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2007-01-31

[]アンパンマンができるまで その1 01:13 アンパンマンができるまで その1を含むブックマーク アンパンマンができるまで その1のブックマークコメント

なんのために生まれて

何をして生きるのか


これはアンパンマンテーマソングであり、ぼくの人生テーマソングである。

やなせたかし 「アンパンマン遺書」)

意外にやなせたかし先生の黒っぷりを知らない人が多いようなので、先生についての話でも書こうと思います。

やなせ先生の出身地は高知県は香北町の朴ノ木。今の香美市にあります。

先生の家庭環境は中々複雑です。

父は朝日新聞の特派記者で、先生物心つくかつかぬかという頃に一人中国で客死。

体の弱い弟は親戚の伯父の元に養子として引き取られ、幼い頃は未亡人の母と父方の祖母との三人暮らし

小さい頃から「弟さんはお母さん似でハンサムで快活なのに、お兄さんはお父さん似でおとなしいけど器量が悪いのね」と何度となく言われ、長じてからも弟はイケメン柔道二段スポーツマンで性格も良く、京都帝国大学に進学するほどの出来のよさ。一方自分は不器量で暗くてシャイコンプレックスの強い性格になった、と本人談。

また母は生活のために様々な習い事に出る活発な女性だったけれど、時にヒステリーを起こしたり、しつけのときにはやなせ少年物差しで叩いたりなどしていたとか。また派手好きで濃い化粧をし、いつも何人かの男性が周りにいるような生活。昔の地方ですから、そういう母の悪口を色々な人が口にします。母が好きなやなせ少年は、その悪口がとても嫌だったといいます。

留守がちな母に代わり子の面倒をみた祖母は、やなせ少年を溺愛し過保護に育て、「この世で信用できるのはお前と神様だけだ」と言うほどでした。そのため、生活は貧しいくせに世間知らずのお坊ちゃんに育ってしまったといいます。

そして小学二年のときに母が再婚し、弟を養子に出した伯父の家に自分も引き取られます。

弟はあくまで養子だから養父母と一緒に奥座敷で寝るけれど、自分はあくまで居候だから、歳の離れた叔父の住む書生部屋に寝泊りです。弟とは容姿でも能力でも待遇でも差をつけられる日々。

そんなハードな状況でもへこたれることなく、呑気に暮らしていたやなせ少年。しかし思春期になると色々な問題が出てきます。

学校勉強についていけなかったり、勉強しようと思っても二次性徴により性欲をもてあまし、皮膚が弱いのでニキビだけでなくハゼの木や机のニスにやられて全身包帯巻きになり、さらにはインキンタムシに水虫までやって、少しもいいところが無かったとか。

理由も無くひたすら泣きじゃくったり、自殺願望が高まって線路に寝転んだり(列車が近づくと怖くなって逃げた)、精神的にもかなり不安定だったそうです。

そんな少年でも恋に落ち、女学生の一人に一目ぼれ。初恋彼女変名で恋文を送ると、彼女の父親から「今度こんなことをしたら学校へ通告する」と書かれた手紙が返ってきて、あえなく初恋も散り…ああ、先生…(’A`)

さて、美術、特に叙情画が好きだったやなせ少年は、東京高等工芸学校(現千葉大)に入学。東京二・二六事件が起こるような空気へと変わっていきましたが、先生銀座で遊んだり電通バイトをして、大正デモクラシーの中で青春をすごしました。

卒業したら、製薬会社の宣伝部の社員としてイラストを描いたりして働いてましたが、いよいよ軍隊に行く日がやってきました。


水木しげる先生もそうですが、やなせたかし先生もビンタでしごかれまくったのをそこそこ根に持っているようで、どの自伝を読んでも少なからずしごかれた話が出てきます。しかし軍隊生活も二年目くらいになると、身体も丈夫になり、慣れてきたそうです。

現役もようやく終わるかという頃、日中戦争が勃発し、やなせ先生中国派遣されます。暗号班で聯隊本部づきだったやなせ先生も、目の前で何人かに死なれたそうです。

とは言えど、基本的に後方の部隊だったので大きな戦闘に巻き込まれることもなかったそうです。紙芝居を作って現地の子供たち相手に宣撫班の真似事をしてみたり、軽度のマラリアに掛かったり、上海決戦に備えてるうちに敗戦の詔勅がだされ、戦争が終わってしまったそうです。

復員してみると、弟さんは特攻隊で亡くなっていました。

先生自身としては、特別大きな戦闘に参加することもなく、空白地帯をウロウロしてただけの軍隊生活に、ある種の負い目を感じていたそうです。

内地に残っていた銃後の国民のほうがよほどつらい目を見ている。たとえ、戦火に逢わなかったとしても飢えに苦しんでいる。

比較すれば、ぼくは甘い生活をしていた。

やなせたかし 「アンパンマン遺書」)

戦争の経験が、先生に「飢え」に対する恐怖と、そこから救ってくれることの偉大さを思い知らせたそうです。そしてこれが、後年の「アンパンマン」へと大きく影響します。

食べられないというのは、ものすごくきついですよ。飢えれば人肉だって食べようという気持ちになるんだから。このごろ、子供に食事を与えず、餓死させたなんていうニュースがありますね。これはもう、きついと思います。今は、みんな食べ物無限にあると思っているけど、実際はそうじゃない。特に日本食べ物を輸入しているんですから。

やなせたかし 「時代の証言者」読売新聞社)

ぼくは優れた知性の人間ではない。何をやらせても中くらいで、むつかしいことは理解できない。子供の時から忠君愛異国の思想で育てられ、天皇は神で、日本戦争聖戦で、正義の戦いと言われればその通りと思っていた。正義のために戦うのだから生命を捨てるのも仕方がないと思った。

しかし、正義のための戦いなんてどこにもないのだ。

正義は或る日突然逆転する。

正義は信じがたい。

ぼくは骨身に徹してこのことを知った。これが戦後のぼくの思想根本になる。

逆転しない正義とは献身と愛だ。それも決して大げさなことではなく、眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること。これがアンパンマンの原点となるのだが、まだアンパンマンは影もかたちもない。

やなせたかし 「アンパンマン遺書」)


さて、ようやくやなせ先生が復員してくると、仕事といえば屑屋くらいしかなかったのですが、意を決して高知新聞の採用試験を受けると見事合格。「月刊高知」という雑誌記者になりました。

そこで小松記者という、先生の亡き奥様と出会われるのですが、そのあたりのエピソードが…「それ何てエロゲ?」みたいな超展開ばかりでして…少々書くのが躊躇われます。とりあえず山場だけ紹介しておきましょう。

……駅のそばだったがひどく暗かった。遠雷が鳴っていた。小松記者は、「もっと雷が鳴ればいい」と言った。その次の言葉は、低くてちょっと聞こえにくかった。

「やなせさんの赤ちゃんが生みたい」

「え?」

なるほど、これが殺し文句か。必殺のひと言でたちまち心は燃え上がり、ぼくは小松記者を抱きしめて、唇を重ねた。腕の中でぐったりと彼女の身体が重くなって、全身のちからが抜けていった。遠く紫色の閃光が、ギザギザに暗夜のカーテンを切り裂くのが見えた。そのとき、ぼくはこの人と結婚しようと決心した。

どうも、この辺は書いていて恥ずかしい。それに、ぼくはラブシーンが不得手だ。

それ

なんて


人生の伴侶は得られましたが、戦後インフレ続く頃、人生の行く先はまだまだ不透明なことばかり。

やなせ先生漫画家人生は、まだスタートラインにもたっていませんでした。


次回へ

オウ・ググロオウ・ググロ 2008/06/13 19:33 引用させて頂きました。http://newsten.seesaa.net/

2 2012/05/09 15:27 学校の課題を書くにあたって参考にさせて頂きました。
こちらのサイトに関しても、簡単に紹介させて頂いても良いでしょうか?

2007-01-26

[]オタクの笑い~アニメ会に期待すること~ 15:17 オタクの笑い~アニメ会に期待すること~を含むブックマーク オタクの笑い~アニメ会に期待すること~のブックマークコメント

ようやく「現代視覚文化研究」を手に入れました。

完全に旬を取り逃しているけど、どうせ開店休業中のブログだから良いんだよ!

ということで今日アニメ会についてのお話ですよ。

アニメ会ライブのレポは何度と無く書いてきているのですが、アニメ会に対する考えをきちんとまとめたことはなかったんで、「オタクにおける笑い」とその中でアニメ会に感じていること、期待していることを書こうと思います。


これは以前もチラッと書いたのですが、アニメ会が今後どういう方向で活動していくのかっつうのを、ファンだけでなく、オタク全体が注目したほうが良いのではないかなと。っていうと話が大きくなるのですが、やはりアニメ会は今までの芸人オタクたちとは違う新しい存在で、アニメ会自体に興味が無い・あるいはつまらないと思ってるような人でも、注目に値するものなんじゃないかなと思うのですよ。


喋らせたら面白いオタクというのは、岡田斗司夫唐沢俊一をはじめ、何人もテレビなどのメジャーな場に出て行きましたし、芸能人アニメとか好きっていう人も大勢いました。

とはいえど、じゃあそういう喋れるオタクたちがテレビで何をやってるかというと、日本アニメが海外とかでウケてますってときに少しコメントする役回りとか、バラエティ番組とかで雑学豊富な変なおっさんという役回りをさせられたり、かろうじて文化人タレントとしてワイドショーパネリストになったり、残念ながら一般向けの番組では脇役扱いになりがちです。BSアニメ夜話みたいなのオタクがメインにくる番組もありますが、見てるのは殆どオタクですし。

