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2009-4-01-Wed

[]首相の手にエクスカリバーは輝く

mixi日記に長々と書いたので、こちらに転載。加筆修正は当然ながらしている。

麻生太郎首相は31日午後、2009年予算成立を受け首相官邸記者会見した。首相経済再生に向け、09年度補正予算案と関連法案を今国会に提出し成立を図る方針を正式に表明。その上で、衆院解散の時期に関し「補正予算(と関連法案)に反対というなら60日間を要してでもやるのか、打ち切ってこれがわれわれの案として選挙をするべきか、そのときの状況で判断する」と述べ、民主党など野党参院で審議を引き延ばした場合には解散で対抗することもあり得るとの考えを明らかにした。

政府与党補正予算と関連法案を5月の連休前後に提出する方針。関連法案の成立を確実にするには、憲法の「60日ルール」規定を適用した衆院での再可決を想定する必要があるが、6月3日までの会期の大幅延長を迫られる。首相補正成立前の解散の可能性に言及したのは、小沢一郎代表の公設秘書違法献金事件で動揺が続く民主党を揺さぶる狙いもあるとみられる。

会見で首相は、政府与党に指示した追加経済対策の裏付けとなる補正予算案について「出す以上は速やかに成立するように最大限努力したい」と強調。追加対策の一環として、内需拡大のため贈与税の減免を積極的に検討する姿勢を重ねて示した。

また、補正の財源として赤字国債の追加発行を検討することを踏まえ、11年度にプライマリーバランス基礎的財政収支)を黒字化する財政健全目標について「極めて厳しい状況になっているのは否めない事実だ」と指摘した。このほか、海賊対処法案や消費者庁設置法案などの重要法案の成立にも強い意欲を示した。*1民主抵抗なら解散も=補正提出表明、成立に全力−11年度健全化は困難・麻生首相(時事通信)

国策捜査かどうかはさておき、客観的事実だけを言えば、野党第一党の党首の威信は完全に崩壊したと言って良い。敵失と言えばその通り。それに比べれば二階大臣の首など、安いものだ。これまで劣勢というか逆風にあった麻生首相はすっかり党内を掌握し(麻生下ろしの声が消えただけだが)、小選挙区制度における与党総裁という絶対的な地位を誰の目にも思い出させた。公認の二文字に候補者は弱いものだし、刺客なんぞを立てられてはたまらない。。

それにマスコミがまともに報じて来なかった景気対策が効果を現し始めてもいる。景気対策なんてすぐには効果は出ない。金融政策なんかもそうだ。つまり、政策立案・実施が可能な与党は、野党に対して圧倒的な優位を保っている。これは民主政治の基本だ。それに加えて憲法衆院の3分の2を有している以上は、再可決もし放題で、今では目立ったニュースにもならない。慣れとは怖いものだ。逆風が無くなっただけでも、与党にとっては有難いが、それも今年9月まで。3分の2を得ているのはひとえに変人宰相の功績だ。さて、麻生首相は?

解散権は首相の専権事項、すなわち首相大権と言っても良い。麻生内閣成立以来解散時期を云々する声はあったが、なにぶん決定力を欠いていた。何せ解散すれば与党は負けるのだ。負ける戦いを誰がするのか。解散はしたくても出来ない状況が続いた。解散権は伝家の宝刀と呼ばれて来た。しかしその宝刀はまさに岩に刺さったエクスカリバーであり、これがなかなか抜けなかった。それが今や、麻生首相は、見事に抜いている。敵失と、補正予算の2つが状況として存在している。反転攻勢の声もある。誰がこの事態を2月や3月初めに想像しただろう。

政治は何が起こるかわからない。一寸先は闇である。闇の向こう側に解散があるのか否か。首相大権の重みを、誰もが思い知る4月になりそうな予感。忍従のときが終わり、ついに麻生首相のターンが始まったようである。これに対する野党の反撃は、以後限定されたものとなるだろうし、野党連合の動きは小沢一郎存在によって停滞を余儀なくされるだろう。仮に5月解散の動きが加速すれば、民主党側の対応はおおよそトップの入れ替えとなろうが、その時間があるかどうか。常に劣勢の野党は、これ以上の敵失と時間の空費は許されまい。約束の日は近い。

2009-3-31-Tue

[]北朝鮮にとっての誤算?

mixi日記に長々と書いてしまったので、こちらにも加筆・修正した上で、転載してみる。

朝鮮中央通信は31日の論評で、北朝鮮が「人工衛星」と称して発射の準備を進めている長距離弾道ミサイル日本が迎撃した場合、北朝鮮は「再侵略戦争の砲声」とみなし、「最も強力な軍事的手段によってすべての迎撃手段とその牙城を無慈悲に粉砕する」と警告した。韓国聯合ニュースが伝えた。

