赤旗海賊版

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13/05/31 (Fri) 1992年1月と2月の新聞(いわゆる「慰安婦」/戦争責任問題関連)を読む

索引目次頁複写



毎日新聞縮刷版より


事項索引


【外交】【外交→朝鮮半島】【外交→慰安婦問題】【外交→宮沢首相訪韓[*1]】


【社会】【社会→慰安婦問題】


を複写[*2]

関連しそうな記事を仮に分類してみる


地域別

1 日本/2 韓国/3 朝鮮人民民主主義共和国/4 中国(台湾・香港含む)/5 その他


日本と韓国については、その政府レベルと補償を求める民間の運動レベルの間に対立があり、次のA,Bに分けておく。その他の国、地域については記事も少ないので細分はしない[*3]


政府(支配政党) … A

民間 ………… B





1992年1月内容未確認、標題から判断〜分類結果


■日本政府…15


■日本民間…9[*4]


■韓国政府…5


■韓国民間…11


■朝鮮人民民主主義共和国…3


■中国…2


主要なアクターは日本政府と補償を求める韓国の運動の2つとなろう[*5]


5*2=10 枠の1A,1B,2A,2B,3,4,5の枠に記事を分けてから、記事内容を確認する



【作業中】

id:dempax:20130601

へ続く

*1:'92年1月、並行して日朝国交正常化交渉

*2:政治、国会の記事ほとんどないコトが、日本の二枚舌と他人事ぶり[責任転嫁と無責任]を示している

*3:2013/05/31追記

*4:毎日新聞社説2件、新史料発見数件を含む

*5:韓国政府も登場するが、民間の運動の後追い、外交戦の重要マターみたくな(妄想的な)扱いは笑ってもよいだろう

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13/05/30 (Thu) 性暴力関連文献

新刊書色々

1992年から20周年で出たブックレットになかなか辿り着けずにいる。ゴミ屋敷の何処かに埋もれているのは確かだが……以下、図書館の端末で「性暴力」検索して出てきた何冊かを紹介




加藤千香子・細谷実ed.『ジェンダー史叢書5/暴力と戦争』(明石書店2009/10/10)


暴力と戦争 (ジェンダー史叢書 第5巻)



第3部 4章 山下英愛 日本人「慰安婦」をめぐる記憶と言説 … 沈黙が意味するもの


目次


はじめに


1 日本人「慰安婦」とは


1 全体像 / 2 日本人「慰安婦」徴集の特徴 / 3 他地域出身者との違い / 4 娼妓出身が意味するもの


2 戦後日本の「慰安婦」言説


1 「慰安婦」の語られ方 / 2 鎮魂碑建立の訴え / 3 社会の反響 / 4 日本人「慰安婦」の不可視化


おわりに

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…… 「慰安婦」問題は、対外国人女性への性的暴力行為や戦時の残虐性という問題だけではなく、国家による女性の人権侵害につながる(男女の)性支配統制であるという意味でも、日本人「慰安婦」を被害者から除外してはならない問題である。言い換えれば、日本人「慰安婦」を被害者から除外する限り、この問題は決して解決しないだろう。


日本人「慰安婦」を被害者として認識するためには、他国に対して発動するナショナリズムのみならず、自国で作動し内面化されているナショナリズムを自ら解体する必要がある。そのような営為のなかでこそナショナリズムを乗り越えるということが、実現可能になるのではなかろうか。

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山下英愛[ヨンエ]

ツィッタ…http://twtr.jp/yy0902/


ヨンエの韓国ドラマCAFE…http://yeongae.blog.fc2.com/?m&cr=868108247c45e98d076a2447e8dd7df1





林博史・中村桃子・細谷実ed.『連続講義/暴力とジェンダー』(白澤社/現代書館2009/06/18)


連続講義 暴力とジェンダー



林博史: 講義5 日本軍「慰安婦」制度と米軍の性暴力/はじめに(p.186)より

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戦後の日本社会というのは、もちろん「戦争はいやだ」ということで拒否をしてきました。それはすごくいいことだと思うのですが、ただ「戦争というのは極限状態で人間性が失なわれるのだ」と言うことによって、結局「なぜ、戦争の中でそういうことが起きるのか」という分析を、ある意味で放棄してきた。そのため、ほんとうに「極悪」としかいいようのない人々をみな免罪してきてしまった。これはやはり、日本が、戦争責任の問題にきちんと取り組んでこなかったことの一つの大きな問題ではないでしょうか。



軍隊というのは、たとえば日本でいうと日本社会があって、日本社会が軍隊をつくるわけです。ということは、軍隊の有り様というのは、社会の有り様と非常に関連しています。社会の有り様が軍隊のあり方を決めていく。同時に、軍隊ができると、軍隊がまた社会に対して影響を与えていきますから、社会と軍隊とは相互作用であるわけです。…やはり「日常の我々の社会がどういう社会なのか」ということが軍隊のあり方と密接に関連しているのではないか。そうしたことを考えながら「戦時性暴力」も、戦争という特殊な次元の話としてではなくて、私たちの日本の日常の生活と関連しているのだということを念頭に置いて、お話ししたいと思います。

