赤旗海賊版

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15/06/30 (Tue) 「懇話会」「懇談会」の生態学 1/3【0】問題の所在

【0a】問題の所在および【0b】結論の要旨

問題の所在


安倍晋三極右政権下で【文化芸術懇話会】なる安倍晋三親衛隊若手議員による【報道の自由封殺を煽る】とんでも学習会が行われた[*1]


1934年月,松本学警保局長「発案」「指導」の下に発足した【文芸懇話会】を連想させる【文化芸術懇話会】で使われている「懇話会」なる単語について,ニュートラルな言葉なのか,政治臭を放つ色のついた言葉なのか,疑問を持ったので,調べてみた


ここで「ニュートラルな言葉」と「色のついた言葉」の区別,つまり,抽象的には「一般的な言葉」なのか「特殊な言葉」なのかの区別は


「懇話会」という用語が次のような性格のいずれかを持つか否か?で判断されるだろう


「懇話会」という用語が


(A)特定の政治思想と繋がりを持つ


(B)特定の集団しか使わない


(C)特定の分野でしか使われない


【注意】(B)は(C)の, (A)は(B)の, 其々, 極端な場合に相当すると考えられる


結論の要旨


本報告者の調査では「懇話会」が特殊な言葉とは認められなかった



⇒【1】方法と結果


id:dempax:00000630へ続きます




15/06/29 (Mon) 廣津和郎全集 略目録

『広津和郎全集 第1卷 小説1』(//)

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15/06/27 (Sat) 文芸懇話会 関連図書

【凡例】


●…県立中央図書館


■…市中央図書館


▲…千葉大学附属図書館

●■松原新一『怠惰の逆説 広津和郎の人生と文学』講談社,1998/02/ 245p.


9章「戦時下に試された姿勢」


【1934年に当時の警保局長松本学の肝煎りで文芸懇話会が結成された(p.163)】


怠惰の逆説―広津和郎の人生と文学

●■広津和郎『続・年月のあしおと』講談社,1967/06/15


中央公論社版全集第12卷[*1]

広津和郎全集 (第12巻) 随筆1


【海賊版】15 間髪を入れない徳田秋聲の一言⇒id:dempax:20150626

●『徳田秋聲全集第22卷』八木書店,2001/05/08


徳田秋声全集〈第22巻〉随筆・評論(4)


1932年から1935年の随筆・評論. 文芸統制に関しては


【p.12】「文学と思想と政治との交渉」『東京朝日新聞』1932/04/18-19


【p.68】「文壇の反動色」『時事新報』1933/08/22-25


【p.107】「如何なる文芸院ぞ」『改造』16(4) 1934/03/01


【p.156】「芸術家遺品展覧会」『東京朝日新聞』1934/09/23,24,26


【p.293】「文芸懇話会に就いて」『文芸通信』3(9)1935/09/01


【p.319】「文学者の会合」『帝国大学新聞』No.606「新春随筆」

●『定本佐藤春夫全集第21卷』,1999/05/10


評論・随筆〈3〉 (定本 佐藤春夫全集)

松本学関連

「松本学内務省警保局長を理解するための資料集」id:dempax:20150702に移した

● 和田利夫『昭和文芸院瑣末記』(筑摩書房,1994/03/20)


ISBN:4480823085

●▲高橋新太郎「訓化と統制/装置としての『文芸懇話会』」


●初出…不二出版【復刻】『文芸懇話会』別巻『解説・総目次・索引』のうち「解説」1997/06


▲○[*2]『高橋新太郎コレクション1- 近代日本文学の周圏』笠間書院,2014/06/30 p.373-p.394


近代日本文学の周圏 (高橋新太郎セレクション)

●海野福寿「1930年代の文芸統制 - 松本学と文芸懇話会」

駿台史学』No.52 1981/3月号

●『資料 日本現代史』

粟屋憲太郎・小田部雄次編集・解説『資料 日本現代史9 2.26事件前後の国民動員』大月書店,1984/01/23 第二部/新官僚と国民動員

▲小田部雄次「日本ファシズムの形成と『新官僚』- 松本学と日本文化聯盟」

日本現代史研究会『日本ファシズム(1)国家と社会』大月書店,1981/11/24

●▲戸坂潤[*3]