 論評は、日本北朝鮮衛星打ち上げミサイル開発とみていることについて、「相互尊重」をうたった2005年9月の6カ国協議共同声明を認めない立場を宣言し、「6カ国協議のテーブルをひっくり返す行為だ」とけん制した。*1

強力な軍事報復を警告=「日本の牙城を無慈悲に粉砕」−北朝鮮(時事通信)

北朝鮮にとって誤算だったのは、日本側が明確に何かあれば撃ち落とすと明言したことだろう。テポドン2は日本ターゲットではない。というか、高度の問題で、故障でもない限り、日本には落ちて来ない。それにも関わらず、日本側が「敵対行動」をとっていることに、北朝鮮は不可解に思っているのだろうと思う。何せこのテポドン2は、アメリカへのメッセージ的な意味と、外貨稼ぎの道具だからだ。アメリカについては、北朝鮮の持つ能力を見せつけて、アメリカとサシで交渉したいという意思表明だ。全く、素直になれない国である。さすがはメンツの国、首領様と将軍様の国だ。

北朝鮮能力は、ミサイルと核技術。これは中東に売られているのは広く知られている。その両者を購入しうる国は、いずれも反イスラエルであり、イスラエルを消滅させようという勢力である。イランなどはその典型だし、シリアの核疑惑2007年秋にイスラエル空軍空爆して暴露されている。シリアイスラエルの隣国であり、敵国だ。そこには北朝鮮の影がちらつく。 北朝鮮視野日本よりもある意味、広い。広くなければ生存できないからだ。その中で外貨稼ぎとアメリカとの対等交渉要求を中東問題にコミットすることで実現しようとしている。北の外交瀬戸際外交といわれるが、その瀬戸際は相当なものだ。これを侮ってはならない。

北朝鮮日本の見ている世界は全く違う。どちらが正しいとか、そういう問題ではない。反イスラエル勢力に北の技術が行くということは、アメリカが全面支援しているイスラエルの生存に関わる。だからアメリカはこの問題に積極的アプローチしている。この事態は、イスラエル問題に直結している。ミサイル発射は来月上旬。寒い時期が終わり、大陸に春が訪れている。冬にテポドンは撃てない。気候が厳しくて、吹きさらしの環境では無理なのだ(テポドン1は秋でしたね)。発射台に設置されたということは、事態は着実に次の段階に進んでいるということだ。

今回のテポドン2発射に関して北は日本視野に入れてはいない。ところが北から見れば入って来てしまった。これは北の指導部にとっては驚愕であったに違いない。何故なら、テポドン2は日本ターゲットではないからだ(理由は上記の通り)。 日本平和憲法を有し、北朝鮮への直接攻撃能力が乏しいことは問題ではない。北朝鮮にとっては平和憲法などは一顧だにしないし、日本という存在そのものが危険だ(金づるだった時期は過ぎました)。北朝鮮にとり日本が急速に脅威になっていることは以下のニュースで明らかだ。

韓国の対北朝鮮人道支援団体「良き友達」は31日発行のニュースレターで、北朝鮮は「人工衛星」と称した長距離弾道ミサイルの発射を控え、緊迫した空気に包まれていると伝えた。それによると、民間兵力に当たる労農赤衛隊のほか、地方軍や予備役も「戦闘準備」に入ったほか、男性は基本的に移動が禁じられ、人民軍兵士も外出が認められていないという。

 北朝鮮政府当局者は地方の幹部らに対し、発射前の「緊張した情勢」を説明している。平壌北方の平城市に住む40代男性は「戦争前夜のようだ」と話している。*2

ミサイル発射控え「戦争前夜」=緊迫の北朝鮮−韓国支援団体(時事通信)

日本戦後初めて、他国の脅威に対して明確な意思表明をし、そのための行動を開始した。一昔前なら、想像を絶する事態であるはずなのだが、それに対して日本日本人が無自覚であるのは、なかなかに興味深い。「戦後」が終わるかもしれない事態は、ソマリア沖海上護衛任務とともに起こっていることを、私達はもう少し自覚的であるべきではないだろうか。ともあれ、「戦後」はもういい加減、終わるべき時期にきているのだが・・・。

2009-3-22-Sun

[]文化財テロと言う認識

嫌なニュースを朝から聞く。麻生太郎首相の祖父吉田茂の旧邸が燃えたというのだ。

22日午前6時ごろ、神奈川県大磯町西小磯の旧吉田茂邸で、男性警備員から「建物内部から炎と煙が見える」という内容の通報が消防にあった。大磯町消防本部などによると、全焼の模様。けが人はいない。現場には人気がないことから、大磯署は放火の可能性もあると見て調べている。