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『東京裁判-性暴力関係資料』


吉見義明監修『東京裁判-性暴力関係資料』


現代史料出版 2011/02/25 18000円+税


ISBN:9784877852474


==目次==


■巻頭言/吉見義明



■【東京裁判と性暴力-解説にかえて- 内海愛子、宇田川幸大、高橋茂人、土野瑞穂】


はじめに p.11


一 中国における戦争犯罪立証と性暴力 p.13


二 フィリピンにおける戦争犯罪立証と性暴力 p.18


三 日本軍の東南アジア占領地域などにおける残虐行為 p.21


四 弁護側の反駁 p.38


五 最終論告および最終弁論 p.46


六 判決 p.49


七 おわりに p.58



■【資料】*1


一 中国における性暴力


[資料1][謝金華宣誓供述書](湖北省における残虐行為) Ex.342


[資料2][劉輝華宣誓供述書](河北省) Ex.343


[資料3][□樹栄宣誓供述書](河北省) Ex.344


[資料4]美震□ノ陳述(宣誓供述書) Ex.345


[資料5]宣誓口述書(□恵□宣誓供述書) Ex.346


[資料6]供述書(王仲夫宣誓供述書) Ex.349


[資料7][桂林市民控訴其の一](桂林市民九名の(桂林市内に於ける日本軍残虐行為)宣誓供述書広西省) Ex.353


[資料8][韋廖氏、韋鳳□宣誓供述書](広西省に於ける日本軍の残虐行為) Ex.357


[資料9][韋李氏、李鳳□宣誓供述書](広西省に於ける日本軍の残虐行為) Ex.358


[資料10][王二旦宣誓供述書](□遠省に於ける日本軍の残虐行為) Ex.369



二 フィリピンにおける性暴力


資料11から資料17



三 ビルマにおける性暴力


資料18[M.M.ウィリアムス婦人宣誓供述書](捕虜虐待致死の確証)Ex.1558



四 香港における性暴力


資料19 書類番号第2753号(香港に於ける残虐行為証拠要約)Ex.1589


資料20 1941年12月24日より日の間スタンレーのセント・ステファン大学に起つた事件に関するアンドリュー・リーヴィング(ANDREW-LEVINGE)夫人の陳述書(夫人、聖ステフエンズ病院特志看護婦)宣誓供述書日本兵による強姦(15-12-25)Ex.1590


資料21 1941年(昭和16年)12月23日より26日の間セント・ステファンス大学病院に起つた事件に関する属領看護婦団所属看護婦エー・エフ・ゴードン(A.F.GORDON)嬢の陳述書(A.F.GORDON(聖ステフエンズ大学病院職員地方看護婦)宣誓供述書日本兵による強姦(16-12-25))Ex.1591



五 アンダマン諸島における性暴力


資料22「アブダル・カリーク」の寡婦、「ザイトウーン・ビビ」の取調べ概略(ザイトウーン・ビビ宣誓供述書拷問虐待射殺)Ex.1613



六 オランダ領東インド(含ポルトガル領チモール)における性暴力


資料23[「ポンチヤナツク」虐殺事件に関する1946年(昭和21年)3月13日附.林秀一の署名附尋問調書](S.林、陳述ボンチヤナクにて幾多の婦人が性的関係のため逮捕投獄)Ex.1701


資料24 書類番号5330 日本海軍占領期間中蘭領東印度西部ボルネオに於ける強制売淫行為に関する報告(J.N.ヘイブロツク(オランダ軍大尉検事)の報告書日本軍常習的戦争犯罪の概略)Ex.1702


資料25 宣誓口供書 証人尋問調書(エイ・ホルスト(夫人)宣誓供述書中部ジヤワのチエボエに於ける婦女子その他に対する虐待強姦)Ex.1719


資料26 尋問調書(ビールマン(夫人)宣誓供述書モエンチラン(中央ジヤワ)における婦人少女に対する暴行、強制売淫)Ex.1725


資料27[]()Ex.


資料28[]()Ex.


資料29[]()Ex.


資料30[]()Ex.


資料31[]()Ex.



七 フランス領インドシナにおける性暴力


資料32口供書抜粋(モネ・ジャヌ(夫人)宣誓供述書日本将校による強姦(仏印における残虐行為))Ex.2116


資料33口供書抜粋(タビユチユアライ・ツタニ宣誓供述書日本兵による強姦(仏印における残虐行為))Ex2119.


資料34口供書(ニユーヤン・シー・ソン(印度支那人)宣誓供述書虐殺、強制売淫(仏印における残虐行為))Ex.2120


資料35口供書(カゾーラ・フエルナン宣誓供述書欧州婦人に対する強姦、殺人(仏印における残虐行為))Ex.2121


資料36ルミデユロー(ポーレット)REMIGEREAU PAHLETTE夫人の供述(抜粋)(ルミデユロー(ポーレット)夫人宣誓供述書仏婦人に対する虐待及び強姦(仏印における残虐行為))Ex.2122


資料37口供書抜粋(セシル・カザヂユー宣誓供述書河江(東京)の安辺橋における仏軍人捕虜の虐殺(仏印における残虐行為))Ex.2133


資料38口供書抜粋(ムウレ・アルベール・ルイ(大隊長)宣誓供述書婦人に対する強姦及び捕虜の処刑(仏印における残虐行為))Ex.2124


資料39口供書(リムーセン・フランソア宣誓供述書海防中央監獄における仏人に対する虐待(仏印における残虐行為))Ex.2136


資料40 1947年1月7日東京に於て仏国西副検察官ロベール・オネト氏の面前に於て成されたる供述書(エフ・ガブリラーグ宣誓供述書定立で生き残つた仏人全部の殺戮(仏印における残虐行為))Ex.2157