『現代唯物論講話』【白楊社,1934】第四部文化論(4-9)現代文化の状勢(4-9-2)文芸統制現象の分析【全集III-p.386】


『日本イデオロギー論』【白楊社,1935】9 文芸統制の本質 - 現代日本の文芸統制の種々相を分析する【全集II-p.316】[*4]


『現代日本の思想対立』【今日の問題社,1936】


(4)文化統制の種々相【全集V-p.245】


(19)統制主義の名目と実質【全集V-p.308】

■中野重治「文学に於ける新官僚主義」

林淑美編『中野重治評論集』平凡社ライブラリー,1996/05/15


中野重治評論集 (平凡社ライブラリー)

●内務省警保局「【研究】新聞雑誌を通じて観たる文芸統制問題」

内務省警保局『出版警察資料』No.3 1935/08


【復刻】『出版警察資料[注*] 2 3-7号』不二出版,1982/08/30 [注*]全15冊(1〜47号)

● 【復刻】『文芸懇話会』全2卷+別卷(解説・総目次・索引)不二出版,1997/06/

詳細は ⇒不二出版

□探し中[*5]


内務省警保局図書課「文芸懇話会記録」


内務省警保局『出版警察資料』Vol.3 1935/08


CiNii⇒出版警察資料 vol.1 - vol.8 不二出版 1982


榎本隆司「文芸懇話会始末のうち」『早稲田大学教育学部学術研究国語・国文学編』NDL-OPAC(雑誌記事)によればNo.36(1987年)以降, 毎年, 文芸懇話会に関する論考を掲載


小田部雄次「日本ファシズムの形成と『新官僚』--松本学と日本文化聯盟」『日本ファシズム(1)』大月書店,1981//[*6]

LOG

2015/07/05


戸坂潤の項を追加


探し中に小田部雄次,榎本隆司を追加


松本学関係をid:dempax:20150702に移した





*1:『広津和郎全集第12卷 随筆1』は『年月のあしおと』と『続・年月のあしおと』を収める.

*2:県立東部図書館蔵

*3:全集頁は勁草書房版による

*4:『日本イデオロギー論』岩波文庫ではp.186

*5:高橋新太郎「訓化と統制」に引用されている警保局資料等

*6:『資料 日本現代史』奥付け著者紹介の記載による

15/06/26 (Fri) 警保局長松本学の「文芸院」構想は潰え去り

警保局長松本学の目論んでいた「文芸院」が「文芸懇話会」と骨抜きにされた第一回会合(日本橋偕楽園,1934/03/29)の経過を広津和郎『続/年月のあしおと』講談社,1967/6/15 は描いている


(広津和郎『続/年月のあしおと』p.56)[*1]


15 間髪を入れない徳田秋聲の一言


偕楽園に集まったのは,どういう顔触れであったか,はっきり覚えていないが,いわゆる純文学畑からは,藤村,秋声(白鳥はいたかどうかはっきりしない)の二長老をはじめ,上司小劒,近松秋江,佐藤春夫,宇野浩二. 菊池寛や山本有三は来ていたかどうか覚えていない. そして大衆作家といわれる中からは,吉川英治,白井喬二,中村武羅夫,加藤武雄,その他の人が出席したように思うが,これも正確とはいえない


松本警保局長は,恰幅の好い,髪を少し短めにした精力的な感じのする,にこにこと人をそらさない,男らしい顔付きをした人物で,いわゆる新官僚に属するのかどうかは知らないが,肩肘を張ったようなところが少しもないのが,まず好感を覚えた. 彼は次のような意味の挨拶をした


「今夜皆さんにお集まりを願いましたのは,ほんの私の個人的な気持ちからですが,由来日本の文学というものに対して,日本の政府は冷淡に過ぎたと思うのであります. 政府はもっと文学を大切にしなければならないと思うのであります. 美術の方は,前から美術院が出来,文部省が展覧会を開いたりしてまして,いろいろやつて居りましたが,文学に対しましても,政府は当然文芸院を作り,それを大切にしなければならないのが当然であると思うのであります. それでそれを促進するために,私はこれから始終皆さんと会合しまして,お話を伺うような会を作りたいと思いまして,今夜こうしてお集まりを願つた次第であります. それでこの会合を後に政府が文芸院を作るまでの準備として.私設文芸院と名づけたいと思うのでありますが,皆さんの御意見は如何でしょうか」