一方、芸能人アニメ好きっていう人は最近大勢います。品川庄治の品川とか土田晃之とか、他にも色々。ただ、そのうちの多くはガンダム限定とかジブリ限定でアニメが好きってだけで、それ以外の特撮マンガゲームのことを語ることは(出来るのかもしれないけど)しません。そういう人たちのアニメ好き」ってのは殆どが自分のキャラ付けの一つであって、「アニメも見れるオレ」を演出してるか、世代的なあるあるネタの一つとして使ってるような…いや本当に好きかも知れないけども。

しょこたんとかいるじゃん」

確かに中川翔子生粋オタク芸能人かもしれませんな。とはいえど、中川翔子オタクキャラとしてテレビに出るときは、基本的には「かわいいお嬢さんがパープリンな言動してる」っつう感じで消費されているだけで、宅八郎以来の「マニアックで言動が奇抜なボケ役」というオタクキャラポジションとあんま変わらないもんです。*1

結局のところ、テレビにおけるオタクタレントの求められる姿は、宅八郎以来進化してないわけですな。


そもそもオタク的な笑いってなんなのかというと、オタクアミーゴスマイナー特撮番組ネタで笑わせるにしても、ヌルオタ芸能人のガンダムはここが良いんだとかの話で笑うにしても、秋葉カンペー宅八郎っぽいギャグを笑うにしても、秋葉原の街頭インタビューオタクを嗤うにしても、「なるほどこれはオタクっぽい」みたいなものを笑うわけですね。オタク的な位置に立ってオタクっぽいネタを振舞うことで笑わせる、というやり方が普通オタク芸。

しかし翻ってアニメ会は、「オタクらしい」ものを笑うのでなく、「オタクらしい(常軌を逸した)言動に対して、極めて一般的視点からのツッコミをする」ことで笑わせてるんですな。ある意味ではオーソドックスお笑いの方法です。たとえば「プリキュアにドロドロンっていう敵キャラが出てきて」みたいなオタクネタに対して、ネタを言う方もツッコミを入れる方も、「30歳過ぎた男が、ドロドロンとか言ってはしゃいでるのか…バカだな…」みたいな、自虐的かつ常識的な位置に立つことで、観客を笑わすわけです

今までこのあたりがなんとも言語化できずにヤキモキしていたのですが、こちらの方がうまくまとめてらっしゃったので、それを使わせていただきました。御免ポポー∩( ・ω・)∩

ちょっと引用させてもらいますと、

普通アニメネタオタクネタというのは、ことに密室的なトークライブなどになると「いかに濃いことを知っているか」ということになりがちである。

それはそれでものすごく好きなんだけど、どんどんお客の幅をせばめてしまうというジレンマがある。

ところが、今回見たかぎり、アニメ会ライブっていうのは、題材は萌えアニメでも、

それに対するツッコミは一般的なものなんだよね。

それはもう徹底して一般的にツッこむ。

だから、元ネタをまったく知らなくても笑える。

ゾミ夫(うさちゃんピースを見て飛んでくるUFOが夕日に照らされている) 06年12月8日

ということです。ネタオタク的なことなのに、あくまでも視座が常識的。

僕らが普段アニメ会オタクネタで笑ってるのは、「萌肌実」とか「蟲師川柳」とかのネタ元ネタを知ってるオタクでないと笑えないような部分だけじゃなくて、そこに対する極めて一般的・常識的な思考のギャップにも笑ってるわけです。

だから中川翔子アニメ会の違いは何かっていうと、どっちもボケとしては極めてオタク的なもので、「アキバのこんなところに行った」とか「こんなコスプレしてみた」とかなんですが、中川翔子はそのボケ突っ込みを観客にゆだねて一人突っ走るしかないのに対し、アニメ会はその場で三平さんやタツオさんが「頭おかしいだろ!」と常識的なところに突っ込み返すことが出来るという点です。


だんだんゴチャゴチャしてきたので、オタクの笑い」と、その中でアニメ会がどういう位置にあるのかというのを、簡単な図にまとめてみました。

「あの人が入ってない」とか「あいつの方向性が違う」とかありましょうが、許してくだせえ。

f:id:derorinman:20070126002241j:image

さて、上の図は、縦軸が「ボケ」の方向性で、上が「感覚」下が「知識」となっています。

「感覚」は「オタク的な言動」「オタク的センス」で笑わせるタイプボケピエロの笑いです。

一般人がニュース番組で「萌え」とか言ってる人を見て「うわー、オタクっぽーい」とか言いながら笑うのもこれですし、中川翔子テレビで「ギザワロス」とか言ってるのを見て「そんなところで2ch用語使うなよー」とか言いつつニヤニヤしてしまう笑いもこれに入ります。アニメ会の「萌え話」なんてのは、ある意味これの極北、オタク的言動が行くとこまで行った姿ですね。

下の「知識」は、オタク専門用語を利用したボケです。これには大体二つあって、一つはあるあるネタ、もう一つはパロディネタ

わかりやすい例えで言うと「サルまん」なんかがこれに当てはまると思います。「野望の王国」を基本に、マンガの「お約束」をみんなが知っているのを前提として、それをちゃかすことで笑いをとるわけです。パロディだけでなく、ただ知識を披露する事でとる笑いもこれに含まれます。「うわー、よくこんなマニアックマンガ見つけたなー」とか、「そうなんだよ、あの回の作画はホントに酷かったんだよ!」っていう笑いがこれです。「あの監督はこの声優に手をだして振られた」みたいな裏話的な笑いのもこれに含まれますかね。第一・第二世代オタクが得意としてきたボケの方法です。オタクにとって馴染み深い笑いは、どちらかというとこっちのほうでないかなと思います。

で、横軸は「ツッコミ」の方向性。右が「常識的」左が「オタク的」

ツッコミとは、ボケに対する反応です。

特にオタクボケブラックなものやクレイジーなものが多いので、適切に突っ込んでもらわないと、ジョークじゃなく本気でこんなこと言ってるのかと思われて、大変なことになることもあります。

常識的」なツッコミは、上述の通りオタク的なボケ常識に外れるもの)に対して、「なんでやねん」的な反応をすることです。これにより「ああ、今の毒舌ボケなんだな」「あのコスプレギャグね」という安心感が得られます。

これに対してオタク的」なツッコミというのは、基本的にはジャーゴンとかを用いた反応です。

「なぜだ!」という問いに「坊やだからさ」と応えるようなツッコミ。「ちょっとした段差を飛び降りただけなのに足くじいた」と言ったら「お前はスペランカーか」と応えるようなツッコミ。そんなツッコミオタク的なツッコミです。これは半ばボケボケで返すようなもので、下手すると歯止めが利きませんが、オタクが何人か集まるとすぐに展開されがちです。ある意味で「萌え」ってセリフもここに入るのかもしれません。

「知識」のボケと「オタク的」なツッコミとがどう違うのかがややこしいかも知れませんが、あくまでボケは「最初のきっかけ」というか「ネタ振り」みたいなもんで、ツッコミはそれに対する反応、という風に考えてくださいな。


とまあ、こんな分類で、それぞれがメディアに露出するときのスタンスと、オタクにどう消費されてるかを考えると、上図のような形になるんじゃないかなと思います。適当に作ったものなので異議ある方も多いかと思いますが。

で、こういう分類で見たとき、今まで一般人に消費される「芸人」で「オタク」の人たちっていうのは、「感覚」的なボケで「オタク的」なツッコミをかますのが殆どだったと思います。この人たちがオタクに今一好かれない、良くない理由は、基本的にオタクっぽいアクションボケで笑いを取ろうとしてるのに、ところどころアニメセリフとか(それも割と世代のあるあるネタのような類の)で他人のオタクネタに反応してみせたりして、「俺もこのアニメに詳しいのよ」的な素振りをしてることだと思います。ようは知ったかぶりをしてる割には、普通オタクたちからはヌルいものに見えてしまうところがダメなんだと思います。「なんだこいつ、いかにもオタクですみたいな振る舞いしやがって、この程度でガノタ気取りかよ!もう坊やだからさとかは聞き飽きたよ!むしろイタイよ!」みたいな。


一方、密室芸を発展させてきた、オタク」で「芸人」ぽいことをしてる人たちオタクアミーゴスとか、ロフトプラスワンマンガとかアニメ関係のイベントをやったりするような人たち…は、大体が「知識」を必要とするボケに「オタク的」なツッコミをかましているパターンが多かったように思います。

いまいちピンと来ない人は、平野耕太先生のこの文章がわかりやすい例だと思います。

引用者注:「神様家族って何?」という話で)

もしくは宮崎吾朗のことじゃねえの?

神様と呼ばれていたアニメ監督の息子は、コネで入ったテーマパークの館長。

でもなんとかアニメ監督にしないといろんな人が困る。

日テレとか。

で、可愛い子ちゃん天使の格好をした鈴木敏夫プロデューサー

いや、どっちかと言うと、悪魔の格好をした鈴木敏夫が、

シュナの旅の本片手に「これ見て描け。」と強要。

ルグゥインは俺が丸め込んでおく、俺が丸め込めねーのは押井守だけだと豪語。

お前はわしの言うこと黙って聞いとけばいいんじゃ。

わしにかかれば、アレだ。

道端のウンコだって神輿の上で一流のアニメ監督に仕立て上げてくれるわ!

さー吾朗はドーンと死んで来い!

まあお前でしくじっても、高坂希太郎がおるわいなあ!

ぐわーっはっはっはー!ぐわーはっはっはー!

希太郎がしくじったらあれじゃ!細田じゃ!細田守を連れてまいれ!

何!来ないと申すか!?

ぬううう!細田めえ!このワシに逆らうと申すか!?

ぬうううううう!誰ぞ!誰ぞある!