東京裁判性暴力関係資料リスト p.275



付録 p.335



■主要参考文献一覧 p.391


■解題 p.393



■あとがきにかえて p.399


== 『東京裁判性暴力関係資料』目次 おわり ==



関連記事 Apesnotmonkeyはてな別館 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130511#p1

大越愛子/井桁碧編著『戦後・暴力・ジェンダー3 現代フェミニズムのエシックス』


青弓社 2010/10/22


現代フェミニズムのエシックス (戦後・暴力・ジェンダー)


大越愛子 戦後思想に抗するフェミニズム - 松井やよりの軌跡 より







*1:Exは法廷証拠番号を意味する

13/05/29 (Wed) 都民各位に告ぐ【朝日新聞1945/08/26または09/01】

都民各位に告ぐ


大詔を奉じて挙國一家、あくまでも国体の護持と民族の名誉を保全せんが為、吾等都民は左の事項を実践し速かに新日本の建設に邁進せんことを望む


昭和20年8月26日


東京都長官 廣瀬久忠



【1】秩序の保持


聴きかじりや想像で、軽はずみなことを言ひふらしたり浮足たった行動をとることなく、常に政府を信頼しお互いに信じあひ助け合ひ、吾が國古来の家族制度と隣保相助の精神を発揮しどんな時でも秩序を保持して大國民の襟度を示しませう。



【2】食糧の増産


尺地寸土も剰すことなく、各自の手で耕して食糧を増産すると共に食用野草を採集しまた料理の仕方や、食べ方にも一層の科学的検討を加へて不足を補ひませう。



【3】手持金の貯蓄化


戦後の経済秩序を乱すも、締めるも、お互ひ國民のお金の使ひ方一つできまる。どんな立派な経済政策でも國民の理解ある支持がなくては、成攻(ママ)しない。手許に余分な現金を持たず思ひ切った貯蓄を続けて、戦後経済の安定をはかりませう。



【4】街の清浄化


皇都は聖地である。焼跡や空地なども速かに整理し、ポスターや貼紙の様な物をはがし、常に街を浄めて清新なるみやこの建設に発足しませう。



【5】服装の粛正


戦争は終結したからといつて、ほつとした甘い気持で浴衣がけの着流しや、だらしない風体をする時ではない。特に婦人は折角身について来たモンペを常用し、男子は機敏な働に便利な身なりでうんと働きませう。




特殊慰安施設協会の募集を探してたら、なんか少し、トンデモが見つかった。

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13/05/28 (Tue) 橋下徹詭弁修辞法

@mamasan_h さんの指摘による


『私の認識と見解』より抜粋、≪≫強調は抜粋者による


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第二次世界大戦前から大戦中にかけて、≪日本兵が「慰安婦」を利用した≫ことは、女性の尊厳と人権を蹂躙する、決して許されないものであることはいうまでもありません。かつての≪日本兵が利用した慰安婦≫には、韓国・朝鮮の方々のみならず、多くの日本人も含まれていました。(…中略…)日本は過去の過ちを真摯に反省し、慰安婦の方々には(…以下略…)



出典: http://micro.asahi.com/i/news/OSK201305260021.php

---

主語は、個々の≪日本兵≫


橋下徹でもなければ、軍性奴隷システムを軍・内務省・業者一体で運営した日本国家でもない。



主体なき口先の「反省」


免罪による否認。

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13/05/27 (Mon) 上田清司埼玉県知事の知らない最前線の娘子軍

田村泰次郎『春婦傳』GHQ検閲「理由:朝鮮人批判」により削除された冒頭部


この一編を、戦争間大陸奥地に配置せられた日本軍下級兵士たちの慰安のため、日本女性が恐怖と軽侮とで近づかうとしなかつた、あらゆる最前線に挺身し、その青春と肉体とを亡ぼし去つた数万の朝鮮娘子軍にささぐ


出典: 『田村泰次郎選集2/応召から敗戦直後まで』(日本図書センター 2005/04/25)


田村泰次郎選集 (2) p.360 解題より


田村泰次郎選集 (4) 選集4-戦争文学の試み


関連図書


尾西康充『田村泰次郎の戦争文学/中国山西省での従軍体験から』(笠間書院 2008/08/30)


田村泰次郎の戦争文学―中国山西省での従軍体験から




宮柊二『宮柊二集1/歌集1』(岩波書店 1989/11/07 ISBN:4000914715 )「山西省」




岡野幸江/長谷川啓/渡邊澄子『買売春と日本文学』(東京堂出版 2002/02/28 2500円+税)[*1]


買売春と日本文学


p.218 渡邊澄子「身も心もささげる「大和撫子」-田村泰次郎の戦争文学」




■ 『選集2』に「GHQ検閲資料」英文3頁「CIVIL OKNSORSHIP DETACHMENT / PPB DPstrict I,Press-Publications JP/TOK/PPB/o/52 22 May 1947」があり「REASON : Criticism of Koreans.」とされています