松本局長がそこまでいうと,その真向かいに座っていた徳田秋声さんが


「日本の文学は庶民の間から生まれ,今まで政府の保護など受けずに育つて来ましたので,今更政府から保護されるなんていわれても,われわれには一寸信用できませんね. それに今の多事多端で忙がしい政府として,文学など保護する暇があろうとは思われませんよ. われわれとしては,このままほって置いて貰いたいと思いますね」


と喉のかすれたような渋い声でいきなりいった


これは私のいいたいことを,徳田さんが代弁してくれたような気がしたので,私は微笑しながら,徳田さんの顔を見まもった. 徳田さんは思い切ったことをずばりといった後は,けろりとして淡々たる表情をしている. 恐らく相手の言葉の中に何か魂胆があるらしいのを直感的に感ずると同時に,それに対する反■が即座に口を衝いて出たものであろう. 徳田さんにはそういう直感的な鋭さがある. そしてこの席から出たら,そんなことをいったことなどけろりと忘れて,のんびりステッキを振り振り帰って行くのではないか. 私は徳田さんの表情を見ながら,そんなことを思ったものであった


併し後で解ったが,この徳田さんの間髪を入れない一語が,松本警保局長の機先を制して,その方向を変えさせたのであった


そのことは後で触れるが,この会合に「文芸院」という名をつけることにも徳田さんは反対した. これは徳田さんばかりでなく,純文学派といわれる連中は皆反対した


「文芸院なんて,そんなものに祭り上げられるとなったら,僕だって考えなければならない」


と徳田さんはいった


そこで私設文芸院は撤回されて,文芸懇話会というあたらずさわらずの名がつけられることになり,毎月一回会合が持たれることになった. 会合といっても,それは松本局長から招待されるわけで,その場所が毎月違い,東京のいろいろな料理屋が,次々とその会合の場所としてわれわれに紹介されて行った


いろいろな料理屋につれて行かれることは,別に悪いことではなかったが,何のために警保局長が,毎月そんな風にして作家達に馳走するのか,てんで見当がつかなかった


併しやがてそれの解る時が来た. それは3,4回目の会合の時であり,文部省の関谷局長という人が,来賓として出席していた時であったが,私は


「こうして毎月毎月われわれは会費も出さず招待を受けていますが,一体こういう費用は何処から出るのですか」


と松本氏に訊いた. 前から一度に訊いて見たいと思っていたことであった


「いや,そういう台所のことは,どうか御心配なさらずに私にまかせて置いて下さい」


と松本局長は笑って私の質問をはぐらかそうとしたが,そばにいた関谷局長が横から


「松本君,僕もそれを疑問と思っていたところだ. 毎月こういう会をやり,聞けば文学賞とやらも出すようになるというが,そんな大風呂敷を拡げて,君,一体大丈夫なのかね」


といった


松本局長は一寸黙ったが,やがて


「それならいおう」


と真顔になって関谷局長の方へ向き直った


「実はね,前に教育統制,宗教統制をやった. そこで次に文芸統制をしようというので,斎藤総理に話すと,総理も賛成されたので,それで乗り出したわけだ…」


これが正直なところだったのであろう. 関谷局長にまで突っ込まれたので,思わず白状してしまったのであろう


「どうもそんなことではないかと,われわれも最初から思っていましたよ. どうです,文学の統制は無理でしたろう」


と私が笑いながらいうと


「ええ,今はよく解りました. もう文学の統制はしようとは思いません」


と松本局長は苦笑しながら答えた


恐らく最初の会合で松本局長の挨拶に対して間髪を入れずに放った徳田さんの一言がその文芸統制の意図を断念させたのであろうと私は観察しているそれでやむを得ず毎月料理屋を変えてわれわれを招待しているが松本局長としてはこれはただの惰性で最早意味のないことになっているのではないか




*1:『広津和郎全集第12卷』(「年月のあしおと」と「続・年月のあしおと」の合本)ではp.330

15/06/25 (Thu)