細田を!細田を討ち取ってまいれぇーーーっ!

鈴木敏夫の声は、三国志董卓で読んでください)

(吾朗は献帝で。)

高坂希太郎曹操で、細田守劉備で)

とかいう話じゃねえの?

(違います)

(途中から完全に三国志になってます)

何よあんなブス!アタシ、負けないわよォーッ!(水商売の女が自宅の便所で)日記より

そういうわけで岡田斗司夫とか唐沢俊一をこの辺に当てはめてしまったのですが、この人たちは一般受けするときのやり方も心得ているので、突っ込み軸を行き来可能としました。トーク会場のオタク濃度が濃い場面ではオタク的なツッコミを、薄い場面では常識的なツッコミをと、器用に切り替えるやり方ですね。ネタ自体は初代ミクロマンの話とかでも、「それは変身サイボーグです!」みたいに返すことも出来るし、「ほらね、こんなくだらないことで何時間も話せるのがオタクなんですよ」みたいな形で落とせるという。


一方、本田透が何で常識的なツッコミの方に入ってるんだと思ったかも知れません。でも電波祭りとかに行ったことのある人やラジオをよく聴いてる人はわかると思うのですが、本田さんはボケ自体は知識を要求するようなものが多いのですが、ツッコミは大抵常識的な視点からのものなんですよ。アニメ会オタク的な行動に「いやー、それはキモイですよ」とか反応したり。

でもオタク的なツッコミで返せなくもないので、本田さんのほうも「行き来可能」としました。

この「知識」を要求するボケで「常識的」な反応を行う人って言うのは、他にはどんな人がいるかな…あんまり思い浮かばないですが、オタクが自分のトークを一般人に受けるようにする時っていうのは、こういうスタンスになりがちかなと思います。


そこでいよいよアニメ会の話です。

繰り返しになりますが、彼らのギャグで面白いのはあくまで「感覚」的なボケです。

リリスコスプレをした亀子さんが「ウジ虫」と言われるネタを何度もやったり、「ねこにゃんダンス」にあわせてアニメ会みんなで踊ったり、自分の妄想フルスロットルの「萌え話」を延々と披露したり。どれも、実はその作品自体を知らなくても楽しめるようなギャグなんですね。問題は、そこでいかにオタク的でぶっとんだセンスのことをしているかで。

で、そこに対してあくまでも「常識的」な立場からのツッコミをする。それがアニメ会の面白みであり、他と一線を画す部分です。あくまで自分たちは非常識な振る舞いとわかってやってますよ、とすることで、オタク的なものを敬遠する人にも「アニメ会は分別を持った上でああいうことをしているんだな、安心して笑っていいんだな」という意識を持たせることが出来るのです。

また、上図では「アニメ会ボケ軸の行き来が可能」としましたが、アニメ会はたまにディープな知識を必要とするネタを挿入します。そうすることで、オタクたちに「あいつらはわかってる連中だ」というコンセンサスを得ることができるわけです。この辺はアニメ会自身かなり計算してやってるのではないかと思うのですが。

何が言いたいのかというと、基本的にボケが知識を求めずオタク的行動・オタク的センスで笑わす「感覚」的なものでありながら、ツッコミが「常識的・一般的」な視点にたっているので、オタクな人もオタクでない人でも、アニメ会ギャグで同時に笑うことが出来ることにあると思います。


オタクっぽく振舞うことで笑いをとる、宅八郎系列の笑いは、そのインパクトで一般人を笑わせることが出来ましたが、オタクの支持は得られず、一般人にもイロモノとして使い捨てられました。

オタクの知識を応用した笑いをとる、今までのオタクたちの芸は、知識の全く無い多くの一般人を笑わせるには難しいものがあり、メジャーになることは出来ませんでした。

一般人の気持ちを代弁するようなツッコミをいれるにしても、やはり知識の共有を前提とする笑いでは、なかなか普遍性が持てません。

しかしオタクっぽいアクションや、オタクらしいセンスの言葉を使いながら、それを一般的な言葉で突っ込んでいく、そんなアニメ会のやり方は、知識のあるオタクにも、知識のないオタク以外の人にも受ける普遍性があります。


だから、アニメ会に望むのは、オタクたちの間だけで受けて終わらないでほしい、ということです。

オタクでない人たちのちゃぶ台をひっくり返して、「アニメ会すげえ!萌えってすげえ!」と思わせることが、アニメ会には出来ると思うんですね。

だから、もしそういう方向にアニメ会が行くなら、今までのオタク芸人たちとは全然違う形で、一般の人々やオタク自身に受け入れられると思うんです。

そうすると、アニメ会に興味の無いオタクたちも影響を受けることになるから、アニメ会は違う」っていう認識をみんなが持っても良いんじゃないかと思って、こんな文を書いてみました。

でも「現代視覚文化研究」とかを読んだり、最近の動向を見てると、オタク専門芸人ライターと化してきているので、その方向のままズルズルいったら勿体無いなあと。今はオタク界で足場を固めてる準備期間なのかも知れないのですが。

なんにしてもですね、アニメ会には、オタクでない人、普段から萌えアニメとか見てない人を笑わす力があると思うんですよ。

ということで、まずはそれを証明するためにも、全然アニメの放送してない地方巡業とかをやってみてですね、それで本当にアニメ会アニメを見てない人にも受けるネタが出来るかという実験をしてみては如何でしょうかという提案がしたいわけでして…ゴニョゴニョ


まあ長々と書いてきましたが、結局一番僕が言いたいことは、次の倉田先生言葉に集約されています。

最近テレビタレント芸人さんがアニメマンガについて語っているのをよく見かけます。これがもうヌルくてヌルくて!ドつまんなくて!アニメ好きであるはずの私が思わずテレビにX-BOX360のリモコン(ワイヤレス)を投げつけたくなる衝動にかられるほどで(でもしょこたんと土田からは本物の匂いが……)。あの程度でも「マニア」とか言われる日本絶望した!世の中には、いや都内にはもっともっとアニメが「好きでオモシロい」、業の深い連中=アニメ会がいるというのに!気分としては身体能力が遥かに勝るマサイ族の村から世界陸上を見てるような、なんか結成したてのアストロ球団マネージャーみたいな、ドームの地下格闘技場の控え室のテレビ亀田三兄弟見てるような!そんな歯がゆいキモチです。アニメ会の皆さん、早くブレイクして世間を本物のアニメ地獄に叩き込んでやってください!もう『アナタが選ぶアニメの名場面』でハイジとかドラゴンボールとか見飽きたよ!OVA版『グラップラー刃牙』とか『ゲンジ通信あげだま』とか『獣兵衛忍風帳』とか見せてくれよ!今後のご活躍に期待しております。

(倉田英之 「週刊わたしのアニメ会」 ※大文字部分は引用者によるもの)

でも、おたく的な研究をいくらやってもつまらない。結局は重箱の隅をほじくりかえすだけだし、わかってる同士でうなずきあっておしまいみたいな感じですよね。それよりは興味も持ってなかったような人を驚かせて、相手の価値観を変えてやる方が楽しいかな、と思うんですよ。

(柳下毅一郎 「柳下毅一郎インタビュー」より)


次のライブ3月5日中野ゼロですよー。

*1映画秘宝コラムとか見てると、もっとまともに面白い事も喋れるのに。もったいない

名無し名無し 2007/01/30 19:37 はじめまして。
とても興味深く拝読しました。
僕はアニメ会が大好きですが、一番常識を持っていると言いますか、色々なことを分かった上で敢えてやっているのが三平さんであると思っています。
ですから、アニメ会のメジャー化は三平さん次第かなと僕は考えているのです。
フリーになるそうですし、何か意識に変化があればいいかと個人的に思っています。
面白い記事をありがとうございました。

kumaXXkumaXX 2007/01/31 17:21 長文のエントリー読み応えがありました。

アニメ会については、自分は次の二つが気になります。

一つ目は、アニメ会のファンの立ち位置というか、どういう人がファンなのだろう?例えば、
「なんて濃い人たちなんだ」⇔「自分たちと同じ目線いる人たちだ」⇔「なんて薄い奴らだ」
どの立場にいらっしゃる人が多いのでしょうね。(もちろん他の基準も有り得ますが)あまり他のアニメ会ファンの人と話したことがないので、よくわからないのですが。もしファンの集いなんかがあるなら、聞いてみたいですね〜。

また、実はアニメ会関係者は、ファン層をちゃんと把握していて、それに基づいて今のスタンスを貫いているんじゃないかなーと、ふと思ったりもするのです。今のファンにとって、メジャー化が本当に嬉しいことなのかどうか。

もう一つは、みやじまこさんの存在です。
彼がどういうスタンスでネタの構成などされているのだろうかと気になります。
あまり表には出らないものの、実は彼が鍵を握っているような気がするのですがどうなのでしょうね。文章しか拝見できないので、本当はなんともいえませんが。

ところで、

>それで本当にアニメ会はアニメを見てない人にも受けるネタが
>出来るかという実験をしてみては如何でしょうかという

昨年、”電動のメリークリスマス”というライブイベントにアニメ会が出演したのを見たところ、基本は音楽ライブイベントの為か多分客層がアウェイだったと思いますけど(ざっと見渡した所30代以降?)、”縁切り神社ネタ”、”改名ネタ”、”アキバボランティアネタ”(オタクの痛さを自己突っ込みするネタばかりですね)などで、残念ながら大受けはしていなかったものの、それなりの会場の受けを取っていたように思います。
(あの客層にガチでアニメネタを仕掛けるなら、80年代ジャンプアニメだとか藤子ネタとかになるんでしょうか?)