解題より以下、転載


「春婦傳」は「日本小説」創刊号(1947年4月1日発行、大地書房)に掲載予定であったが、GHQの検閲によって削除された。GHQによれば、削除の理由は'Criticism of Koreans'(朝鮮人への批判)であった。泰次郎のオリジナルの本文では、作品に登場する慰安婦は春美を含め、「みんな本当の朝鮮の名前があるのだつたが、いづれも故郷の家の苦しさのために、天津の曙町へ前借で買はれてきてから、日本名をつけていた」と.彼女たちが朝鮮人であったことが明確に書かれている。また成田中尉は春美に向かって「馬鹿野郎、たかがチョウセン・ピイの分際で、なにをいふか」と暴言を吐いている。だが改稿の後、「朝鮮の名前がある」「チョウセン」の部分が削除されており、彼女たちが朝鮮人であることが特定できないように曖昧な表現になっている。戦場の実情を伝えようとした泰次郎の文字を[原文ママ]理解する手がかりの一つとして、この検閲調書は重要な意味を持つと思われる。なお本資料は、国立国会図書館憲政資料室所蔵のプランゲ文庫に拠った。 [*2]





=参考リンク(随時、追記)=


http://d.hatena.ne.jp/Stiffmuscle/20130531#p1 [*3]



□[*4]誰かの妄想2013/06/01 http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20130601#1370101032



□ 国連人権高等弁務官事務所拷問禁止委員会 http://ianhu.g.hatena.ne.jp/kmiura/20130601



□ 河野談話撤廃を求める緊急国民集会 [*5] http://twtr.jp/frroots/status/340884792943984642



□you tube 鈴木清順監督『春婦傳』

http://m.youtube.com/watch?hl=ja&client=mv-google&gl=JP&v=YXwGs9ZeJFQ&page=1



□ツィート幾つか [*6]


TAKAHASHI Sakino :


http://twtr.jp/sakinotk/status/336791372654866432 [*7]


http://twtr.jp/sakinotk/status/339738725238059009


http://twtr.jp/sakinotk/status/339738148135391234



釜パトでっせ :


http://twtr.jp/kamapatodesse/status/340675539306172416


http://twtr.jp/kamapatodesse/status/340677444975616000


http://twtr.jp/kamapatodesse/status/340680013651267584



野原 :


http://twtr.jp/noharra/status/340755282370117632


http://twtr.jp/noharra/status/340756737332240384


http://twtr.jp/noharra/status/340761150163668992

宣撫班よりも女が先に行き



高崎隆治選著『教科書に書かれなかった戦争Part.11 川柳にみる戦時下の世相』(梨の木舎 1991/07/19)


教科書に書かれなかった戦争 (Part 11)



第5章 戦場の兵士 慰安婦・苦力・行軍・落書き より

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■篭の鳥いま大陸で荒れ廻り 磯部南泉【p.198】


新聞の特派員として漢口戦に従軍した作家の井上友一郎が書いている。


前線へ赴く途中のある夜、町でふと三味線の爪弾きを聴いた。不思議に思い近づいてみると、浴衣を着た女がひとり立膝をして三味線を弾いていた。「今晩は」と声をかけたところ、その容姿に似合わずいきなり伝法な口調で、「ここはお前たち軍属ふぜいの来るところじゃない」とわめいた。連れの記者が腹をたて、「てめえ自分が将校になったつもりで威張るな」と怒鳴り返したという。


将軍クラスの軍人が、水商売の女性をいわば妾として連れてきたのだろう。あるいは将校用の女性であったのかもしれないが、それでも依然として「篭の鳥」であることにかわりはなさそうだ。

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■宣撫班よりも女が先に行き 城鶴【p.199】


娘子軍一線までも進出し 城鶴



宣撫班は後方の占領地を担当する班と、第一線部隊に膚接して占領直後の町に入り住民を宣撫する班の二つがある。


この句は説明するまでもなく後者だが、宣撫班よりも早く占領地に入る「女」というのは戦場慰安婦のことで、日本軍は彼女たちを公認し引き連れていたのである。まったく、驚きという以外にないが、彼女たちの大部分は朝鮮人で、よいもうけ口があるからと、言葉巧みに騙されて連れてこられたのだ。中国では戦う女性兵士を娘子[じょうし]軍と呼んだが、日本の兵士が口にする「娘子軍」とは慰安婦のことである

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■珍しいものにされてるゴムバンド 梶原渓々【p.75】


いうまでもないが、ゴムバンドとは輪ゴムのことである。戦前は一箱5銭か10銭で文房具屋にいくらでも売っていた。もっとも、普通の家庭では買わなくても捨てなければ輪ゴムは自然にたまった。それが、アメリカやイギリスの経済封鎖でたちまち店頭から消えた。私事だが、日中戦争の初めのころ、競馬場の小窓に黙って手を入れると、どういうわけか輪ゴムをひとつかみ掌に乗せてくれるので、子供たちはそれを遊び道具に使った。


経済封鎖と同時に、ゴムは軍需専用となり、ガスマスクの管や代用軍靴の靴底などに用いられた。特に軍用コンドームの製造に優先的に使われたというが、子供の遊び道具をとりあげてそんなものをつくるようでは「大日本帝国」もおしまいである。

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■帰還した軍医が婦人科に勤め 以兆【p.222】

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関連図書


高崎隆治『教科書に書かれなかった戦争Part.14 「陣中日誌」に書かれた慰安所と毒ガス/特設第13師団第65連隊の後日譚』

梨の木舎1993/12/08


「陣中日誌」に書かれた慰安所と毒ガス (教科書に書かれなかった戦争)