 県の資料などによると、旧吉田茂邸は、吉田茂元総理の養父が1884年(明治17年)に別荘を建てたのが始まりで、戦後現在和風2階建てが建てられた。敷地面積は約1万坪、建物は延べ床面積で約900平方メートル1967年吉田元総理が亡くなるまで、当時の政治家の多くが「大磯参り」をしたことで知られるほか、1979年には大平元首相米国カーター大統領の首脳会談が実施された。

 大磯町によると、現在西武鉄道が所有しているが、邸宅を含めて県立公園化する計画が進められており、2012年に全面開園の予定となっている。 旧吉田茂邸、全焼の模様 放火の可能性も 神奈川・大磯(2009年3月22日8時43分 朝日新聞)

本当に嫌なニュースだし、一般公開が予定されていた邸宅だけに残念。それにここは戦後政治の一時期、戦前西園寺公望邸に匹敵する空間でもあった(大袈裟?)。神奈川県東京にほど近く、政界の中心から距離が取れる。まぁそういう場所だ。で、気がつくと最近神奈川県でこれに類する事件が少し前にもあること気がついた。「旧住友家俣野別邸」だ。

 15日午前4時55分頃、横浜市戸塚区東俣野町、国の重要文化財「旧住友家俣野別邸」から出火、耐震改修工事中の木造2階の別邸延べ約650平方メートルを全焼し、工具などを保管する敷地内のプレハブ小屋2棟計約180平方メートルも全焼した。神奈川県警戸塚署の発表などによると、建物は昨年1月から工事中で、14日午後7時半に作業が終了し、出火当時は無人だった。敷地は、侵入者を感知するセンサーが付いた鉄製フェンス(高さ3メートル)で囲われていたが、センサーは作動しなかったという。現場に火の気はなく、同署で出火原因を詳しく調べている。

 全焼した邸宅は1939年建築された住友財閥創業者一族の別邸。北欧伝統的な建築様式を取り入れ、柱や梁(はり)を外部に露出させる一方、屋根に瓦をふいた和洋折衷の貴重な建築物とされる。2000年相続税の物納財産として国に所有権が移り、2004年7月に国の重要文化財に指定された。現場の南東約500メートル神奈川県藤沢市大鋸(だいぎり)にある昭和初期の洋館「旧モーガン邸」でも、2007年5月と2008年1月に本棟と別棟がそれぞれ全焼する火災があり、県警は放火容疑で捜査を続けている。

国の重文・旧住友家別邸が全焼…横浜(2009年3月15日19時35分 読売新聞)

相続税対策というのが何ともなぁというのは置いておいて、この放火事件(と言ってしまおう)にも驚いたし、さらには修復中だったことが何とも言えないやり切れなさを覚えたものだ。ちなみに、記事中で触れられているモーガン邸放火事件とは以下の記事にて。

2日午前5時半ごろ、歴史的建造物として保存運動が進められている神奈川県藤沢市大鋸の洋館「旧モーガン邸」から火が出ているのを近所の人が見つけ119番した。昨年、放火とみられる火災で焼け残り修復中だった同邸約112平方メートルと、隣接する別棟の計約250平方メートルをほぼ全焼。人は住んでおらず、けが人はなかった。火の気はなく、藤沢署は今回も放火の可能性があるとみて調べている。

 調べでは、木造平屋の別棟から出火、約30分後に10数メートル離れた同邸からも火が出た。同邸は昨年5月12日、木造2階建て約280平方メートルの多くを焼失していた。旧モーガン邸は、JR東京駅前の旧丸ビル設計などを手掛けた米国人建築家J・H・モーガンが1931年に自宅として建造。市民団体などが保存運動を続け、昨年の火災以後も、焼け残った部分の周辺に足場を組み、仮の屋根を取り付けるなど修復を進めていた。 旧モーガン邸、再び焼ける/放火か、歴史建築ほぼ全焼(2008年1月2日21時15分 四国新聞)

モーガン邸の方はたちが悪い。2度の放火、それもこの2度目はまさに文化財にとってとどめを刺されたと言っていい。歴史とは文書の中だけではない。遺跡や遺物も歴史だ。特に近代史にとっては、こういった邸宅はその存在そのものが歴史なのだ。それを破壊する行為が続いているというのは憂慮すべき問題である。近現代は余りにも最近のためか、意識してものを残さないと、簡単に消えてしまう。古いものだと残そうという意識が回るが、近代だと新しすぎるせいか、本当に消えてしまう。最近になって近代化遺産とか言われて残るようになったが、まだそれだって途上にあると言っていい*1