また、例として適切かどうかわかりませんが、オタク的素養の無い人をオタクネタで笑わせることが出来るのか、という例で思い出すのが、以前なべやかんさんの特撮ネタです。そこでは、明らかにオカシイ場面を番組から切り出して説明し、なべ氏がツッコんでいくという流れで会場を沸かせていました。可笑しい場面を切り出して説明するには本人にオタク的素養が絶対必要なのですが、観客の知識として日本の特撮番組というものがあるのを知っていれば充分な程度だったのではないかと。

アニメを見ていない人を笑わせるのは、可能だと思います。

アニメでも特殊な分野である”萌えアニメ”ネタで一般人を笑わせるなら、かなりの準備工夫が必要な気がしますが。

derorinmanderorinman 2007/02/01 00:21 >名無しさん
どもです。
>一番常識を持っていると言いますか、色々なことを分かった上で敢えてやっているのが三平さんであると思っています。
>ですから、アニメ会のメジャー化は三平さん次第かなと僕は考えているのです。
本当はこの話、アニメ会の個々のメンバーに焦点を当てようかと思っていたのですが、話がぼやけそうなので今回はやめました。
それで三平さんなんですが、とっさの判断が優れていて、一番バランス取れてる人だと思います。頭もすごく切れるし、器用な人だなと。
音頭を取るのも得意そうに見えますが、方針を決めるというレベルだと、やっぱり国井代表なのかなという気もします。国井代表はなんといっても集中力がすごいので、全体を見通して考えるとなると必要な能力なのかなと。
まあ本人たちのこと実際はよく知らないので、床屋政談くらいのことしか言えないのですが。
>フリーになるそうですし、何か意識に変化があればいいかと個人的に思っています。
フリーになると言うと、やっぱりアニメ会への比重をもっと増やすんですかねー。西口プロレスとかペイパービュウのほうは今まで通りのようですが。
なんにしてもこれからどうなるか楽しみです。
>面白い記事をありがとうございました。
あわわ、滅相もないです、こちらこそありがとうございますでホント(;´Д`)

>kumaXXさん
どもです。
>長文のエントリー読み応えがありました。
ありがとうございます、見返してみたら、長すぎて誰も読んでくれんのじゃないかと思ってたのでありがたいです。(;´Д`)

>どういう人がファンなのだろう?
結構色々な種類の人に分かれるように思います。
年齢で見ても、30歳前後の方が一番多いようですが、20歳前後の若い方も見かけますし、50代くらいの方が来られてる時もありますし(まあこれは仕事先の方とかなんでしょうが)。
男性はもちろん女性客も案外いますし、昔ながらのファンと、本田透・喪男のラインで入ってきたファンと、にじいきとかメカビとかの本を読んで入ってきたファンとでは、それぞれ求めているものが違うでしょうし。
>あまり他のアニメ会ファンの人と話したことがないので、よくわからないのですが。もしファンの集いなんかがあるなら、聞いてみたいですね〜。
そうですねえ。mixiあたりでやってそうですけどね、アニメ会ファンのオフ会とか。そこに飛び込んでいく勇気のでないチキン野郎な僕としては、どういう人がくるのか知るすべもないのが口惜しいですね。いや参加しろよつう話なんですが。
>アニメ会関係者は、ファン層をちゃんと把握していて、それに基づいて今のスタンスを貫いているんじゃないかなーと
ファンが今の路線を外れることを望んでいないって部分も、きっとあると思います。
僕の考えみたいなのがアニメ会ファンみんなの心境を代弁しているとは思えませんしね。割と少数派だと思います。
でも、失礼な話なんですが、アニメ会が今のままで行くとこれから先の展開が広がるにしても、オタクのファンが何人増えたっていう狭い範囲の話で終わっちゃいそうで、それは勿体ないなと。今はアニメ会も上り調子だからみんな注目してますけど、そういう人たちは飽きたら見放すのも早いですし。

>みやじまこさんの存在
謎ですよねえ。
文章以外で表舞台には出ない人なんでしょうが、アニメ会の中でどういう位置を占めている人なのか、すごく気になります。

>”電動のメリークリスマス”
あ、安田理央さんのイベントですね。いいなあ…僕も見に行きたかったのですが…
うう、わしも東京にひょいと出られる身ならのうギギギ(’A`)
三平さんと国井代表が出たのは知ってたのですが、結構ウケてたのですね。
オタクでない人にオタクネタで笑わせるには、「この人の話で笑って良いんだ」っていうコンセンサスを得るのが一番苦労する部分だと思います。これは普通の芸人さんでもそうですが、いきなりテンションの高い話やわかる人の狭いネタでいくと、お客さんが引いちゃって台無しになってしまうことが多いです。
逆に、その安心感が出来ると、結構きわどいことを言っても、大抵受け入れられるようになる部分があるとも思います。
アニメ会はそのへんが上手い人たちなので、「萌えアニメ」での「萌え話」なんつう自虐ネタどころか開き直りもいいとこなネタでも、一般人を笑わす力があると思います。
あると良いなあ〜。

kumaXXkumaXX 2007/02/26 09:22 >mixiあたりでやってそうですけどね、アニメ会ファンのオフ
>会とか。
アニメ会コミュで確認しましたが、やっていないみたいです・・・。

derorinmanderorinman 2007/03/02 22:35 >kumaXXさん
どもです。返信が大変遅くなってすいませんですハイ(;´Д`)
>アニメ会コミュで確認しましたが、やっていないみたいです・・・。
おお、確認されたんですか。
やってないもんですかねえ。
5日にもライブがありますし、声をかければ集まったりもするんじゃないですかねえ。
いや、自分がやれよっつう話なんですが。
ネット引きこもりのオラにはハードルが高すぎるです(’A`)

2007-01-14

[]やなせたかし先生新年のあいさつがすごい 15:48 やなせたかし先生の新年のあいさつがすごいを含むブックマーク やなせたかし先生の新年のあいさつがすごいのブックマークコメント

http://www.anpanmanshop.co.jp/02-00.htm

f:id:derorinman:20070114150939j:image

やなせ先生は基本的に闇属性。みんなしってるね。

七誌七誌 2007/01/26 22:46 しらなかった

旅 2007/01/27 14:08 >昨日と同じ太陽が 一夜明ければ初日の出
整った語調で気持ちよく読んでたら、正月からこの先制パンチ。

   2007/01/29 12:09 そもそもオープニングからして重いからなぁ

derorinmanderorinman 2007/01/29 20:57 >七誌さん
どもです。
アンパンマン以外の絵本とか読むと、その辺のアニメの鬱展開とか目じゃないくらい重いですよ。

>旅さん
どもです。
「決心だけはするのだが」以降の流れがねえ…
ホンマ先生は天才やで…

> さん
どもです。
wikipediaを見てみると
 >歌詞の一部に有名なツッコミ所(からかい所)があるが、
 >やなせたかしがあるラジオ番組にゲスト出演した際、
 >戦場では常に一人、持つのは武器ではなく
 >愛と勇気だけを持って戦うという説明があった。
なんだとか。

2007-01-12

[][][]興奮と快楽という話 04:18 興奮と快楽という話を含むブックマーク 興奮と快楽という話のブックマークコメント

いつまでもアレな文章が一番上に来てる状態はいかがなものかと思うので、更新しようと思うものの、雑事に気力を取られてネットに書くことすらしんどくなってしまう昨今。

さて、毎日毎日お外で色々な人に会います。最近ですと、どこぞの会社社長さんとかのお話を聞くことが多いのですが、求職活動してるわけでもないのに大人物の話を聞かされると、これが結構疲れます。

ワンマンでのし上がってきたアントニオ猪木系の人たちの話というと、「最近若者修行が足りん」的なことを良く仰います。いや、直接そうは言わなくとも、結局はそう言ってる人が結構多いです。

専門的な話は面白いのに、そういう話になるとつまらなくなる人というのは結構多いので、へえ左様でありんすかと聞き流していることのが多いのですが、最近ようやくこういう人の世界観がわかってきました。

こういう人たちに大体共通してるのは、福本伸行世界観というか、人間は常に勝負をするべきだ!そうでなければ生きていけない!そして人生の楽しみはそこにあるんだ!」的な世界観なんですね。仕事であれ恋愛であれ何であれ、とにかく積極的に何かに働きかけまくって、現状を改善することが大事なんだ!っつう価値観

なんで、こういう人は「自分と価値観が異なる人とかでも積極的に語りかけていくべき」「自分には嫌な人物や辛い状況があっても、そこに飛び込んで、なんとか自分や周囲を変えるように働きかけなくてはいけない」的な考え方をしています。

そこから「自分にとって、ぬるま湯的な空間で閉じていくのは良くない事だ!」的な考え方を経て、「自分の世界に篭っていこうとするオタクダメだ!」的な発想に至る人が多いんですね。で、向こうが僕をオタクだと知ってたりすると、そういう難癖つけてシメてくるという展開になって、「ほあーん」という気分になります。

「現状を改善するためには、なんにしても動くことが大事」っつう考え方自体は確かに大事なことだと思うのですが、そんなん『天』の最終巻読めば誰でもわかるわ!自分としては妄想に逃げてる人だって、日々の生活はあんたに死ぬほどコキ使われる毎日なんだから、どっかタコツボ的な世界でヌクヌクしてる部分押さえるのもええやん」と思うので、こういう話聞いても、あんまり心動くことがないですな。高校生くらいで聞いてたらまた違ったでしょうけど。


で、岡田斗司夫も以前これに通ずる話してた気がするなあと。

何に載ってたかと本棚をあさったら、糸井重里と対談したときの話だった。

糸井さんが言ってるのは、「もっと楽しく生きろ」ということ。

つまり「人生の喜びとは快楽である」というテーゼ

乱暴に決め付けるけど、僕は、この考え方はかなり女性的でM的だと思う。

僕にとっては「人生の喜びとは『興奮』である」というのが正しい。

岡田斗司夫 「月刊 岡田斗司夫」より)

