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半睡半醒日誌

2018-10-14

10月例会『ロープ-戦場の生命線』学習会

「旧ユーゴスラヴィア紛争国際社会」というタイトルで、中内政貴(大阪大学国際公共政策研究科准教授)さんからお話を聞きました。

第2次大戦後のユーゴの歴史や民族の状況、そして内戦に至る状況を詳しく聞きました。

ナチスドイツの侵略をチトー率いるパルチザンの戦いで打ち破った国、しかも社会主義体制ですがソ連からの独立していることで、戦後の国際社会の中で独自の権威ある立場をもっていました。

7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国といわれるように、とても複雑な要因を持った国で、第2次大戦の英雄チトー大統領のもとで連邦共和国を保ってきましたが、彼の死後、連邦は内戦、解体と辿りました。

映画はその内戦がようやく終わった時期1995年の、田舎の村の話です。

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トーの時代は共産党1党独裁でしたが、その後、ベルリンの壁崩壊、東西冷戦構造の崩壊という、国際的な混乱がユーゴに押し寄せました。そして複数政党での「民主主義」が始まり、民族主義政党が国民の支持を集めて、「民族自決」の原則に従って、独立運動活性化します。共和国が競うように独立をしますが、その仲の民族が複雑に混在している事から、それに反対賛成があり、他の共和国から軍隊が来たりして、内戦、隣同士が、民族が違うから、宗教が違うからということで殺し合い、戦争が始まります。

セルビアは一番大きな共和国で、人口の多い民族です。しかも歴史的にロシアと近い関係を持っていました。そのことから米国に敵視され内戦の悪玉に仕立て上げられたようです。

中内先生は「民族浄化」というの米国の宣伝によって作り上げられたといわれました。

内戦の責任を単純に誰かに押し付けることが出来ない、というのを学びました。

一応、戦火は収まったように見えますが、そうは行かないようです。こんがらがった糸をどうして解くのか、非常に難しい問題です。

映画は、その複雑さを描かず、戦争は民族や宗教等の対立とは別のところに原因を持っていると描きました。

とてもいい映画です。

10月19日20日神戸アートビレッジセンターで上映します。

神戸映画サークル協議会のHPを見てください。

https://kobe-eisa.com/

2018-10-08

やぶらぶマラソン

10月8日養父市八鹿町であった「やぶらぶマラソン」を昨年に続いて走りました。今シーズンの走り初めです。

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ここのコースは大変なのでハーフは怖いので10kmにしました。どう大変かというと、最初の2kmで約120m高低差があるのです。5kmを行って来いの折り返しで、急な下りをおりて、平坦に6kmを走り、そして最後の2kmの急な坂を上るのです。

ハーフを走ってこの坂を上るのは無理だと思いました。

10kmで何とか帰ってきました。坂道を一度も歩きませんでした。

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最初の2kmはだいたい5分/kmですが、最後の2kmは7分40秒と7分でした。そして1時間6秒で走りました。我ながら良く走りました。

これで今シーズンもハーフとフルに挑戦できます。まず今月の28日に徳島県鳴門にハーフを走りに行きます。

12月は静岡県袋井市フルマラソンを申し込みました。

人気の神戸大阪姫路京都すべて落選しましたので、地方のマラソンを走ります。

西神NT9条の会HP10月号

標記のHPが更新されましたのお知らせします。

http://www.ne.jp/asahi/seishin/9jyonokai/index.html

私は『ナチュラルウーマン』を投稿しました。お読みください。

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今月も色々な投稿があります。

縄文人、現在の留学生など興味深く読みました。

2018-09-30

9月の映画

9月に見た映画は『返還交渉人』『オーケストラ・クラス』『寝ても覚めても』『泣き虫ショッタンの奇跡』『Viva!公務員』『沖縄スパイ戦史』『運命は踊る』『1987、ある闘いの真実』8本でした。

いっさいの忖度もなく

力があると思ったのは『沖縄スパイ戦史』です。

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これまでもアジア太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた映画やドラマを見てきました。圧倒的な物量に潰されていく日本軍、『ひめゆりの塔』など住民を巻き込んだ悲惨な戦いや住民を守らない日本軍を描いた映画もありました。

この映画は、それら以上に、資料を丹念に拾い集めて、正規の軍隊によらない戦争を大日本帝国沖縄の人々に強要したかを明らかにしました。

タイトルについている「スパイ」の通り、スパイ養成機関である陸軍中野学校出身の兵士が指揮官になって、まだ10代の少年兵たちを上手に使って、上陸してきた米軍を攻撃させました。