で、今回の邸宅放火事件だが、神奈川ばかりというのが気にかかる。まさに狙われているとしか思えない。偶然だろと言われればそれまでだが、許しがたい犯罪であることは言うまでもない。放火はそもそも重罪だし、さらには火をつけたものについてはいうまでもない。これは文化財に対するテロだ。神奈川県警は一刻も早く犯人を挙げなければならないはずだ。文化財を失うということは、国家にとっての損失であり、地域の誇りの消失、そして過去との時間のつながりの喪失に他ならない。韓国ソウルで起こった崇礼門南大門放火事件のような惨劇が日本で起こってはならない。恐ろしい事態が出来する前に、何らかの手が講じられることを念願するものである。

*1:この前も大阪で、博物館建設構想頓挫で産業資料約2万点の廃棄が決まったりと、やるせないニュースがあったばかり(廃仏毀釈よりもまだたちが悪い)

2009-3-21-Sat

[]藤村DNHKに出ていて驚愕した件

※まぁ、この文章はmixi日記に書いていて長くなったので、こちらに転載する。当初の日記の部分は最初の1行のみで、あとの長々とした部分は翌日朝方に書いたものにさらに加筆したもの。だからこのエントリ土曜日にあげたものではなく、日曜日にあげたものである。何だか注記も長いな。ではどうぞ。

もう終わっちゃうけど。



以下追記。

藤村Dが出ていたのはNHKの「日本の、これから」というながーい時間にわたる討論番組テーマテレビ最近テレビが見られないよーという話で、少しだけ見たら、「相棒」や「カンブリア宮殿」などの民放プロデューサーやらの中にさりげなく我らが藤村Dが混じっているんだな、これが。ちゃんと名札に「水曜どうでしょう」とあるのは感動。ちなみに、藤村氏が番組中喋ったかは不明。 だってまともにみてないんだもん。

以下はまじめな話。で、最近感じていることを含めつつ。間違いが含まれていると思いますので、ご注意を。

続きを読む

2009-1-18-Sun

[]正解は1つであって、2つはない

※当エントリは、基本的にmixi日記からの転載ですが、その後の大学入試センター側の対応について触れています。

大手予備校河合塾は17日、大学入試センター試験の「世界史A」の問題について、「正答が2つある」とする指摘を同センターに行った。同センターは「検討して回答する」としている。

指摘を受けたのは、清朝末期の「中国同盟会に代表される革命派」の説明を選ぶ問題。正答は選択肢1の「中国同盟会は、日本組織された」だが、河合塾は同4の「孫文は、清朝と交渉し、宣統帝を退位させた」について「正答と考えられる」としている。 【センター試験】世界史Aで「正答2つ」? 河合塾指摘(産經新聞)

これはなんぼ何でも読み取れないだろって感じ。素直に読めば、そりゃ選択肢は1番か4番かで迷うだろうけど、何だか無理矢理文句を付けているという感が否めない。 宣統帝を退位させたのは誰かと言えば、きちんと勉強した受験生は素直に袁世凱だと答えるんじゃないか? そこに孫文がどうのこうのというのはカバーストーリーの域だろうと思う。センター試験教科書的理解で良いはずなので、正解は選択肢の1番「中国同盟会は、日本組織された」で問題はない。

ちなみに2番の「中国同盟会は、後に中国共産党へと発展した」は論外だし(国民党へと改組することになるからね)、3番の「革命派の人々は、東遊(ドンズー)運動を推進した」はヴェトナム近代史の話で、これはファン・ボイ・チャウによる日本留学推進運動とつながる話。ちなみにこの動きを、当時の日本政府は日仏協約の関係で圧迫していった。日本帝国主義国としての道を歩んだ典型的対応と言える。で、4番は上記の通り。

この辺は間違いやすいので、人名と時代の流れはきちんと把握しないと、ケアレスミスがとんでもないことに発展する箇所だ。それを狙った出題なんだなと、このニュースで今年のセンター試験問題を見て思った次第である。


以上までの文章を、今日の1時(日付が変わって1時間!)にmixi日記にアップした(ニュースリンクmixiニュースで、ニュース元は時事通信だったけどね)。そうしたら、今日夕方に大学入試センター側の対応が新聞記事となった。対応については下記の通り。

大手予備校河合塾が「世界史A」の問題の一部で「選択肢中に正答が2つある」と指摘したことに対し、大学入試センターは18日、「指摘は誤りで、正答は変更しない」とする見解を示した。