話の流れとしては、「個人の力の及ばない、コントロールしようのない状況に対して、それでもコントロールしようとする人間サド岡田斗司夫=状況に戦いを挑む『興奮』に人生幸福を置く人」「状況はどうにもならないから、自分が最大限楽しめる方向でいこうとする人間マゾ糸井重里=状況に遊ぶ『快楽』に人生幸福を置く人」だと。もしかしたら読み違えてるかも知れませんが、たぶん合ってるかと思います。*1


で、「人生は勝負」みたいに考えてる人は、この話で言うと「興奮」に人生幸福を置いていて、オタクとか喪男…というか「勝負ばかりはめどいから逃げる」と考える人は「快楽」に人生幸福を置いてる、という風に分けられてるんじゃないなと。

状況に対して働きかけを行って、それによって得られる結果に幸福感を感じる人と、状況への働きかけを放棄して、一旦脳内ハッピーな状態にすることに幸福感を感じる人という分け方です。

たとえば異性と交際できるかどうかという話ですと、女にモテネーっつう状況があるとして、興奮に重きを置く人は「とりあえず声かけろよ、うまくいけば付き合えるし、ダメなら『あの女にフラれた』って笑い話が出来るじゃん!」みたいな思考するのに対し、快楽に重きを置く人は「フラれた後の社会リスクその他諸々考えたら、エロゲーエネマグラ買った方がよっぽどお得で幸せ」みたいな思考になると。

だから興奮派の人たちが「修行が足りん」「動かなきゃダメだ」っていうのは、「状況に戦いを挑むにしては全然力が無いのに、呑気にしすぎだ!」とか「まあ力はなくとも、動いてさえいればなんらかの影響が自分や他人にあるだろ」つう考え方をするからなんですな。

でも快楽派の人は「いや、修行とかしたくないから。してもどうしようもないし」「動くと他人がシメてくるので嫌です(><)」という返事になるわけです。

で、それを聞いた興奮派の人は「ホントは他人にシメられても状況を変えたいんだろ!」と言ってきて、快楽派は「いや、ホントにシメられる位ならいらんのです」と答え、で「ウソ付け!」といわれ「ウソちゃうわ!」と返して………

この断絶は、そもそも互いの人生観というか世界観の違いなので、割かしどうしようもないものです。でもお互い自分の方が正しいと思ってるので「興奮」の人は「快楽」の人に「自分を甘やかしとる!許せん!プンスカo(`ω´*)oプンスカ」と怒り、「快楽」の人は「興奮」の人に「うざいわ!ほっとけ!(’A`)」と怒るわけですね。

でも、どっちも本質的には『こっちの方が幸せになれる』つう宗教に過ぎないんで、信仰が違うということを認識しないといけないんですな。向こうの宗教信仰している人に自分の神様を崇めさせようとしちゃいけないんですな。

この信仰も結構、人によって時々行ったり来たりしやすいもんですけど。


なんで、最初の話に戻って、福本伸行世界観に生きている人が「(脳内に)エクソダス、するかい?」な人をシメてきたときどう対処しようかというと、宗教の勧誘みたいなもんですから、向こうも善意(と意地と体面)でやってるわけですし、拒絶する態度をとるとますます付け込まれるので、まあ「宗教が違う」ということを素直伝えるしかないのではないでしょうか…


でも他人をシメる人って、口では自分の価値観をちゃんと相対化してるように言うけど、心の中では絶対認めてないんで、そこがなあ…(’A`)

もう、そんなことよりオナニーして寝よ。

オレは抗った…!

屈服せず……

抗った……!

戦った……!

戦ったはずだ………!

…………

だから…

なれただろ……?

あの夏の日のアリに…!

(黒沢 福本伸行最強伝説黒沢」)

「見てみ。燃えたらなくなるもんやんか。

あんた、こんなもんに何で一生けんめいに。

死ぬやも殺すやもしれんほど何をそんなに。

何でせんでええ苦をするの。

今がいややったら逃げたらええやんか。」

(かの子 西原理恵子ぼくんち」)

わしも天地がすぎゆかぬうちに「幸福の甘き香り」がかぎたい…

(ねずみ男 水木しげる幸福の甘き香り」)

*1:詳しくはこっちで <http://www.1101.com/petit-cre/>

kumaXXkumaXX 2007/01/31 15:51 ある上司との感覚の合わなさが、上記で説明できるような気がしました。なるほどなー。

derorinmanderorinman 2007/01/31 22:28 >kumaXXさん
どもです。
僕自身は戦うのも割と好きなんですが、それでもそれが正しいと信じきってる人はどうも苦手で…
相手としても、親切で言ってる部分が大きいとは思うんですけどね。
ありがた迷惑という一番やっかいな状況になりがちなんで、困った話です。

2007-01-07

ライブのレポは下のほうゾナ。

[][]中野ゼロ視聴覚ホールは21時45分で閉まっちゃうのよ 22:08 中野ゼロ視聴覚ホールは21時45分で閉まっちゃうのよを含むブックマーク 中野ゼロ視聴覚ホールは21時45分で閉まっちゃうのよのブックマークコメント

以前のライブのレポを書いたとき

かーずアニメ会さんのライブレポなどでリンクさせていただいている、かーずSPのかーずと申します。お世話になっております。

僕もアニメ会さんのライブには割りと足を運んでいるのですが、あの場にはderorinmanさんもいらっしゃったのですね。

毎回のderorinmanさんのレポート楽しみでして、ぜひ一度お会いしたかったです、次回のライブなどに参加される時にはぜひお話しましょう。』


derorinman 『>なめ鯨さん

>あ、そこは大丈夫です。傷ついたわけではないのでご安心ください。

ああ、なら良かったです…

今度お会いするようなことがありましたら、是非よろしくおねがいします。相変わらずキョドってると思いますが。

>そもそも私はderorinmanさんの書く文章好きですし、あの流れは(こういう書き方は、実際に体験したderorinmanさんに対して失礼かもしれませんが)とても面白かったです。

いやー、あの書き方だと、アニメ会ライブや、誘ってもらったこと自体が辛かった、みたいな受け取られ方されてしまうかなと思ったもんで。

逆に「嬉しすぎて自滅してしまった」つうことですね。ってやっぱダメだこれ!(’A`)

なんにせよ誤解もされてないようですし、楽しんで頂けたようなら幸いです。

>私のブログからリンクを張っても良いでしょうか? 

全然構いませんよ。というかこちらこそよろしくお願いしますです。考えてみればこういう事を言われるのも初めてのような。

>かーずさん

なんと、かーずさんからコメント頂けるとは!

こちらこそ毎度毎度お世話になっております。いつも有り難く思っています。

>ぜひ一度お会いしたかったです、次回のライブなどに参加される時にはぜひお話しましょう。

ほ、本当ですか!

こんなんでよろしければ、是非ともお願いします。

1月のライブには確実に行けると思うので、そのときにでもお話出来たら嬉しいです。』

なんつうやり取りがあったのですが。

考えてみると、どこで会うとかちゃんと約束もせず、かーずさんの容姿もさっぱり分からんので、当日になって「どうやって会えばいいんだ!?」と物凄く基本的なことに気がつきました。

「まあ何とかなるさ」とか考えてたら当然会えなかったわけなんですが、ああいう場合どうすればよかったんだろか…普通はあれか、みんなメールでやりとりしてるのかな(;´Д`)

なめ鯨さんとかも居たんだろうと思うと、色々な人に会えるチャンスをぶっ潰してしまったわけで、「これがコミュニケーション能力がないってことかー」と改めて感じました。コミュ能力以前にただ頭悪いだけな気もしますが。

絶望した!属性的な魅力に全くつながらない自分のフラグクラッシャーっぷりに絶望した!

ということでかーずさんにおかれましては、もしこのブログを見てらっしゃるようでしたら、平身低頭にお詫び申し上げますですハイ(;´Д`)

お詫び文こそメールでだせば良いじゃんとか思うかもしれません。

でも向こうがすっかり忘れてたりして俺だけ舞い上がってたら恥ずかしいんだよ!('A`)


あ、これがコミュニケーション能力がないってことかー(;´Д`)

[][]アニメ会 カミングアウトトークライブvol.43 「がんばって萌えまっしょい!」レポ 18:02 アニメ会 カミングアウトトークライブvol.43 「がんばって萌えまっしょい!」レポを含むブックマーク アニメ会 カミングアウトトークライブvol.43 「がんばって萌えまっしょい!」レポのブックマークコメント

昨日は中野ゼロまで行ってまいりましたよ。

無精してたら前売り券が売り切れてたので、現地の図書館暇つぶしながら当日券買ってたりしたました。いやいや、それにしても回をかさねるごとに人が増えてますねホント。正月休みで見れる人が多かったのかも知れませんが、立ち見の人が結構居ましたし。でも結局みんな座れたんかな?

アニメ会ライブも、地下のあのホールにはもう入りきらなくなってきたんで、もうちょっと広いところでやって欲しいですね…でも、となりのホールとかだとやっぱり大きすぎるのかな。使用料とかもあるだろうから、難しいんでしょうな。

前回のライブから本当にあっという間のライブだったのですが、正月早々笑いと狂気を感じる内容で満足でした。

今回はアニメ会各人が作った妄想をぶちまける「萌え話」メインのライブで、相変わらずそれぞれの個性が良く出てるというか、ぶっ飛んだ発想の話ばかりでした。萌えな話題で「違法DVD屋」とか「北朝鮮」とか「ワーグナー」が良く思い浮かぶなと。まあこの辺は後々書いてくとして、今回のライブのレポに行ってみましょうか。


開演

まずは軽い雑談から最近の出版物ラッシュについて、それぞれの内容紹介やちょっとした裏話、という話など。

メカビ』で比嘉さんの提唱した「ツンロリ」についての話が盛り上がりました。

沖縄の比嘉「ツンロリっていうのは、法的に付き合ってもオッケーなロリです」

三平×2それ4文字中2文字危ないよ!