高崎隆治『教科書に書かれなかった戦争Part.17 100冊が語る「慰安所」男のホンネ』


梨の木舎1994/12/08


100冊が語る「慰安所」・男のホンネ―アジア全域に「慰安所」があった (教科書に書かれなかった戦争)



高崎隆治編・解説『十五年戦争重要文献シリーズ【1】/軍医官の戦場報告意見集』


[目次]


解説:高崎隆治


戦場神経症並に犯罪に就いて【1938年孔版】早尾軍医中尉


花柳病の積極的予防法【1939年手書き】麻生幾男軍医少尉


武昌の柳(私娼の由来及現況)【1941年手書き】


写真資料10点/麻生幾男蔵


「軍人倶楽部に関する規定」(内務規定)【1944年12月ガリ版】山第3475部隊


不二出版 1990/02/20






*1:2013/06/04追記

*2:2013/06/01追記

*3:俺様ルールに従え、は、橋下だけでもない/苦笑/何が問題にされているか理解できないことを自慢するのは御本人の自由ではありますが…/次は不可知論をほのめかす/証拠としては認めない、妄想垂れ流し/次は【無知自慢】お笑い系自称「中立の立場」を確保/不可知論に居直ってそろそろ打ち止めかな/『私の論点』…そんなものあるのかね【コメ欄の方を観察中】

*4:2013/06/02追記

*5:産經新聞記事←必読、へのリンク

*6:中途半端な紹介で申し訳ありません/2013/06/02追記

*7:この項を書くきっかけ、偶々、図書館から『田村泰次郎選集2』を借りていた、もある

13/05/26 (Sun) リオタール『文の抗争』抜書き

書誌情報


J.F.リオタール/陸井四郎他訳『文の抗争』(法政大学出版局/叢書ウニベルシタス269 1989/06/12:原著1983)


文の抗争 (叢書・ウニベルシタス)

【9】p.21より

犠牲者とは、自分が受けた不当な被害を証明することが出来ない人のことである。告訴人とは、損害を被り、それを証明する手段をもつ人のことである。この手段を失えば告訴人は犠牲者となる。彼がこの手段を失うのは、たとえば加害者が直接的ないし間接的に裁判官であるような場合である。彼は告訴人の証言を虚偽として却下する権限、あるいはその証言の公表を妨害する能力をもっている。だがこれは特別な場合にすぎない。一般的には、告訴人が不当な被害を被ったと申し立てながら、いかなるかたちでもその被害を呈示しえない場合、彼は犠牲者となる。逆に言えば、「完全犯罪」とは(…中略…)証人を沈黙させ、裁判官の聞く耳を奪い、証言を支離滅裂な(常軌を逸した)ものとして成立するものであろう。証言の送り手、受け手、意味を無力なものにしてしまえば、まるで指向対象(損害)が存在しなかったかのように事は運ぶのである。(…後略…)

【22】p.31より

抗争は、文にされうるはずの何ものかがいまだ文にされえていないという、言語活動における不安定な状態であり、その瞬間である。この状態は否定的な文である沈黙を含んでいるが、それと同時に原則的には可能であるはずの文を呼び求めている。普通、感情と呼ばれるものがこの状態の存在を指し示している。「うまい言葉が見つからない」等々。感情がふと漏らす抗争がすぐさま係争のうちで押し殺されてしまい、感情が与える警告が無益に終わってしまうのが嫌ならば、抗争を表現しうる文をつくり、連鎖をつくるための新たな規則を懸命に探さねばならない。抗争に特有語を見つけてやり、抗争を証言することは、或る種の文学の、哲学の、そしておそらくは政治の課題なのである。

【27】p.33より

生き残った人たちの沈黙は、必ずしもフォリソンがそう信じ、あるいは信じるふりをしているようなガス室の非存在を利する証言ではない。それは、受け手の権限に反対して(われわれはフォリソンなどに報告すべきいわれはない)、証人自身の権限に反対して(命拾いしたわれわれにはそれを語る権限がない)、さらにはガス室を意味すべき言語の能力に反対して(表現不可能の不条理)なされる証言でもありうるのである。ガス室の存在を立証しようとするならば、四つの沈黙の否定を取り除かなければならない。ガス室は存在しなかったのではないか。いや、存在した…しかしそれが存在したとしても、そのことは言葉に表わされえないのではないか。いや、表わしうる。…しかしそれが言葉に表わされうるものだとしても、少なくともそれを言葉に表わす権限は誰にもなく、またそれを聞き届ける権限も誰にもないのではないか(それは伝達不可能ではなかろうか)…いや、その権限はある、と。

【33】p.43


たとえフォリソンが「不誠実」であるとしても、ヴィダル・ナケが「ガス室は存在した」という文が真であると彼を説得しえないだろうことには変わりない。この歴史家は同じような仕方で「いまだに反ドレフュス主義者がいる」と苦々しく確認している。アンリ大佐による書簡の偽造という事実は、実在性を立証する手続きとして可能なとことんのところまですでに立証されているが、この一件に関してさえも合意が得られないということがあるのである。このように、悪意や不誠実や盲信によって、事実が明らかにされ、正義が行われるのが妨げられることがある…いや、そうではない。あなたが悪意等々の名で呼ぶものは、論議の相手方が実在性の立証を目的としていないという事実、彼が認識文をつくり、妥当性を認定する際の規則を受け入れていないという事実、彼が説得を目的としていないという事実、この事実にあなたが与える名前なのである。もしフォリソンが、確信を得ること、すなわち一定の実在に関して合意を得ることを競うゲームとは別のジャンルの言説を「ゲーム」しているとすれば、この歴史家が彼を説得しようとしても無駄である。もしこの歴史家がこの道に固執し続けるなら、彼は自分を犠牲者の位置に置くことになるだろう。