指摘されたのは清朝末期をめぐる問題。河合塾は本来の正答のほかに「孫文は、清朝と交渉し、宣統帝を退位させた」とする選択肢も「正答と考えられる」としたが、同センターは「退位させたのは袁世凱孫文とかかわりがあるとしても、教科書からは孫文袁世凱と共同して退位させたとは読み取れない」としている。 【センター試験】世界史A「正答変更なし」(産經新聞)

まぁ、これまで書いてきた通り、私は大学入試センター側を支持します。だって、問題文自体はどう読んでも河合塾側が言うようには読めない。この河合塾側の抗議は、言うなれば定期試験で×を付けられて難癖つけてくる生徒レベルだと思う(言い過ぎか)。このエントリを書く際にググったらでて来た2chスレに面白いことが書いてあったので、ちょっと紹介して、このエントリを終えたいと思う。

 21 名無しさん@九周年 [sage] Date:2009/01/17(土) 21:13:33 ID:8qPmw6LL0 Be:

      世界史を全くわからない俺に詳しく状況を説明してくれ

 26 名無しさん@九周年 [sage] Date:2009/01/17(土) 21:17:03 ID: awsqgpdr0 Be:

       >>21

       日本史で例えて言えば

     「江戸城開城のために西郷隆盛は、徳川慶喜と交渉し無血開城させた」

    この場合も、勝海舟の功績が帳消しになる。

2009-1-17-Sat

[]一院制問題、わが国の二院制はおかしい

2009年最初のエントリが、これである。新年挨拶もしていないが、まぁいいだろう。

この文章はmixi日記からの転載で、一部修正を加えているものである。

衆参両院の統合を検討する自民党の「衆参統合1院制議連」(会長衛藤征士郎防衛庁長官)は16日、4月までに提言をまとめることを決めた。顧問を務める小泉純一郎首相は「次期衆院選自民党選挙公約にできるよう議論してほしい」と述べ、党のマニフェストに1院制創設を盛り込むよう求めた。

 小泉氏は5日、麻生太郎首相にも同様の提案をしている。次回会合では、衛藤会長が(1)定数500(2)大選挙区制度導入(3)19年1月1日以降の選挙から実施−−などを柱とする1院制の原案を示し、本格的な議論を始める。 衆参両院 「統合1院制」4月までに提言 自民議連(毎日新聞)

本気で一院制にするなら、憲法改正が必要になる。衆議院とか参議院という言葉憲法にはきっちりと入っている。それを取り除いて一院制による新議会名称を入れるとすればさらに大変だというテクニカルな議論は脇に置いておこう。 まぁ、自民党2019年まで存続しているか(民主党もそうだなぁ)、存続していても政権党の座を死守しているかは別問題だろとか言う、政局めいた話もこの際脇に置いておこう。 それに大選挙区とは何事だ、という文句もこの際置いておこう。

そもそも、わが国の二院制はおかしい。小泉元首相があーだこーだ言う以前におかしい*1。両院が限りなく同格という議院システムは、いつかは現状のような事態を招来する訳である。本来なら、諸外国の例に則するなら、どちらかが優位に立つような二院制であるべきなのだ。 そもそも、両院で多数党が違う状態が継続することは、日本国憲法では想定していても予定していない*2。どちらかが違えば、早晩選挙をして傾きを直すはずだからだし、それが常識的だと思われた。しかし現状では政権党は解散が出来ない状況で、国政は完全に停滞している。 国政停滞の責任は、現時点においては政治家政党に帰すのは正しいが、根本的な責任日本国憲法の欠陥に帰すべきだ。

庶民院というべき衆議院の完全なる優越が、本来の二院制のあるべき姿だろう。元老院たる参議院は、政局とは超越した存在として、チェック機関へ回帰するべきだ。一院制問題というのは、現状の二院制の問題を議論するためには大変有意義だと思う。制度は変えられるのだ。それは現状の欠陥商品たる日本国憲法流二院制も例外ではない。 どうにも日本では制度に変更を加えるということに関して、テクニカルな問題以上に不思議な抵抗感を覚えるらしい。

最後に私なりの、この一院制問題についての結論を書いておく。一院制への道は2つ。1つは単純に、憲法改正による一院制実現である。これはハードルはかなり高い。何せ、泣く子も黙る憲法改正だからだ。もう1つは憲法改正によらない、諸法令改正と慣例による事実上の一院制実現だ。 2つ目については少し補足が必要だろう。つまり参議院議員公職選挙法で選ばず、完全な名誉職にしてしまい、衆議院通過法案に対して反対しないという慣例を作り、参議院審議が不要なら自動的に通過したと見なす(これで両院の可決になるね)。何かするにしても、付帯決議くらいにとどめる。