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たくさんの少年たちが死にました。病気や怪我で動けない少年を殺しもしたし、精神がおかしくなった少年も殺しました。

その指揮官は戦後も生き延び、生き残った少年兵たちと死ぬまで交流を持った、といいます。

また波照間島では住民をマラリアが蔓延る西表島強制移住させて何千人も死者をだした。それを指揮したのも中野学校の兵士だった。その目的は住民の飼っている牛やヤギを食料として奪い取るのためだった。

映画は味方と信じていた日本軍によって騙され殺された住民を描きました。そして今また「経済発展」と「防衛」を売り言葉にした自衛隊基地が増強されている状況を締めくくりとした。

沖縄戦の実態は、広島長崎原爆と同様に、アジア太平洋戦争が自国民に何を強いたのか、大日本帝国軍隊が守ろうとしたものは何なのか、を良く現しています。

それに比べて『返還交渉人』はがっかりでした。

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沖縄米国から取り返すために奮闘した外交官を描いた映画で、自民党政権下、対米従属に支配された外務省では頑張ったのかもしれませんが、結果的に密約があり米軍基地沖縄の人々を苦しめている実態から目を背ける映画でした。

あとからNHK製作と知りました。

その他も短く

『Viva!公務員』は面白い映画でした。イタリア人気質を自虐的に笑い飛ばしながらの権力批判が見えます。いつか丁寧に書きます。

オーケストラ・クラス』はフランスの小学生がプロにバイオリンを習って、その楽しさにめざめると言う感動的な映画。色々な子供がいるのを絵描いていました。『寝ても覚めても』は評価が高いようですが、私には合いません。『泣き虫ショッタンの奇跡』は奨励会から脱落したサラリーマンが再度挑戦して将棋のプロになった実話の映画です。若いときはなぜ駄目で、30才を超えて強くなったのはなぜか。わからない。『運命は踊るイスラエル、息子が戦死したと言う誤報によって崩れる家族を描く、が私にはパレスチナの若者や家族が気になる。『1987、ある闘いの真実』はすごい、でも酒によって半分寝ていた。もう一度見る。

2018-09-17

9月例会『Viva!公務員』学習会

9月13日(木)牧みぎわさん(桃山学院大学)に来ていただいて『Viva!公務員』に則したお話をしていただきました。

この映画はイタリア地方公務員リストラに逆らったために、人事担当者の嫌がらせであちらこちらに「跳ばされる」と言うコメディです。原題は「僕はどこへ行く?」です。

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イタリア映画史上最高の興行収入を上げた映画で、脚本、主演のケッコ・ザローネは、マルチな才能豊かなコメディアンだそうです。彼の映画を見るとイタリアが良くわかると、牧さんは言われました。

芸名も「ケッコッザローネ=ド田舎者」と言う意味です。

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この映画の背景には、イタリア雇用状況があります。「プレカリアート」(不安定プロレタリアートを掛け合わせた造語)という非正規労働者イタリアにはたくさんいます。しかも失業率は11%(2017)です。ですから(終身雇用公務員)にしがみつくケッコにおかしさと悲哀が出るのでしょう。

ケッコが跳ばされる赴任地の特徴も詳しく話をしていただきました。海外への赴任はありえないだろうけど、「姉妹都市の業務提携」なら可能性はあるか、と言う話です。

その話は省略しますが、この映画の面白さとしては、にふんだんに出てくるイタリアのコネ社会やイタリア男のマザコンぶり、公務員のいい加減さ、そしてイタリア人の「非市民的」気質などを味わうことが楽しい、と指摘されました。

最後の質問コーナーで、リゾットに適した熟成米の話や、イタリアでも寿司が流行っている、北と南の違い等が出ました。

牧さんの専門はイタリア食文化と言うことですので、今度はそちらの話をお聞きしたいなと思いました。

神戸映画サークル協議会9月例会の日程等は柿をご覧ください。

https://kobe-eisa.com/?page_id=2718

2018-09-10

西神ニュータウン9条の会9月号

ちょっと遅くなりましたが標記のHPが更新されましたのでお知らせします。

私は『ゲッペルスと私』を書いています。

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その他もいろいろな投稿がありますので読んでください。

私もそうですが、現実を前にして「なぜ」と問うほど虚しいものはありません。今月のHPを読んでそのように感じました。

http://www.ne.jp/asahi/seishin/9jyonokai/index.html