序文

一如観と文化国際連盟の提唱


■ 邦人一如宣言


■ 綱領


■ 邦人一如の歌(北原白秋)


■ 我等の主張 邦人一如の原理


-- その世界観:国家原理 :文教原理 :経済原理 :国際原理


■ 邦人一如観の提唱


■ 文化国際連盟の提唱


■ 邦人一如観と世界の反響

文化国策


■ ラヂオ国策論


-- ラヂオ時代・ラヂオの使命・ラヂオ国策


-- 放送事業・経営施設の形態


-- 放送内容の充実


-- 国際放送


-- 結論


■ 映画国策運動について


■ 芸術国策について

新日本の建設


■ 新日本文化: 新日本の大理想 : 国家と個人 : 対立より一如へ : 八こう一宇の大精神 : 大理想の発顕

農村問題

武道精神と建国体操

随想/時局管見


■ 防共より攻共へ


■ 銃後の文化戦線


■ 思想と言論の統制に就いて, ……


15/06/24 (Wed)

1932年から1935年の随筆・評論. 文芸統制に関しては


【p.12】「文学と思想と政治との交渉」『東京朝日新聞』1932/04/18-19


【p.68】「文壇の反動色」『時事新報』1933/08/22-25


【p.107】「如何なる文芸院ぞ」『改造』16(4) 1934/03/01


【p.156】「芸術家遺品展覧会」『東京朝日新聞』1934/09/23,244,26


【p.293】「文芸懇話会に就いて」『文芸通信』3(9)1935/09/01


【p.319】「文学者の会合」『帝国大学新聞』No.606「新春随筆」

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15/06/23 (Tue) 財團法人 日本文化中央聯盟『昭和十三年版 日本文化團體年鑑』より

文芸懇話会が新日本文化の会へ,松本學は内務省警保局長から貴族院議員になつてからの時期になるが, 日本文化中央聯盟が纏めた『昭和十三年版 日本文化團體年鑑』から 1937年時点で松本學が関係している團體を拾い上げてみよう

出典

財團法人日本文化中央聯盟『昭和十三年版 日本文化團體年鑑』日本文化中央聯盟,// p.

新日本文化の会

【役員】


雑誌『新日本』編輯委員


林房雄, 萩原朔太郎, 芳賀檀[*1], 中河与一, 保田与重郎, 藤田徳太郎, 浅野晃, 佐藤春夫, 三好達治


【組織】會員組織 會員42人


【目的及事業】


新日本文化の樹立を目的とす


この目的のための事業の一として雑誌『新日本』を刊行す


【沿革及既往事業】日本の本質を根本から研究し,この混乱期の日本人に確固とした指標を与えよう -- といふ目的下に,昭和十二年七月,松本學,佐藤春夫,中河与一,林房雄等の諸氏によつて創立されたのが本會である. 文藝思想家,國文学者は勿論,美術家,其他多方面の同志を會員に加へつつ今日に到る


【十二年度主要事業】


(1)機関誌『新日本』の刊行(毎月)


(2)研究懇談会の開催(随時)

邦人社


【役員】(同人) 松本學,縣忍,安藤蒸,大串兎代夫,川原次吉郎,石川通司,宇野正志,星野弘一


【組織】會員組織


【目的及事業】


(綱領)


□我等は邦人一如の原理に則り新日本文化の建設を期す


□我等は新日本文化を中外に顕揚し以て世界文化に貢献せんことを期す


□我等は各々その職に順ひその分に応し邦人一如の実現を期す


この綱領に基き目的達成の為に行ふ事項の一斑左の通り


(1)刊行物 (a)機関誌発行 (b)邦人一如の鼓吹に関する叢書の刊行 (c)其他随時の出版物


(2)講演会・座談会等の開催


(3)其他,目的遂行上必要と認めらるる諸般の事業


【沿革及既往事業】昭和九年創立,『我等は邦人一如,即ち邦と人との不二一體なることを信ず』云々の邦人一如宣言を発して直に実行運動に入る. 伊勢を最終として昭和十年十一月までに社同人が手分けして全国に行脚し,邦人主義座談会,講演会等を開くこと45府県,50余回に上る