ただ、2つ目にしても相当にハードルは高いのはいうまでもない。慣例はすぐにはできないし、公職選挙法によらない選出方法となると、議論百出だろう。首相経験者は自動的に参議院に送ってしまうのも手だろうし、全国知事会を拡大して参議院にしてしまうとか、考えはいろいろと出ては来るものの、妄想の域を出ないのが何とも(苦笑)

ともあれ、国民的議論が必要なことは間違いないが、恐らく国民一般の興味関心は低いままだろうなと、私は悲観的に思う訳である。

日本国家機構、特に国会という厄介な代物については、中学や高校の公民の授業で得たであろう知識だけでは不充分である。日本人政治知識は案外、学校での授業の域を出ていないのかもしれない。だから制度変更の議論が低調になってしまうのではないかと、私は思っている。以下の本は、その知識を深める4冊である。幾分難しいものもあるが、きちんとして知識をつけるに相応しいものだ。

首相支配」は何度か紹介しているが、これは93年以降の政治の流れから首相権力強化と国会の関係、そして政治家政党の動向について叙述した良著。「日本の統治機構」も何度もここで紹介しているが、これを読まないで国家機構について語ってはいけないというくらいの本。まずはこれを読むべきだ。「議会法」は諸外国議会国会の比較があったり、さらに深い専門的な事柄が判る良著。ただし文章が横組みで読みにくい。「国会学入門」は国会って何?という疑問にきちんと答えてくれる本だ。入門とあるが平易ではない。しかし、国会について雑学以上の何かが知りたい人はこれを読むべきだ。

*1小泉元首相もおかしいのだ。2005年8月に郵政関連法案を参議院で否決された際に執るべき行動は衆議院解散ではなく、憲法上両院協議会開催による行動がまず先立ったはずだ。小泉元首相の行動は、憲法上問題があると言える。しかし参議院は、衆議院と同じ政党が多数を占めていても、内閣総理大臣権力基盤とは別個に存在する議院であることは変わらない。これは後段に述べる日本国憲法流二院制の欠陥なのだ

*2:このことについては、2007年参議院選挙後の諸エントリで論じた通りで、あまり繰り返さない。参照されたい方は、検索窓に何かしらの語句を入れて検索されたい

2008-11-23-Sun

[]店じまいを考えて

そろそろ12月である。来年1月で当ブログも6年目に突入ということで、これからも頑張ります的なことを書くのだろうか。気がつけばいろいろなことを書いてきた。自分の身辺雑記から政治、どんな授業をしているとか仕事のことに本の紹介、最近では戦場の絆だろうか(苦笑) 本当にいろいろ書いてきた。昔の文章は気恥ずかしさを感じるものが多い。若気の至りなどというつもりもないが、直す気も労力もない。最近では取り立てて書くことがなくなりつつあるのを感じる。書く時間が取れないと言うのもあるし、最近だとだらだらと書いている時間がお前なんぞにあるのかという、感覚を覚えるようにもなった。

ゲーム戦場の絆関係のことなら、mixiなどのSNSで書くことが多くなり、ブログで書くことの必要性は非常に薄れた。それをブログ転載することをやってもいたが、どうにも面倒になってきている。本の紹介も手間である。1つのレビューを書くのに1時間はかかる。書き上げて、推敲して、論理矛盾のない文章にする作業は、ただのエントリに比べると面倒なものだと、ここで白状しておく。身辺雑記も昔は嬉々をとして書いてきたが、その魅力はすでにしてない。本当に日記代わりであった時期はとうに過ぎている。それに書くことと言えば、今では暗い話しかない。明るい話は1つとしてないのが実情だ。ま、自業自得な訳で。

自分の将来を考えると、希望と呼べるものが何もない状況で、何か書くことへの疲れを覚えるようになったのは数年前から。勿論明るいものがないことは判ってはいたが、ないことが判り過ぎてくるほどに判ってくると、そういった意欲が減退していくのが判ってきた。仕事と言っても、たいしたことをしている訳ではない。私の代わりはいくらでもいるからだ。とはいえ年齢が年齢だけに、いろいろと将来の展望とやらを考えていくうちに、少し上の行で書いたことにまた戻る訳で。見事な無限ループである。ブログとは本来は情報発信だ。私のブログにその価値があるのかないのかと言えば、ない方へ相当に傾斜していると言わざるを得ない(もともとあったのかと言われれば、辛いところだが)。

今すぐの店じまいは考えていないものの、これからの更新はひどく間の空くものになるだろう。しばらくは店じまいに等しい放置状態にもなるだろう。完全閉鎖は来年以降を予定しているが、いつになるかは私の気まぐれによる。しないかもしれないしするかもしれない。これから何か書くことがあるとすれば、現政権の行く末くらいなものか。これについては、いろいろと書いていきたいという意欲は多少なりとはいえ、ある。何だかんだと言って、好きな政治家である。できれば永遠首相候補であった欲しかった人だ。それくらいだろうか。