国井咲也「法的に付き合ってオッケーって」

三平ロリの定義から考えてみようよ」

比嘉「ロリは、見た目。見た目がょぅじょ。なんですけど年齢が二十歳以上っていう、エヴァンジェリンさんとか…」

その時遅れてきたお客さんが客席に入ってくる。

国井「…今、比嘉君を捕まえに来たって思った!公安9課が!」

三平俺『こいつです!』って突き出しそうになったもん

サンキュータツオ「じゃあさ、逆に、内面がロリで見た目が大人って言うのはアリ?」

比嘉「無しですね

国井「即答か!」

三平「今タツオは、比嘉くんの名誉のために、バランスを取ろうとしてね?」

比嘉「でも自分は曲げられない!

十二支全部が属性としてある、という話ではGS美神の小竜姫さまが出てきたりして懐かしくなったり。

そのほかシャッツキステの凄まじさや、前回のライブラストの歌はラブゲッCHUのオープニングなのに誰も気付かなかったとかいう話を経て、まんがライフMOMOで連載中の萌え川柳についての話に。


萌え川柳・第一回サンキュータツオ

そこで萌え川柳家元なるタツオさん主催で、新年最初の萌え話の前に萌え川柳大会が催されました。

黙々と作り続ける国井さん亀子さん比嘉さんに、割かし余裕のある三平さん。そして流石の家元タツオさんがトップバッターをつとめることに。

タツオ「ずれている 曇ったメガネが 『間に合った!』

国井「おお〜!さすが家元!」

タツオ「解説させてもらうと、素人さんは『間に合った 曇ったメガネが ずれている』としがちなんですが、あえて順番をずらすことによって、押したい力点を最後に持ってくるのがコツです」

三平お前のそういうインテリっぽいところが大嫌い!

お次は三平さん。

三平冷めた目で 『女ですけど』 とボクっ子

タツオ「『女ですけど』って言われるっていう事は、それまでずっと男だと思って接してきたってことですね」

三平「コレ結構リバーシブルに使えるかなって。…冷めた目で 『男ですけど』 とシンジくん

国井「シンジくん限定じゃん!」

タツオ「非常に行間があって良いですね。萌え川柳は奥行きが感じられると良いですね。じゃあ次…歌丸さん

比嘉「……」

三平「それは酷いよ!ここはストレートハゲ丸さんでいいよ」

ということで次は比嘉さん。

比嘉「こっちかな? だってアホ毛が 動くもの

タツオ「これは、深いね」

比嘉「ババヌキでババのほう触ると、アホ毛がピクピク動くんですよ」

タツオ「あー、なるほど。でも説明がないと良くわかんないね。こういうときは『誰々ちゃんとババヌキやって詠める』みたいに前振りを言うと良いと思います」

三平あいつ誰なの?

タツオ「家元ですけど

そして亀子さんのがひどかった

亀子寝正月 ブブブブブブと コタツでオナラ

タツオ「…どこが萌えなんだよ!!

亀子男の子の前でブブブってオナラしちゃう子は居ませんよ!それでもしちゃうんです!っていうことは、それだけ仲が良いってことじゃないですか」

タツオ「うん…うん?

三平ただの熟年夫婦じゃない?

亀子「それにボクはオナラが好きなんです!」

三平「…お前、ちょっと失敗したと思ったろ」

亀子これまんがライフMOMO

比嘉「ふざけんな!

そして真打の国井代表。

国井「八百八で 今日も『う〜ん』と 覗き込む

タツオ「これは…」

国井「買い物に来てるんですよ」

タツオ「あー!お兄ちゃんのための買い物だね」

国井「そうかも知れないね。ちょっと覗き込んでる感じで。今日キャベツが丸いわね』みたいな」

比嘉「風刺が入ってますよ

三平キャベツと一緒に世相を切ったよ!

国井「上手いこと言ったな!」

比嘉「で、結局タツオ賞は誰なんですか」

タツオ「ん〜、やっぱ俺かな〜!

一同「オイ!

その後はちょこっとコミケ話。

キン肉マンやおい本で悪魔超人ブラックホール正義超人ペンタゴンがタッグを組むまでの話、というのが収穫だっという三平さんや、比嘉さんのコミケを1万円で乗り切る方法、ナベシンの思い出、タイトル買いはある、などなど。


亀子のぶおの「働きマン」松方弘子萌え

ということでいよいよ本題の萌え話に。まず一番手亀子さんによる「働きマン」の萌え話。

亀子「年越しに還暦熟女ってビデオ見まして」

タツオ「年越しでかよ!」

亀子「それで年末コンパにも呼ばれまして。それで27・8歳の女の人たちが来まして、真面目な話したりして、意外と話が合うなと」

タツオ「真面目な話?」

亀子エヴァンゲリオンの話とか

三平それ真面目か?

亀子「それで松方さんも28だし、僕はU_30の松方さん好きなんじゃないかな、と思って『還暦熟女』のビデオ見て、その日に見た夢を書いてきました」

タツオ「アンダーサーティーって、そんなジャンルあんの?」

そして自作働きマン絵を持ってきた亀子さん。なんとひがスィー先生を上回る画力に一同騒然。ひがスィー先生の断筆宣言までなされました。

それで肝心の萌え話。週刊『JIDAI』新人編集者亀子さんが新年会で料亭に来たとき、たまたま北朝鮮工作員を発見してしまい、というあらすじ。

三平…話でけえな!

亀子「松方さんは止めるんですけど、ボクは取材しようとするんですね。スクープが欲しいんですよ。血気盛んですから。ちょうどスパイカメラも持ってる」

三平スパイカメラって、それ絶対なんかの付録だろ!」

タツオ「『血気盛ん』て、なんか使いたくなるフレーズだな。俺のときも使お!」

亀子「そのときハングル語で『誰だ!』って言われてバレるんですね。それで松方さんが『カップルの振りしよう!』って…フヒヒ!

タツオ「…たぶん、比嘉君より一番犯罪に近いよね

亀子「それで抱きついたり、うっかりいけないところを触っちゃったりしちゃうんですよ。それを見た某北朝鮮の人もなんとなく『あ、そういうことですか』って見逃してくれて

タツオ「北朝鮮チョロいなあ!

最後は編集長に怒られたりもしたけど、松方さんからちょっとだけ褒められて、おしまい

三平ちょっと北朝鮮に親近感持っちゃったよ

タツオ「恋人の『振り』って良いよね!現実にはそういうイベントまず無いし。恋人とかは別に良いから、恋人の振りだけして欲しいなあ


三平×2の「R.O.D-THE TV-」マギー萌え話。

三平さんは2年半前の萌え話の続き物という、熟成された萌え話。

「背中からそっとバックドロップなどの小説を書いている作家三平は、同業の菫川ねねねと懇意にしており、家族同然の付き合いをしているという。最近スランプだったのだが、正月年始参りにねねね先生のところに訪れたら…という設定。

三平「ドア開けたら、そこには女物の晴れ着をちょっと着崩したジュニアくんが、ミシェールさんに追っかけられて、俺のほうに倒れこんできてさあ…

亀子「こんな感じですか(羽織っていた着物をはためかせて)」

三平いやーっ!やめてぇっ!…穢されちゃった、シャワー浴びてきて良い?」

なぜかジュニアくんは三平さんに恋慕も混ざった憧れを抱いており、あられもない姿を見られて恥ずかしがる…といった、ジュニア話としか思えない展開が続きます。

三平「それでアニタナンシーさんは着物着てるんだけど、マギーは恥ずかしがって普通の服なんだよね。ミシェールさんは一人だけチャイナドレス着てたりするんだけどさ」

タツオ「あー、あの人トンチンカンだから。俺との結婚式の時もあのチャイナ着てたんだよなぁ

三平だからなんで入ってくんの!もう、ATフィールド全開!」

国井「三平ちゃんシャワー浴びて良いよ

オールキャスト新年会の後、皆酔いつぶれ、アニタミシェールさんを、読子はねねね先生ジュニアナンシーさんをそれぞれ介抱するために、それぞれの部屋に散っていく。

三平「で、必然的に俺がマギーを介抱すると」

タツオ「てめーで用意した必然じゃねーかよ!それ考え付いたとき感動したでしょ」

そしてマギーの晴れ着も見たい、今度の新作で賞を取ったら見せてくれ、というような会話をしてから一年後の正月、「そっと」シリーズの新刊でスニーカー大賞をとった三平さんが年始参りに行ったら、そこには晴れ着姿のマギーが…というところでおしまい

タツオ「三平さんは『皆に好かれたい』じゃ満足できないで、『みんなに憧れられたい』っていうとこまで来てるのがすごい尊大!」


沖縄の比嘉の「THE IDOLM@STER高槻やよい萌え話。

今回比嘉さんが題材で選んだのはアイドルマスター高槻やよい

三平「でも俺たちアイドルマスターやったことないんだけど、比嘉君やったことあるの?」

比嘉「ないです。だからこそ、このテーマ選んだんです」

国井「あえて思いを入れすぎる前にね」

比嘉「本当はXBOX買ってからと思ってたんですけど、折角だから新年チャレンジと思って、中野ゲーセンでやったらメチャメチャはまりました」

国井「新年早々のチャレンジ妄想か…

比嘉「だからまだ僕もキャラ設定とか掴みきれてないんで、変なところがあったら手を上げてください。5人以上手を上げたらやめます

無言で手を上げるアニメ会一同。

比嘉「おい!」

ゲーマガカンペ代わりにして萌え話を始める比嘉さん。

比嘉「今日は765プロのコンサート中野ゼロであるんですけど、ぼくは近所の公園海賊版のDVDや生写真を売ってる人です

三平それ絶対アイドルフラグたたないよ!悪人じゃん!」

タツオ「なんで好きにして良い妄想なのに夢がねえの!?」

比嘉「それでアルバイトを雇ってまして、そこに偶々やよいちゃんがバイトでやってきて

三平「え〜と、ちょっとまって。俺の読解力が足りないのかな?