□ 随時、追加して行く予定です

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13/05/24 (Fri) 【海賊版】天羽道子「加害者の歴史を引きずって『慰安婦』問題23年」

天羽道子「加害者の歴史を引きずって『慰安婦』問題23年」【出典】

『ちば教育と文化』No.82(2013年) 千葉県教育文化研究センター p.48-p.51 [*1]




加害者の歴史を引きずって「慰安婦」問題23年



    天羽道子

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去る5月23日の午後, 参議院議員会館講堂で「橋下発言に抗議する緊急院内集会」が開かれました. 「女性の人権を尊重する政治を!」求めた集会の共催団体235. この数から見ても, 5月13, 14日の橋下発言がもたらした女性の怒りの大きさを推し量ることが出来ると思います. 会場200席は埋まり倍以上の参加者で超満員, 熱気に溢れていました. 私も参加者の一人となり, 発言も[*2]


『橋下氏「慰安婦は必要だった」』という見出の5月13日朝日夕刊に驚き, 更に翌朝の『沖縄県普天間基地の米軍司令官に「風俗業の活用」進言』に至っては, 言語道断. 怒りと共に恥ずかしさを禁じ得ませんでした


当然, この発言に対する怒り, 批判, 疑問の声が上がりました. しかし, 一方政権内の歴史認識をめぐる発言や, 橋下発言の擁護や同調発言[*3]まである等, どうしても我が国の土壌, 橋下発言を生み出した土壌が, 我が国にあることを問わなければならないのではないかとの思いを強くしました


なぜ, 日本の軍隊は行く先々に慰安所を設け, 慰安婦を, しかも強制的に連れ込むような制度を, 世界的にも特異な制度を編み出したのか. 出せたのか. 「売買春」を許容してしまっている我が国の精神的風土, 性倫理の低さ, もっと根本的には女性蔑視の世界の故ではないかと思えてなりません


ここから, 今回の「慰安婦」必要論が生まれ「風俗業活用」発言も発せられたと考えられないでしょうか


今回, 少なくとも半月余り, 爆発的にマスメディアを賑わしました. おかしな話ですが「慰安婦」問題を知らなかった人々に知られ, 無関心な人の関心を誘うという結果を作り出したとも云えるでしょうか. が, 打上花火のように消えてしまわないことを願います. 決して忘れてはならず, 無関心であってはならない問題ですから


「慰安婦」の問題は1990年6月の参議院予算委員会で初めて取り上げられ, 翌年8月韓国からお一人名乗り出られたことから問題化し, 23年後の今日もなお収束を見ることなく, 時を経て一層問題は複雑となり, 重さを増し, そして残念ながら, この度の橋下発言にまで至ってしまいました. この間, 元「慰安婦」の方々はどのような思いで過ごされたのでしょう. その思いを想像しなければなりません. しかも, 名乗られた方々の半数は他界されたという重い現実を我が事として深刻に受け止めなければ…


[49頁左下写真]「丘の上の『鎮魂の碑』」

なぜ収束されないのでしょうか



1993年8月に, 軍の関与を認め, お詫びと反省の気持ちを表明した河野談話が出されましたが, 被害者の方々が求めている国の謝罪と国家補償については, サンフランシスコ条約や二国間条約で解決済みとの説をもって対処し, また強制性の否定など歴史認識の問題も絡み, 複雑化し, 本当に残念に思います


しかも, 1992年2月以来, 国際社会から人権問題として取り上げられ, 国連やILOから, 日本国が法的責任を認め, 謝罪と国家補償を行うよう幾度かの勧告を受け, 更に, 各国議会からも解決を求める勧告議決を受けてきました


この状況の中で, 1995年7月村山内閣は道義的責任を果たすとして, 海外の被害女性に対する償い事業「アジア女性基金」を発足させました. 総理大臣の手紙を添えて, 被害女性一人一人に届けることとなった「償い金」は, 謝罪の手紙に涙して受け取られた一方, 日本政府に対し, 法的な責任を認めた賠償ではないと激しい反対運動が韓国から起こるなど, 償い事業は難航し, 幾多の問題を残したまま2007年3月に解散


一方, 韓国, 中国, 台湾, フィリピンの被害者が日本政府を相手どった裁判が起こされましたが, 被害事実は認めたものの, 個人が補償を求めて裁判することが認められず, 10件いづれも敗訴. ただ立法解決を求めた判決も出されています


2000年4月「慰安婦」問題の立法解決を求める会によって「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」が参議院に初めて提出され, 以後8年間に8回にわたり同法案が提出されていますが, いづれも審議未了廃案となっています




今年も8月15日, 69回目の敗戦記念日が近づいてきましたが, 戦後40年の8月15日に「鎮魂の碑」と墨書きされた檜の柱が, 当かにた婦人の村の山頂に建てられました. 婦人保護施設の入所者の一人, M.Y.さんの「慰霊してほしい」との願いによるものですが, 当施設が, 日本国の加害の歴史に深く関わるようになろうとは予想だにしないことでした


