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2015-12-12 iBeaconを使ったマーケティングが進まない5つの理由

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2013年のiOS7でサポートされたブルートゥースBLEを使った技術iBeacon。iPhoneにiBeacon対応のアプリを入れておくと、そのiPhoneを携帯した客が、店舗のフロアを動き回るとフロアに何箇所か設置されたビーコンをiPhoneが拾って気の利いたメッセージやクーポンがでるみたいな使い方が紹介されていました。実際2014年になると実験も行われたり、アンドロイドスマホも対応とか、一応2015年にはANAアプリが羽田空港で対応なんてニュースもありますが2年たってもそんなもんです。

いまだにマーケティングでiBeaconを賛美する人を見かけますが、そんなビッグマウスの人ってiBeaconの仕組みやアプリ開発ぜんぜんわかってないなと思います。iBeaconを使ったマーケティングが進まない理由を5つにまとめてみました。

 

理由1)iBeaconはなりすまし可能

iBeaconのビーコンはProximity UUIDという識別子を持っています。本来1台に1つになるはずですが、このUUIDを簡単に傍受して、手持ちのiBeaconにそのUUIDに設定してなりすますことが原理的に簡単にできます。これの何がまずいかっていうと、アプリを騙すことができるってこと。たとえば来店しないとでないクーポンを来店したことにして出したりできます。ですので、iBeaconをきちんと理解していないマーケティングの人が口にする「iBeaconでクーポン表示すればいい」なんて金に絡むアイデアは使えません。

 

理由2)アップルの審査基準の厳しさ

自分も味わったのですが、アップルのiBeaconに対するアプリの審査は厳しいです。審査チームによっては甘いのですが、わたしのアプリを担当したチームは厳格で頑固でした。たとえば先述のUUIDですが、利便性を良くするためにアプリで設定できるようにしたら、UUID設定可能=なりすまし機能とみなされ、アプリの基準に違反しておりリジェクトだと言われました。(利便性のためだと食い下がったら国際電話で会議になり、直接アップルの審査の人に生で言われました)これって、マーケティング実用面で考えても、なりすまし防止のためにイベントやキャンペーン毎にUUIDを変えたりできないってことなんですよね。その度に別のアプリをリリースすることになります。特定の期間のイベント向けのアプリが目立つのはそんな理由です。iBeaconをきちんと理解していないマーケティングの人に乗せられて、アプリを開発したら審査に通らなかったなんてめに会いかねません。

 

理由3)iOSの仕様やポリシーの変更の多さ

iOSのiBeaconのライブラリや審査基準が何度も変わっています。たとえばiOS7時代に作成したiBeaconアプリはiOS8で動かなくなり、iOS8時代にiOS7とiOS8で動作するように作成したiBeaconアプリはiOS9で動かなくなりました。基本的にはiPhoneユーザーの知らない間にアプリがビーコンをキャッチして位置を含むプライバシーを引っこ抜いてマーケティング情報としてサーバーに送信なんてできないようにプライバシー強化している点は賛同できるんですが、アップルの一方的な変更でアプリが突然動かなくなるので、年中動作確認や改修にかけるコスト、突然動かなくなった時のサービスや企業ブランドへのダメージなど、商用利用を難しくしています。アプリ申請なんかしたことがないマーケティングの人は、このようなところのコストをまったく気づいていません。

 

理由4)iBeaconのできることがしょぼい

冒頭に書いたとおりiBeaconってのはブルートゥース電波を使って、アプリがその弱い電波を検出することにより、エリア(リージョン)に入ったとか出たとか、距離を測ったりできる技術です。ところがiOSがイマイチでエリアへの出入りを検出して、しかるべきアプリプログラムを呼び出すのをミスることが100回に1回ぐらいあります。同じUUIDで別のアプリを同時に動かしていると、片方のプログラムだけが、正しく呼び出されていて、両方とも呼び出されないことはないので、あきらかに電波のせいではなく、iOSアプリの呼び出しに不具合があるようです。iOS7からバージョンがあがっていってますが、今の所この症状はかわりません。これを解決するために距離(レンジング)を測るコードを追加しているアプリもあります。ちなみにiBeaconの距離を測る機能って、使い物になりません。わたしの経験では1〜2mぐらい誤差があり、しかも方角がわかるかのように見せているアプリがあり、iBeaconがわかっていないマーケティングの人はすっかり信じていますが、電波の強弱で測っているので方角はウソです。メッシュ状にたくさんのビーコンを立てて、UUIDの変化から割り出すなんてことをすればわからなくはないですが。