創立以来為し来つた事業中の主要項目を挙ぐれば左記の通り


(1)月刊雑誌『邦人一如』(昭和十年四月創刊=当初は誌名『邦人』の発行)


(2)講演会・座談会(其地方の官民有識者を集めて行ふ. 北海道・沖縄を除き,全国各府県に漏れなく開催,理想の普及に務む)


(3)叢書類の出版 (a)『邦人叢書』刊行 大串兎代夫『天皇機関説を論ず』 邦人社『邦人主義とは何ぞ』 星野輝興『祭政一致』 邦人社編『訳註牧民心鑑』 篠原雄『科学の総合化とその意義』(b)『邦人類集』刊行 邦人社編『我等の主張』 松本學『皇紀二千六百年を期せよ』 同『文化国際連盟の提唱』 同『ラヂオ国策論』 同『時局と邦人一如運動』


【十二年度主要事業】[略]

財團法人日本青年協會


【役員】


総裁 伯爵 清浦杢吾


会長 陸軍大将 宇垣一成


顧問 海軍大将 男爵 鈴木貫太郎, 久田益太郎


常務理事 関屋龍吉


理事 阿部宗孝, 青木常磐, 碧海康温, 篠原三千郎, 高橋正之, 辻庄一郎, 富永半次郎, 原田清一, 松本喜一, 松本學


主事 青木常磐 氏家賢次郎


主幹 北條憲


【組織】財団法人 会員 5000人


事務の組織を五部に分ち総裁,会長,顧問,参与,並に評議院會統制の下に理事之を分掌す


(1)教育部(講習・講演に関する事務)


(2)調査部(各種調査に関する事務)


(3)統制部(入退会及会員会友の連絡統制に関する事務)


(4)庶務部(庶務・会計に関する事務)


(5)編纂部(機関誌『アカツキ』並各種印刷物の編輯・発行に関する事務)


【目的及事業】青年の思想を研究し本邦固有の精神に基き中堅青年並に青年指導者を養成し,其の連絡を圖るを以て目的とす. この目的を実現する為左の事業を行ふ


(1)中央講習所


(2)勝壮鹿道場農業長期講習(千葉県東葛飾郡法典村)


(3)八ヶ岳嶽嶽麓学生夏期講習


(4)関西道場【商工青年講習,関西会員再教育】


(5)地方講習会,講演会


(6)各府県支部の経営


(7)雑誌其他の刊行【『アカツキ』パンフレット類】


【沿革及既往事業】常務理事関屋龍吉昭和二年海外に遊び各国に於ける青年運動の実際を見て深く感ずるところあり,殊に獨,伊の其に學ぶべきものを感ずるところあり,殊に獨,伊のそれに學ぶべきもの多きを感じ,翌三年歸朝とともに直に本協會の組織に着手,四年春麻布三聯隊の兵舎を借りて第一回講習會を開催したのが本會の始まりである. 以来朝野有識の士の援助あり,今日を致した. 行ひ来つた事業の主要なるものを概括すれば


(1)青年長期講習


(2)青年學校指導者講習


(3)青年指導者講習


(4)農業長期講習


(5)地方に於ける短期講習


(6)學生に対する講習


(7)雑誌・パンフレットの發行


【十二年度主要事業】


(1)〜(5)[既往事業に同じなので略]


(6)雑誌『アカツキ』發行,毎月7500部

全國青年學校振興會


【役員】


理事長 鏑木忠正


理事 松本學, 縣忍, 早川三郎, 潮惠乃輔, 福島繁三


主事 伊森賢一


【組織】青年學校関係者,青年學校教職員,青年學校教育振興に関心を有する者等を以て會員とし,本部を東京に,支部を各府県,六大都市に置く


【目的及事業】全国の青年學校教育の振興を期し,青年學校に対する与論を喚起し,後援會の發達を促し,青年學校の研究を奨励し,青年學校生徒の修養向上を計るを目的とす


【沿革及既往事業】昭和十二年六月創設


【十二年度主要事業】


(1)毎月一回機関誌『青年學校時報』の發行


(2)パンフレットの發行


(3)研究會の開催

日本體育保健協會


【役員】


會長 貴族院議員 松本學


理事 文部省體育研究所技師 大谷武一, 文部省體育課長 岩原拓, 文部省大臣官房文書課長 朝比奈策太郎, 厚生省勅任技師 古瀬安俊, 厚生省大臣官房文書課長 櫻井安右衛門, 厚生省労働局監督課長 沼越正己, 文部省體育課 栗本義彦, 大日本聯合青年團主事 安田弘■, 東京市聯合青年團主事 中園進, 元埼玉縣知事 福島繁三, 日本文化中央聯盟参事 安藤蒸, 日本放送協會教養部長 小尾範治