以来「鎮魂祭」と称して, 碑の前に集まり, 戦中日本国が犯してしまった最も重い加害の一つ「慰安婦」制度に思いを馳せてきました. 二度と繰り返してはならないこととして. またお詫びの思いをこめて. 29回目に当たる今年の鎮魂祭は, 橋下発言による衝撃の余韻の中で, 一層深く「慰安婦」にされた方々に思い致したいと思います.「日本軍の奴隷になり無残に踏みにじられた」悲痛, ほど想像し共感し得るでしょうか. しかし, その務めはしていきたいと思います


「慰安婦」問題を知り, また関わって28年. 殊に韓国から名乗り出られた方々の証言を直接に伺う機会を何度か持ち, メディアを通し, NGOとの関わりなどを通して「慰安婦」問題の現状を認識しつつ, 早期解決を願ってきました. 同時に, この問題に対する政府, 政治家の姿勢を批判し, 憤りをも覚えてきました


しかし, この時点に立って「慰安婦」問題23年を顧みる必要があることに気付きます. 殊に大沼保昭著『「慰安婦」問題とはなんだったのか』を読み進めるに従って, この思いを強くしています


問題の核心から外れることなく, 日本国が犯した過ちによって傷ついた方々への償いに心を傾けたいと思います


(あまはみちこ: かにた婦人の村)



*1:紹介者による注記を[…]内に記した

*2:20130522 天羽道子(かにた婦人の村)【橋下発言に抗議する緊急院内集会】https://m.youtube.com/watch?v=co42FFsHx6Q&fulldescription=1

*3:斎藤美奈子 責任転嫁大王【東京新聞2013/05/22(27面)】id:dempax:20130522参照

13/05/23 (Thu) 訃報

13/05/22 (Wed) 【本音のコラム海賊版】

斎藤美奈子 責任転嫁大王【東京新聞2013/05/22(27面)】

暴言は連鎖する。「軍と売春はつきもの」と述べた日本維新の会の石原慎太郎代表。「韓国人の売春婦がウヨウヨ」とは西村眞悟議員。いずれも橋下徹大阪市長の慰安婦は「必要だった」発言から派生した言葉だ。


石原、西村両氏はもともと差別発言大王である。維新の会の人材の豊富さに感心するが、同党の対応もむちゃくちゃである。石原氏は放置。西村氏は除籍。当の橋下氏は全方位的に侮蔑的な暴言を吐きまくっている。


「性奴隷」という海外報道に不満を述べ、米政府の批判には「アンフェアだ」。メディアには「大誤報をやられた」といい、あげく「もう囲み会見はしない」。「日本人の読解力不足」にいたっては支離滅裂。責任転嫁大王である。


しかし、社説で橋下発言を批判した新聞各紙はなぜあっさり会見を再開させたのだろう。その前に「大誤報」への訂正と謝罪を求めるのが先じゃないのか。自民党ほか大阪市議会議員は、なぜ市長の不信任案を提出しないのだろう。党幹部の橋下批判は耳には入らなかったのか。


メディアや議会のこうしたアイマイな態度が、歴史認識をめぐって二転三転する安倍晋三首相を含め、政治家の無責任な発言を許してきたのではなかったか。記者も議員も責任をともなう言論の当事者なのだ。見物人みたいなふりしてちゃダメだよ。 (文芸評論家)


【出典: 東京新聞2013/05/22(27面)】

齋藤美奈子/女性の道具化【東京新聞2013/05/15】


「米軍の司令官に、もっと風俗を活用してほしいと言った」「慰安婦制度は必要だった」


橋下徹大阪市長の一連の発言は暴言なんてレベルじゃない。言葉の性暴力とお呼びしたい。


「軍人の性的欲求がゼロになるわけがない。何らかの解消策を真正面から考えないといけない」[*1]


このような発想は、彼の頭の中が戦前戦中の軍人や政治家と大差ないことを物語っている。


1945年8月18日(玉音放送のわずか3日後だ)、日本政府は全国に通牒を発令し占領軍兵士向けの「特殊慰安施設協会(RAA)」を設立した。性の相手をする女性は「事務職員募集」などの名目で集められた。戦中の慰安婦募集も同じ手口だったのではと思わせる。


GHQが拒否したことでRAAは翌年廃止されたが、今回の橋下&米司令官のやりとりを彷彿させるものがある。


もっとも与党自民党の閣僚の口から「慰安婦制度は女性の人権に対する侵害だ」などの発言が出るのもちゃんちゃらおかしい。つい最近まで河野談話の見直しに躍起だったのはどの党か。


おりしも政府の「少子化危機突破タスクフォース」とやらが早めの妊娠出産を推奨する「女性手帳」の導入を企てて総スカンにあったばかり。女は「性の道具」か「産む道具」。時代錯誤すぎてヘソが茶を沸かしそうだよ。


【出典: 東京新聞2013/05/15(27面)本音のコラム】

占領軍「特殊慰安施設」関連サイト 三橋順子ブログ


占領軍が倫理的であったわけではない http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-16


戦中戦後の売買春関係年表 http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-17-2


「Off Limits」のトラウマ http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14-1

*1:三橋順子blog参照=海賊版作成者追記 http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-05-15-1

13/05/21 (Tue) 石原慎太郎、橋下徹、安倍晋三(参院選迄自粛中?)のペラい妄言

石原慎太郎、橋下徹、安倍晋三(参院選迄は自粛中?)のペラい妄言こそ、戦場の兵士をも侮辱する

馬鹿どもは戦車に乗ってドコゾへ行ってしまえ!!