比嘉「設定だとやよいちゃんがアイドルになる一年前の話なんです。なんでも彼女すごいお金が欲しいらしくて…」

三平そんな前科のある子がアイドルになろうとするのか…

やよいのおかげで色々あったが店は繁盛。その時、「なにやってんのよ!」という声とともにブルドーザーが現れる。

比嘉「運転してるのは普通のオッサンなんですけど、その上に乗ってるのが…え〜と…(ゲーマガで名前を探し始める)」

三平「調べとけよ!」

比嘉「水瀬伊織ちゃんていう、とにかくその子がブルドーザーで現れて。彼女は自分のみっともない写真が売られてるのに怒ってて、ブルドーザーで店をなぎ倒しにきたんです」

三平アイドルだよね!?比嘉君の萌え話はなんで毎回重機が出てくるの?」

比嘉「それで彼女ブルドーザーで突っ込んできたら、別な店の人に棚が倒れて、その人が血を流してしまって、伊織ちゃんも『そんなつもりじゃなかったのに』って蒼ざめちゃうんです

三平そんなつもりじゃないって、ブルドーザー持ってきてりゃ、どうみてもその気マンマンだよ。この伊織ちゃんて子は、ゲームにもそういうシーンが出てくるものなの?」

比嘉「いやー、わかんないです。でもツンデレなんでね?」

国井「ツンデレブルドーザーじゃねえよ!

比嘉「そしたら悪徳スクープ記者の悪徳ってやつがいて、伊織ちゃんのスクープ記事ゲットとか言ってるんですね。そいつはゴシップ記事でアイドルの足を引っ張る悪役なんですよ!」

三平お前も似たようなことしてんだろ。同じ穴の狢だよ

国井「何『僕は怒ってます』みたいな口調なんだよ!お前もやってんだよ!」

比嘉「それで…その後てんやわんやありまして

国井「おおい!そこどう纏めるかが一番大事だろ!」

タツオ「ヤシガニ萌えだわ」

比嘉「実は棚を倒したのは悪徳自身で、それを偶々カメコが撮ってたんですね。それで一件落着して、救急車がピーポーピーポーときて、消防車も」

タツオ「比嘉君は働く車が好きなんだね。お前子供か!」

三平消防車いらなくね!?

比嘉「それで南口の交番からもおまわりさんが『どうしたのよ〜』って自転車こいで来て」

タツオ「あそこのおまわりさんそんな面白い人なの!?ここでキャラ立てる必要性まったくないよね?

比嘉「それで悪徳は連れて行かれて、やよいちゃんが『やりましたね店長!ハイターッチ!』ってやって、伊織ちゃんにもハイターッチってやったら、伊織ちゃんが『べ、別に嬉しくなんかないんだからね!』って言うんですね」

タツオ「ツンデレ帳尻合わせしなくても良いよ」

三平伊織ちゃんはホントにそういう事言う子なの?」

比嘉「どうなんスかね

三平…ある意味妄想の源流を見ているような気分だ。妄想

比嘉「それでおまわりさんにも『ハイターッチ』ってやったら手錠をガチャっ!」

タツオ「おお!綺麗にオチついたね!」

比嘉「それから一年後、やよいちゃんはアイドルとして中野ゼロで歌っていて、僕はやよいちゃんの生写真を売っているんです

三平お前は更生してねーじゃん!


国井咲也の「金色のコルダ日野香穂子萌え話。

国井さんの話は、なんか設定とか背景が物凄く複雑な話でした。

多分相当お話を練ったんだろうなあと思ったのですが、情報量がメチャメチャ多いんで時間足らずな感じになってしまいました。

舞台ドイツ。年越しのコンサートに招かれた香穂子は、超ハイテンションメタル好きな日系ハーフの運転手・国井の車に乗ってホテルに向かう。以前、香穂子は同国の軍国主義的な民族主義者たちに戦意高揚のための演奏を頼まれて、音楽に対する考え方から断っており、道すがらそのことを思い出していた。

三平「…なんか、凄い難しい話だね

国井「それで道間違えてアウトバーン降りちゃって。日野さんは『道間違えてませんか!?』とか聞くんだけど俺は『ぜ〜んぜん!ぜ〜んぜん大丈夫ッスよぉ!』とか言って、バックミラーをまわすと、後ろにはついてくる黒い車が!」

タツオ「お!なんかが起こるね!」

国井「で、スラム街で降りて国井はどっか行っちゃうんだけど、戻ってこないのね。そしたらチンピラがやってきて、真紫のグラサン金髪モヒカンアロハシャツ着てるんですよ

タツオ「なんか色々混じってるよ!?

国井「別にみんなのことじゃないよ」

三平金髪モヒカンの奴なんてそうそういないよ?」

国井「リーダー格の紫の男は『オレの落語聞けよ』って言ってきて、アロハ『ハイサーイハイサーイ』って言ってんの」

タツオ「ええ!ドイツ落語!?

三平「しかも今比嘉君アロハシャツ着てないから分かりにくいし」

国井「それで金髪モヒカンチンピラ日野さんのバイオリン持って逃げちゃって。それを追いかけたら人気の無い場所にでて、押し倒されちゃうんですよ。『どうせ渡すならこんくらいのご褒美は貰っても良いよな』とか言われて」

タツオ「あー、でも俺そういう事言うわ多分

国井「で、チチ当ての真ん中のところをナイフでプチって切ってさ」

タツオ「チチ当て言うなよ!

三平「それ国井さんの願望もちょっと入ってない?この人、歌舞伎町イメクラブラックリストに登録されてるよ。絶対

国井「その時銃声が二つして、モヒカンアロハの頭が撃ちぬかれて吹っ飛んじゃったんだ

三平&比嘉「えー!!

国井「そこに日野さんたちをつけていた黒い車の男が現れるんです。CV子安さんで金髪碧眼の綺麗な青年が」

タツオ「いい男=子安

国井「それで金髪の男は『私はただ連れて来いと言っただけだ。愚民どもめ、お前たちには我々の崇高な目的は理解できん。消えろ』とか言って銃で紫を撃ち殺すんですね」

三平三人全員死んじゃったんだ

国井「おびえる日野さんの前に血だらけのサンキュータツオサングラスが転がる!」

タツオ「俺って言ってるじゃん!

三平「それなら俺たちの名前も出してくれたほうがモヤモヤしないで良かったよ!」

国井「もうどういう人かわかりましたね?そういう人たちに狙われてるんです」

三平「どういう人たちって…漫才バカ一代?

タツオ「この3人ならねえ」

国井「そこでまた銃声が響いて、金髪の男の右手が吹っ飛んだんです。そこにはさっき離れた国井が銃をかまえていて、実は彼はネオナチから彼女を守るボディガードだったことがわかるんです」

その後香穂子は、国井が実は1972年生まれで、ミュンヘンオリンピック事件のときに父親を亡くしており、母も心労で倒れた、といういう過去があったことを知る。

タツオ「何でドイツまで行ってんのに自分の年齢下げないんだよ!

三平「よく妄想に史実をねじ込んだな」

それでいよいよ香穂子の演奏が始まる。しかし国井は本来のテレビ放送のスタッフが皆殺しになっているのに気付き、あの時の金髪男が香穂子を狙撃しようとしていることに気付く。そして国井は演奏している香穂子の下に走っていき、香穂子を庇って撃たれる。

国井「そして狙撃した奴も撃ちぬかれ、そいつが客席にいた全身タイツの男に倒れこんでギャー!となる!」

三平「あ、良かったじゃん亀子、ちゃんと出てきたよ。仲間はずれになってなかった」

亀子「後で抗議しようと思ってたんでよかったです」

そして数日後、香穂子の乗った飛行機を見送る国井。そして新たな任務にむかう…

国井「というところでスタッフロール!」

三平「どういう話だったかというと、国井さんが映画監督になりたいっていうだけの話だったね」

国井さんの話で結局時間がなくなってしまったので、タツオさんの話は今度の「にじいき」で発表ということに。


ということで今回の「がんばって萌えまっしょい!」は無事終了。

いやー、正月から濃厚な妄想の、良い初笑いでした。多分世間的には観客含めて相当奇妙な空間だったと思いますが。

しかしホクホクと笑顔中野駅に向かうみんなを見てると、これで良いのだと思いました。

ということで次回のライブ3月5日。同じく「がんばって萌えまっしょい!」ライブですよ。

kumaXXkumaXX 2007/01/07 20:43 レポートお疲れ様です。
亀子のぶお氏には、是非”熟女がオナラするビデオ”か何かを送りたいです。

derorinmanderorinman 2007/01/07 21:18 >kumaXXさん
どもです。
>”熟女がオナラするビデオ”
どう考えても、民家盗撮ビデオくらいしか思い浮かびません。(’A`)

2007-01-01

[][]「ふたなり美少女の僕がゴスロリハーレムの玉座に君臨し日々バケツ3杯分の精液を搾り取られ続ける」ようになる方法 22:29 「ふたなり美少女の僕がゴスロリハーレムの玉座に君臨し日々バケツ3杯分の精液を搾り取られ続ける」ようになる方法を含むブックマーク 「ふたなり美少女の僕がゴスロリハーレムの玉座に君臨し日々バケツ3杯分の精液を搾り取られ続ける」ようになる方法のブックマークコメント

ひらけ、夢の扉!