一応、店じまい予告の駄文でした。

2008-11-10-Mon

[][]NHKスペシャルデジタルネイティブ」を見て

何だか、はてなが出てくると聞いたので、開始7分後くらいから視聴開始。インドカードゲーム会社CEOの話から見始める。当時12歳くらいの男の子が自分に投資してくれと言うところ辺りからだ。アレは凄い。物怖じしない態度は何処から来るのだろうと思って見始める。まさに掴みはOKだ。インドの準公用語英語である。その英語を駆使し、さらには中流以上のと思われる家庭の男の子起業が如何にして行われたかが、NHKならではの淡々としたナレーションで描かれる。英語メール、そしてこの番組キーワードとして出てくるSNSが、どれほどネットワークの構築に役立っているかが判って面白いし、YouTubeを使っての取材はかなり新鮮。東京に居ながらにして、世界中の人とインタビューができると言うのは凄い。

デジタルネイティブと言う言葉には胡散臭さを感じていたが、生まれたときにはすでにネット環境が整っている若者たちと言うことで言えば、私が普段接している子たちはまさにそれに該当する。ネットの暗部についても勿論触れているが、それは申し訳程度であり、主としてネットの可能性、デジタルネイティブの可能性についての、ひどく前向きな内容だった。その中で京都はてなが登場。はてなってそういえば上場してなかったんだと初めて気がつく。そして4年以上もはてなで書いているのに、気がつかなかったし、あまり大きな会社ではないと思っていたら50人近い社員がいるんだと知ってびっくりしたり。情報の共有と言うものを究極的なところまでやっているのには驚いた。情報共有は力であるのは判るが、そこまで・・・とも感じた。上場しないことが不思議がられていたけれど、それは近藤社長と言う人の個人的なキャラクタによるところが大きいのではないかなと思う。デジタルネイティブだから、と言う訳でもないだろうと思った。少々ずれているような箇所、それがはてな登場の10分程度の時間だった。

ウガンダ青年HIV問題に取り組む姿は、まさに番組タイトルデジタルネイティブに相応しい。エイズ対策の遅れに関しては、ウガンダ一国だけではどうにもならない。陸続きの国々は、他の国との関係は常に考えなければならない。その中でネットを使った組織化に成功し、その活動を拡大しようと奮闘する姿は、ネットのなかった時代であれば、どうしようもない絶望的状況として語られたであろう問題について、解決への重要な足がかりを構築するのにネットの可能性十二分に活用して、これまでとは違ったアプローチがあることを見せてくれた。彼の、あの努力には脱帽するしかない。

さて、この番組にはキーワードがあった*1。それは英語メール、そしてSNSだ。地球規模で若者が連帯するためには、共通語としての言語英語が不可欠となる。英語帝国主義とか言われようが*2、とにかく英語インド人でもウガンダ人でも使わないと、国境を越えたネットワークには入れないし、ネットワークを構築すらできない。SNSと言うものは日本ではmixiなどに代表されるが、ある目的のための道具としてのSNSというものが、本来的な姿なのだろうと感じた。仲間内でどうのこうのと言うものも勿論大事だが、番組で紹介されていたものは、そういったものとは別個に世界をどんどん広げて行くものだった。ネットデジタルネイティブへの可能性を積極的に紹介した、恐らくこのあといろいろと議論の俎上に挙げられることとなる番組となるだろうと感じた。

この番組ネットの暗部については、上記してもいるが、あまり触れていない。アリバイ程度でしかない。ま、ネットの暗部なんて、社会の暗部と一緒で、探せば探すだけある。それを強調することはいくらでもできる。わが国ではネットリアルと言う二分法が存在する。特にマスコミに多いような気がする。ネットの動きをおもしろおかしく伝えて(そこにオタクとかを混ぜれば一発だ)、奇矯な世界を演出したがっているのだろうかとすら勘ぐりたくなる。NHKBSで見る、世界各国のニュースではそう言った二分法めいた取り扱いはされないし、社会の一部として扱っている。あれはなかなかに新鮮な光景だ。

その中で、報道機関としてネットを正面から取り組んでいるのが、実に皮肉なことにNHKなのだ。Googleを取り上げたりもしていたし、ドキュメンタリーにおいては、相当真摯にネットに向き合い、実情を伝えている。民放のあの体たらくと比較すると、何がどうであれ、NHKの力を感じてしまう。NHKを礼賛したい訳ではないが、あの番組民放で作れるかと言えば、結局おちゃらけて終わってしまうのではないだろうか。ともあれ、その時々において、きちんとネットをとらえようと言う姿勢は感じられたいい番組だったと思う。