名誉主事 白瀬五郎


【組織】會員組織(本會の趣旨に賛し,入會の申込を為したる者を以て組織す)


【目的及事業】我が國民の體位向上, 並に保健思想の普及發達を圖り, 併せて國民精神の作興を期するを以て目的とす. この目的を達する為め左の事業を行ふ


(1)壮丁體育保健の増進に資すべき事業


(2)工場體育保健の増進に資すべき事業


(3)都市農山漁村體育保健の増進に資すべき事業


(4)國民の勤労能力と體育保健向上の平衡に資すべき事項の研究


(5)國民體育向上に資すべき競技の指導研究


(6)國民體育保健に關する圖書,雑誌の刊行


(7)其の他,本會の目的を達成するに必要なる事業


【沿革及既往事業】貴族院議員松本學,我國體操界の權威大谷武一,對滿事務局總裁秘書官たりし鈴木武氏等,國民體位の低下に深憂を抱き


【十二年度主要事業】


(1)建國體操の制定


(2)「建國體操の會」創設

日本體育保健協會内建國體操の會


【役員】


會長 日本體育保健協會々長 松本學


名誉主事 白瀬五郎


【組織】會員組織


(會員) 建國體操實施者を以て本會會員とす(一般會員,児童會員に分つ)


(地方會)本會は道府縣に地方會,地方分會を置く(地方會の會長には道府縣長官を推戴,地方會は地方分會を統括す)


(地方分會特典)地方分會に對して次の特典を設く


(1)本會及び地方會より指導を受くること


(2)本會刊行に係る機関紙,其他の出版物を受くること


【目的及事業】


建國體体操を全國に普及し,建國精神の發揚と國民體位の向上を圖るを以て目的とす. 事業左の通り


(1)建國體操大會の開催


(2)建國體操講習會の開催


(3)優良分會の表彰(優良分會に對しては地方會の推薦に依り本會に於て銓衡の上表彰す)


(4)機関紙其他出版物の刊行


(5)其他本會の目的を達する為めに必要なる事業



【沿革及既往事業】日本人の體操として皇紀2600年を迎ふる我が民の體操として,眞に日本精神の脈動を感ぜしめるものとしての意圖のもとに,松本學氏を中心に,大谷武一氏其他體体操専門の權威者が集り合議の結果,全國古武道各流派を網羅せる日本古武道振興會々員の古武道實演を見,その型の中から基本形式を得,これに體育運動法則を適用し,建國精神をその精神として昭和12年に案出されたのがすなはち建國體操である. 昭和13年の紀元節を卜して特に本『建國體操の會』を創立, 日本體育協會の一翼として活動を開始す



【十二年度主要事業】建國體操の普及による國民體位の向上,日本精神確立趣旨は今や全國津々浦々に徹し,年月日の紀元節に於ては全國各小,中等學校,青年團,工場等に於て盛大なる建國體操大會が實施された


なほ建國體操に就て特筆すべき事項は左の通り


(1)建國體操は昭和十二年週報第41號に推薦さる


(2)建國體操は昭和十二年度地方體育講習會教材に採用さる


(3)建國體操は滿洲國民生部訓令第15號を以て學校體操教授要目に加へらる

港湾協會

日本文化中央聯盟

國民精神總動員中央聯盟

参考図書




*1:芳賀檀[はが みゆき]第三高等学校教授, 『國民自覚叢書4 日本文化の方法』日本文化中央聯盟,1939/3[千葉県立中央図書館蔵書]他日本文化中央聯盟からの著書がある