朝日新聞2013/05/21(16面) 声 語り継ぐ戦争 から



■ 古参兵のいじめで自爆した友 (長野 90)


「彼はいじめられ続け、支給の手榴弾を抱いて自爆したのだと分遣隊の同年兵から聞いた …… こんなことが日本の軍隊であったのだ。戦争は人を狂わせる」



■ 兄はメレヨン島で餓死した (三重県いなべ市 87)


「… 将校は無事に故国へ戻った人も多いのに、兵の多くは帰れなかった。食料は公平に配られていなかったというのです。… なけなしの食べ物を分け合っていたと信じていた私は、本当にショックを受けました。軍隊の冷酷さ、非人間性。… 旅団長の陸軍少将は終戦2年後に割腹自殺しましたが、餓死した兵士の無念、苦しみは消えません。遺族の悲憤も収まることはありません。戦うことなく、ただ飢えて死を待つ極限の兄たちの姿、心境を想像するだに、今なお私の胸ははりさけそうです。この悲劇を風化させてはいけない。語り継ぐことで兵士たちへのせめてものおわびと追悼にしたく思います。」



■「英霊」は死を強いられた人 (和歌山市 87)



■ 敗戦直後 危うく一家心中 (広島市 81)



■ 看護師として中国大陸に15年 (西東京市 86)



■ 15歳で赤紙 手榴弾腰に震えた (足立区 86)



ほか、計8編の投稿

『さらば、虚構のトリック・スター「橋下現象」徹底検証』より抜き書き【中断】


橋下現象研究会編著『さらば、虚構のトリック・スター「橋下現象」徹底検証』(インパクト出版会 2012/12/16 ISBN:9784755402296)


序章 杉村昌昭「マスコミ仕掛けの「橋下維新現象」を撃つ」より


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「橋下現象」は、新自由主義のご都合主義的な【自由競争と自己責任のイデオロギー】(社会生活の実態を無視したデマゴギー)を背景にした、橋下(ならびにそのブレーン)とマスコミの合作である


したがって、かりに【橋下フィーバー】が下火になっても、同種の現象は、今後も主人公や登場人物を代えて(マスコミがこれぞと選んだ【タマ】をおったてて)、何度でも繰り返される可能性がある

つまり「橋下現象」は一過性の現象ではなく、まさにマスコミが領導する新自由主義社会の政治的メカニズムの表現とみなさねばならない


【未完成】

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/dempax/20130521

13/05/01 (Wed) 【参考資料】ヘリコプター整備の御仕事について

『北関東防衛局広報』を漁っていたら,北関東防衛局宇都宮防衛事務所検査班が担当するヘリコプター定期修理の話を見付けた


木更津駐屯地のオスプレイ整備基地化を考える参考に,以下,記事を紹介する

【出典】ヘリコプター整備の御仕事


北関東防衛局総務部広報室『北関東防衛局広報』No.69(2013/5月号) p.4-p.5に「北関東防衛局宇都宮防衛事務所の紹介」と題する記事があり,以下の内容


■宇都宮防衛事務所の概要/装備品の調達等に係る監督・検査を実施


■宇都宮防衛事務所の業務/年間約250件の監督・検査を実施


■検査現場に突撃!/航空機をばらばらに分解して整備


最後の「検査現場に突撃」を転載する

北関東防衛局宇都宮防衛事務所/検査班


検査現場に突撃!


    航空機をばらばらに分解して整備


宇都宮防衛事務所の検査第一班は,富士重工業(株)航空宇宙カンパニー(栃木県宇都宮市陽南)の中に事務所があり,同社が契約した自衛隊の航空機の製造・修理の監督・検査を7名で行っています


ここで驚きなのが,例えば,ヘリコプターの定期修理(約3年ごと)をする場合,企業が,機体を完全にばらばらに分解して,塗装も全て剥がし,まさにネジの一本まで錆がないか確認し,ヘリコプターを約6箇月かけて整備していきます. 検査第一班は,このような地道な作業の監督・検査を年間約80機行っています


また,最後には実際に飛行して検査を行いますが,特に厳しいチェックが行われており,富士重工業の方にも,防衛省の検査は非常に厳しいと評判だそうです. 我々のマイカーの車検とは大違いで,この定期修理が終わると航空機は新品同然になるそうです


『北関東防衛局広報』No.69(2013/5月号) p.5 より 抜粋転載 太字・下線による強調は紹介者による

疑問点


【A】検査班が富士重工の業務の「監督」を行うことは,富士重工の労働者には,富士重工系統からの指示・命令と検査班からの指示・命令の二つが混在することにならないのか?混在するのであれば,これはいわゆる「偽装請負」になるのではないだろうか?


【B】検査を防衛局が担当するのであれば、試験飛行の計画立案は防衛局のやりたい放題…試験飛行の名を借りた軍事演習すら可能となるのではないか


【C】(2017/03/17追記)ヘリコプター整備が6カ月かかるのに対してオスプレイ整備は4カ月 此の差は何処から来るのだろうか?[*1]




*1:部品検査→洗浄→部品検査→再利用 を 期限切れ部品は一律交換 等が 考えられなくもないが

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