 

理由5)バッテリーの持ちが悪くアプリが嫌われる

これがiBeaconがわかっていないマーケティングの人がもっとも見逃している点かもしれません。GPSもそうですが位置情報をアプリがずっと検出するとバッテリーの持ちが悪くなります。実際、アップルの審査でも「このアプリバッテリーの持ちが悪くなります」と書かないとリジェクトされました。本来はエリアへの出入りだけの検出ならそんなに悪くならないのですが、先ほど書いた通り精度を上げるためにレンジングを追加したアプリバッテリー消費は本当に悪いです。iBeaconがわかっていないマーケティングの人は、できることにばかりに目がいって、悪くなることに気づいていなのですが、バッテリーが持たないアプチってユーザーがインストールしてくれないとか、すぐ削除される運命にあり、そんなアプリマーケティングは無理です。

774774 2016/05/10 17:42 いっそIDをビーコンにハードコードして、IDとそれに対応するメッセージやURL等をAppleのサーバに格納、端末はIDを受信したらそこに情報を取りに行くくらい単純な方がいいのでは?
僕としても何でiBeaconがこんな仕様になってるのか分かりません。

2015-11-07 アノニマス?楽天市場がシステム障害

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楽天市場で漁ろうと思ったら、システムが落ちていた。

休日にダウンはビジネス的にかなり痛いと思いますね。

こないだasciiが、ハッカー集団Anonymousからイルカ猟の抗議という意味不明のいいがかりでDDoS攻撃をうけたけど、関係あるのかな?

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楽天証券とか楽天電話はシステムが違うところは動いているみたいでした。

2015-09-13 アップルが120円でAppleTVを配布

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日本でネットテレビってまだ好きな人のおもちゃ程度の認識ですが、米国では家電の主役です。ここ1年ぐらい米国Amazonの家電部門の全体ベスト10はネットTVのデバイスが常に上位です。

主役たち。

Amazon Fire TV Stick $39

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Google Chromecast HDMI Streaming Media Player $28

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そして日本ではおなじみではないRoku 3 Streaming Media Player $89

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あと先代のApple TVといった感じですが、Rokuが人気でした。

 

なんでこんなに人気があるのかわかりませんが、察するに大陸の電波事情があるのかなと思います。ケーブルTVだって普及はあちらが先。

でも自分がこの手の有料ストリーミングで納得できなかったのがアクトビラを使った時の経験。お金払って番組買ってブチブチ切れるってなんだよって。iTunesとかでレンタルでダウンロードするタイプが最近はあるので、ネットTV買うならiPodでもテレビに繋げたほうがいいかしらと思っていました。

でも米国のユーザーの思いも同じみたいで、ようやくストレージ付きのがリリース。

まず話題のApple TV

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32Gと64Gがあるとのこと。安いとか小さいとかいってられなくなって分厚くなりました。実質液晶画面がついていないHD画質のiPod。もちろんtvOSっていうiOSの拡張がされていてアプリも動きます。

 

AmazonもFire TVを発表しました。

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こちらは引き続きFire OSですが、背面にUSBストレージをつけられます。

ケーブルで市販のUSB HDDをつけられるのかわかりません。

 

まだ物足りない気がします。なんでApple TVはHDDレコーダーみたいに1テラぐらいにしなかったのかなって。そしたらiTunesで音楽をダウンロードしていたみたいに、動画もレンタルではなくて購入が増えそうなきがする。iTunesの音楽もiCloudの写真も全部ぶっこめるし。

たぶん、そうするとMacがいらなくなる人たちが何%かいるからだと思います。

音楽、動画、ネット、ゲームでしかパソコン使わない人は結構いますからね。その人たち全部Mac買わなくなる。

っで、もっとも楽しみにしているのがApple TV SDK。なんと$1でApple TVの開発機を買える。保証なし、日本でも販売されて現地通貨のレートになるとのこと。

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追記:日本の開発者向けApple TV SDKでは120円、税込130円でした。