15/06/22 (Mon) 下書

【役員】


會長 法博 水野錬太郎


副會長 羽生雅則 工博 中川吉造


理事 安藤狂四郎 三橋信三 渡邊水太郎 手島知健 黒川新次郎 中野金次郎 丹羽鋤彦 中川正左 松本學


監事 太田丙子郎 工博 安藝杏一 末永一三 宮本武竹之輔 高橋嘉一郎 鳩野貞三 蔵重長男


常議員 54人


評議員 566人


【組織】社團法人 會員 約4000人(正會員,特別會員,賛助員)


支部 北海道,靜岡,愛知,大阪,兵庫,香川,福岡,青森,石川,滿洲


【目的及事業】港灣政策を攻究し,港灣の修業,水陸聯絡設備の完成,並に港灣利用方法の改善を促進すると共に,港灣關係者の聯絡懇親を圖るを以て目的とす. この目的を達する為め左の事業を行ふ


(1)港灣に關し必要事項を調査研究すること


(2)港灣に關する資料を■集すること


(3)港灣に關する講演會,講習會,展覧會等を開催すること


(4)港灣に關する圖書を刊行すること


(5)機關雑誌を發行すること


(6)港灣に關し關係當局の諮問に應じ,又は當局に建議すること


(7)前各號の外,本會の目的を達する為め必要なる事業


【沿革及既往事業】大正年月創立,以来為し来つた恒例的事業要目は左の通り


(1)總會(年1回,及臨時=會議並に視察,見學)


(2)總會附議事項を政府へ建議,これが實現を圖る


(3)刊行物 港灣統計,港灣法規,港灣講演集,港灣技術資料,調査報告,機關誌『港灣』(月刊)


(4)港灣に關する各種調査,並にその研究發表,意見交換會等


【十二年度主要事業】


(1)第十回通常總會準備委員會(一月十三日,愛知縣廳商工會館)


(2)第十回通常總會(五月十一日,名古屋市公會堂)翌十二日名古屋港視察,引續き三班に分かれ,三重,岐阜,靜岡,滋賀四縣下港灣,並に後方地帯視察を行ふ,,


(3)


(4)


(5)


(6)


(7)


(8)


(9)


(10)

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15/06/03 (Wed) 国立国会図書館デジタルコレクション【救援会関係】

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1929

国際赤色救援会執行委員会 中村耕平訳『国際赤色救援会の任務と組織』マルクス書房[*1](マルクスレーニン主義パンフレット第2輯),1929

1930

城戸源太郎訳『赤色救援会の活動方針』1930

1931

日本赤色救援会『赤色救援会の大衆運動』日本赤色救援会(モップル・パンフレット第1輯),1931


日本赤色救援会『国際赤色救援会執行委員会第3回総会の諸決議』日本赤色救援会(モップル・パンフレット第2輯),1931

1948

青柳盛雄『検挙から公判闘争まで:不当弾圧と如何に闘うか』労農運動救援会出版部(救援会パンフレット),1948


上村進『生産管理の合法性について』労農運動救援会・自由法曹団(救援会パンフレット第1集),1948


東木紀芳『住宅問題はやわかり:家屋追い立てに悩む人々のために』労農運動救援会(救援会パンフレット第3集),1948



【関連図書】


●瀧澤一郎『日本赤色救援會史』日本評論社,1993/04/08(1935年12月脱稿の上申書) 231p.


日本赤色救援会史


☆モップル資料集刊行会『モップル資料集 階級的救援運動の原点』モップル資料集刊行会,1975


○▲渡部徹編『1930年代日本共産主義運動史論』三一書房,1981/02/ 280p. ⇒ 田中真人「日本赤色救援会」


●難波英夫『一社会運動家の回想』白石書店,1974/02/28 294p.


●斎藤喜作『無実の人々とともに 松川救援から国民救援会へ』光陽出版,2002/12/25(第2刷) 317p.


無実の人々とともに―松川救援から国民救援会へ

*1:難波英夫主宰:1927年 毎夕新聞社で争議を指導した故をもって同社退社,退職金でマルクス書房を起こし『プロレタリア芸術』誌発行所となり,またレーニン「貧農に与う」「農業綱領批判」その他左翼出版物を多数刊行する…『一社会運動家の回想』難波英夫経歴p.282

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