されている ch.2 (このライトノベルがすごい!文庫)

僕たちは監視されている ch.2 (このライトノベルがすごい!文庫)

自分をコンテンツとする少女たちと、そんな少女を取り巻く環境が生み出す認識の差が、重くのしかかることもあるけれど、それを支えあう友の存在が、なんと素晴らしいことか。クローラーと呼ばれる病の歪みを見せながら、温かいものを残すこの子達は、見守っていきたいものがある。感想

大祭の夜に 神々の迷宮 (講談社X文庫ホワイトハート)

大祭の夜に 神々の迷宮 (講談社X文庫ホワイトハート)

「神々の夢は迷宮」の続編……っていっていいよね。わざわざサブタイトルを変えたのはなぜかわからないけど、それはそれ。王宮にある迷宮を管理する庁に勤める人たちが、地底湖で剣を発見したことで、政治的な争いに巻き込まれていくというもの。勝者が作り上げる歴史にとって、都合の悪いものが出てきたら、とか危険な匂いがぷんぷんですが、そんな中、見えてくる「祭り」の意味や歴史の謎などが魅力たっぷりにかかれてます。大好きです。続きもお願いします。感想

ついでなので、新シリーズで気に入った作品も上げてみる。

聖グリセルダ学院の事情 (ルルル文庫)

聖グリセルダ学院の事情 (ルルル文庫)

元暗殺者(ただし実戦経験なし)の娘が都会の学校へ通うことになるお話。ついつい暗殺者な反応をしてしまう引っ込み思案な少女のおどおどっぷりと、それに気づいた王子の怪しむ様子が楽しいったらない。なまじ学校で事件が起きちゃったりするから、不審な目を向けられるんだけど、誤解を解こうと頑張る女の子が健気で、初めは怪しんでた王子もだんだんと……という王道展開も素晴らしい。ぜひとも続きをお願いしたいと思いました。感想

INNさんの感想を読んで手に取ったんですが、これがとても面白い。失われた古代の魔法を追っていたら、二千年前に眠りについた王女を発見して、彼女に迫られる、というお話。こうかくとエロコメっぽいけど、そんなシーンはほとんどなくて、むしろ冒険ものですよね。古代遺跡を巡り、魔法の秘密を探るうちに、化け物が出てきて戦って、みたいな感じが面白い。ユーモアあふれるやり取りが随所にあって、つい、ぷっと吹いてしまうこともあります。ラブコメ要素もあるし、続きが非情に楽しみな作品でした。感想

(P[む]1-4)カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-4)カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

文庫落ちなので新シリーズとは言えないけど、良かったので。カフェを訪れる人たちの少し不思議な体験談が八編収録されています。カフェの居心地もさることながら、人の温かさが伝わってくるお話がとても良かった。「ねこしまさんのお話」は涙が出るほど大好きです。感想

薔薇と聖歌 シスター・ブラックシープ(3)

「でも、僕は嫌なんだ。僕を守るって君は言うけど、僕はこんなふうに守られたくなんかないんだ。君のやり方じゃ、僕の心は死んでしまう。君は、」


「君はあと何度僕を殺す気だ?」

いろんな意味でドキドキの一冊だった。正体がばれそうな展開と、唇から生まれる思いがこんな形で見せられるなんて……「黒い羊」の孤独を感じたりもしたけれど、この町だからこその思いが心を育んでいく様子が、なんか良かった。→ 感想

わたしと男子と思春期妄想の彼女たち(1) リア中ですが何か?

「こら、ユイヒメは黙っていなさい。普通はわからないわ。私たちが妄想の産物だなんて」
「も、妄想の産物ってどうゆうこと?」
三人は顔を見合わせて頷くと、衝撃発言をした。
「「「私たちは男子の妄想から生まれた<妄想少女>なの」」」

初めこそ主人公のテンションの高さにひいてしまいましたが、慣れてくると、元気いっぱいでちょっとおっちょこちょいな彼女が好ましく思えてくる。恋が生み出す感情は、決して明るいものだけではないけれど、リアルと妄想の共に支えられて、成長していく主人公が素敵でした。あとはもうちょっと恋が見えたらいいかな。→ 感想