最後に。デジタルネイティブ度をチェックしてみると、何と75%。この数字、なにげに高いんだろうか・・・。

*1:あと、気になったのが番組で出てくるパソコンだ。とにかくMacが多い。インド少年からのデザイン発注を受けたアメリカ人デザイナが使っていたのはeMacだし、はてな公認会計士の人はMacBook Airだし、若い起業家の卵たちや学者グループMacBook Proが見られた。あとはさりげなくMozilla Firefoxロゴがあちらこちらに出てくるのはなかなか・・・Macの画面にFirefoxアイコンがあったりと、なかなか細かいところでも楽しめた

*2:まぁここで「日本語が亡びるとき」問題とつながるのかどうかは判らない。何せまだ読んでいないので

2008-10-30-Thu

[]中距離戦機ドムと近距離戦機ドム・トローペン

mixi日記および某SNS日記の同タイトルエントリに、加筆訂正を加えたものです。

自重するとか何とか言いながら、3日ぶりの絆。今日ドムドムトロで出撃。

最近は高機動型ゲルググばかりだったので、たまにあまり乗っていないドムで出撃してみる。距離を取って戦うのが中距離戦機である。これまで距離を取るということがうまく行かなかったのだが、ゲルググでの経験を生かして頑張りたいところ。鉱山都市ピラミッド前広場での戦闘では、遠くからジャイアントバズを撃ってみる。距離を取り、着地直前に撃つということを心がけてみると、当たるものだなぁと感心。4対4で2機がバンナムであり、そのせいかもしれないが。結局C判定で敗北。これからもドムを使っていこうという自信にはなったが(以前はDが普通だった)、敗北は敗北である。

2戦目。勝利への貢献が足りなかったという反省から、今度は僚機とともにドムトロで出撃。ドムづいていると言えよう。高ゲル以外の近距離戦機が久しぶり。思う存分近づいても大丈夫って訳でもないが、マシンガンと言うものの安心感を感じる。今度は僚機とともに連携を取りながら、さらに距離を掴みながら戦闘を行い、ジオン軍勝利に終わる。ドムトロで勝利したことは実はほとんどないので、ホッとする。それにB判定。ただし、あと30ポイントと言うところだったのはちょっと残念。それでも良い戦闘ができたのは良いかなと、まぁまぁ満足。

帰宅後にニコニコ動画を検索してみる。高ゲルは多いのだが、ドム動画は少ない。ドム・トローペンはそれなりに多いのだが。華のない機体だからだろうか。ドムトロとの違いは何処から来るのだろうかと思うのだが。

格闘戦が得意な方のドム動画。参考になります  D

拡散ビーム砲の使い方がうまいドム動画  D

高ゲルも良いが、今度はバズーカ系を極めていきたい。これからの、ジオン軍プレイでの新しい目標である。連邦は・・・どうしようかな(苦笑)

2008-10-26-Sun

[]高ゲル出撃が続いて思うこと

mixi日記および某SNS日記の同タイトルエントリに、加筆訂正を加えたものです。

高機動型ゲルググ、略して高ゲルでの出撃が続いている。高ゲルは私にとって決して得意とは言えない機体だ。しかし、あの癖のある機体が好きになった。装甲1でも速く動ける。低コスト機体に戻れるか判らないくらいだ。気がつけば、ザク?(F2)よりも搭乗しているのだから驚きである。まぁ、高コスト機体だから、そう簡単に落ちるわけにはいかないが、低コスト機とは違う近接戦闘もあるんだなと。それと、あの機動性を生かして、どれだけ戦えるかということも判った気がする。

一方で、ジャイアントバズは相変わらず慣れない。今日ドムゲルググで出撃したが、結局当たらない。硬直を狙おうにもなかなか難しい。着地前に撃てば良いらしいが、どうにもマシンガンを乱射して、敵機に複数発命中するあの安心感が、ジャイアントバズやラケーテンバズにはまだ感じられない。まぁ、高ゲルはコンプ目指してロケランゲットまで頑張りたい。

バズーカ系はよく狙えって話なんだろうけれど、なかなか難しい。近すぎると当たらないというのがどうにも苦手で駄目だ(ダメージも少ないし)。なかなかうまくならないのは困ったもの。ただ、お金節約等も考えてプレイしなければならない。来月は11月だ(当たり前だ)。年末も近い・・・が、12月には絆DXだし(笑) いや、困った困った(苦笑)