クロミ 「おねがいマイメロディ」より)

タイトルhttp://dolbacky.jp/cider/hasulog/archives/2006/01/post_349.htmlから。

明けましておめでとうございます。

結局年末更新出来ずじまいで、まあ今年もそんな感じなんだろうなと思いつつ、新年一発目ということで今回はこんな本をご紹介したいと思いますよ。

脳は眠らない 夢を生みだす脳のしくみ

脳は眠らない 夢を生みだす脳のしくみ

この本は心理学分子生物学・神経生理学物理学などの様々な学問領域において、「夢」と夢をめぐる「脳」いうものがどのように研究されてきたのかを書いた本です。

レム睡眠」というものが発見されるところから夢研究の端緒が開かれ、そこから脳医学者たちの手によってフロイトの夢理論が論破され、さらにまた心理学者たちの脳研究によってフロイト理論が再評価され…といった研究史を辿りながら、脳と夢についての理解を深めていく構成になっています。

それだけでも凄く面白いのですが、今回注目するのはそこではありません。

僕はこの本を通じてタイトルのように喪男がある朝目覚めたらふたなり美少女になる」とかの、ありえない妄想を実現する手段の一つを発見したのです!

…うん、なんだけど。

でも、みんな一度は妄想した事あるでしょう。エロゲーやりながら、モニターの向こう側に、2次元に行けたらって。夢でもいいじゃないですか、行ければ。

一部の妄想力逞しい人の中には覚醒しながら2次元に旅立てる人もいますが、妄想力にも格差があります。

しかし、夢を見ている時は論理思考が抑えられているので、誰もが2次元の扉を開くことが出来るのです!


すこしだけ夢について説明しましょう。

夢には様々な効果があり、それは生存に適した行動のリハーサルであったり、覚醒時にインプットされた情報編集・整理作業だったり、覚醒しているときに感じたストレス感情の処理だったりするそうな。

動物から受け継がれた夢見るということは、恐ろしい出来事を安全な状態でシミュレートする行為。だから人や動物に追われたり、どこからか落っこちたり、誰かと戦ったり、職場で深刻な失敗をするような、様々な種類の不安な夢を見るのです。また情報の整理を行うものでもあるので、突飛な夢の中に知人が普通に登場してたりします。また鬱病患者は、レム睡眠が少ないので夢をあまり見れず、ストレスを処理仕切れないのだという説もあります。

とはいえど、ただ不安な夢ばっかりというわけでもなくて、楽しい夢も見たりします。たとえば空を飛ぶ夢。それはフロイトっぽくオーガズム隠喩というより、幸福感の比喩的な表現だったりするそうです。

カナダ大学生を対象に50年かけて行われた調査によると、時代・文化を超えて最も普遍的なテーマの夢があり、それは「追われる夢」「落下する夢」「学生生活の1コマ」「性的体験を持つ」の四つに分類できるそうです。

それらはあくまでも生存のリハだから、夢と実際の覚醒時との区別がつくようにしなければいけない。人間は「これは夢だ」と言語を使って判断することで、夢と現実の区別がつきます。言葉を持たない動物や未成熟な子供は夢と現実の境界の判断がつかない。そうなると、自分や周囲を危険な目にあわせかねない。

だから普通、夢は起きたらすぐ忘れてなかなか思い出せないようにできているんですな。


さて、そんな風に自分の思い通りにならず、覚めればすぐ忘れてしまうような夢。しかし夢を見ている最中にも「これは夢だ」と自覚しながら、夢の世界を遊ぶことが出来たりします。

それを明晰夢といいます。

明晰夢」でぐぐると、オカルト系というか、流行のスピリチュアルなサイトがちょくちょく引っかかります。「幽体離脱」とかその辺の話と一緒に説明されたりとか。なんで人によっては「明晰夢かよ…」みたいな感じでちょっと引いたかも知れませんが、まあもうちょっと読んでくださいな。

明晰夢研究は比較的新しい分野で、こういうオカルト的な言説も多いものの、きちんとした科学的な根拠のある現象です。定義としては「レム睡眠に入り脳の生理的な状態が変わっても、強い意志が働いてるために、自己意識が保たれている状態」ということだとか。

どんな作用で夢のなかで自己意識が生まれるのかは未だ研究中。しかし、夢を見ているときに夢の世界を意識するのは可能で、さらに訓練をつめば、夢の展開を意図的に操作できるようになるのです。

どうすれば明晰夢を見られるようになるのか、本の中でも様々な方法が示されています。瞑想を行う人は明晰夢を良く見るそうです。「自分の感情や行為・思考を第三者の目で眺めると同時に、当事者としてもそれを主体的に体験できなければならない」というのが夢を見ている最中に明瞭な意識を保つコツなのだそうですが、これは瞑想を行うときと同じなので、瞑想できる人は明晰夢も見やすいそうです。

また睡眠時間の後半にはレム睡眠の継続時間が長くなり、明晰夢でなくともストーリー性のある鮮やかな夢をみる。そこで通常よりも1・2時間早く起き、30分程度起きた後で二度寝する。と、明晰夢を見る確率が15倍から20倍あがるそうです。


明晰夢研究第一人者であるスティーブン・ラバージによると、明晰夢の経験を積めば積むほどいろいろと夢を操れるようになるんだとか。そして読み進めていくと、さらにとんでもないことが書かれています。

明晰夢に特有な意識の状態を利用して、セックスを楽しむ人たちもいる。これこそ究極の”安全なセックス”である。

(アンドレアロック 「脳は眠らない 夢を生み出す脳のしくみ」より)

これだ!

いや、実際はそんな大きなトピックでもないのですが。

ある人は明晰夢を見るときその内容の3分の2が性的なもので、実際にオーガスムを感じることもある。…というので調べたところ、実際夢の中の体験が現実のように感じられ、男女問わずオーガスムに達することあできるんだそうです。

よくエロい夢見ると夢精するとか言われますが、実際には射精する場合とそうでない場合があります。

レム睡眠時にはペニスが自動的に勃起するので、その刺激で射精するのが夢精です。そのときもエロい夢を見るものの、それは勃起した感覚が脳に伝わり、それを説明するために夢がエロティックな筋書きを作るという順序になるのです。つまり、生理的反応がまずあって、それに対応した夢が作り出されるのですね。

明晰夢の場合、夢精はしません。

明晰夢では夢を見ている人が意識的にセックスを持ち込むので、夢と生理現象の順序が逆になります。普通妄想の場合はそこで勃起したりすることもありますが、レム睡眠中は運動神経系の殆んどがブロックされているので、そうはなりません。


たとえ脳内で生み出した幻想でも、夢の中では現実のように感じられます。夢も目覚めているときの妄想も、同じように記憶の中の情報を再構築して出来上がっているものなのに、なぜ夢のほうが遥かにリアルなものとして感じられるのでしょうか。

それには二つ理由があります。

覚醒時に妄想していても、外から入ってくる情報五感で感じているので、そちらの情報のほうがニューロンを遥かに刺激するので、どんな優れた妄想でも現実の感覚刺激には負けてしまうのです。しかし脳は、夢をみているときにそうした外的な情報をほぼシャットアウトし、内的に生じた情報だけで夢を形作るので、虚構のイメージ現実として受け止めやすいのです。つまり、夢ではイメージのみに集中しているので、現実と感じやすいのです。

二つ目は、覚醒時には内的に生じたイメージがあまりにリアルなものとならないよう、脳が意図的に制御されているのです。進化的な話で言うと、現実に襲ってくる捕食者と想像上の捕食者が区別できないと危機に陥るからっつうことですね。でもまあ、妄想現実の区別がつかないとヤバイことになるのはオタクなら誰でもご存知でしょう。

現実認識妄想にはっきりとした差をつけるにはセロトニンつう物質の働きにが大事だそうですが、レム睡眠中にはこのセロトニンの分泌も抑えられているので、内的な妄想が外的な現実と感じられてしまうのです。外からの情報が入ってこないので、なおさら夢の中では現実妄想の区別がつかなくなるのです。


オタクは良く妄想を口に出し、妄想現実、夢と現実を語りますが、意外と夢については知らないもの。

夢とは妄想の一種で、現実の一種。

現実ではどんなに妄想力の発達したオタクでも、自分や他人の妄想に「ぶっちゃけありえなーい!」と思ってしまう瞬間が少なからずありますが、夢ではそれが全てアリアリな現実のものと感じられます。さらには全てが思うがままにならずとも、訓練を積む事で物理法則すらコントロール出来るようになるのです。

全てのオタクが目指すイデアの世界への道は、意外と身近で良くお世話になってる場所――つまり夢のなかにこそ、存在するのではないでしょうか。


夢も起きているときの現実幻想の上に成り立っている、あるいは、夢を見ているときの意識も起きているときの意識も本質的にはそう変わらないといえば、奇妙な感じがするかもしれない。しかし、こうした仏教認識論は科学的に根拠のあるものだ。覚醒時も睡眠中も、私たちの意識は、その瞬間に入手できる最善の情報源から、脳が作り出した世界モデルベースに機能している。…(中略)…記憶の強化や学習に関する多くの研究が示すように、夢の中で何かをしたり、見たり、感じたりすることは、実際に何かをしたり、見たり、感じたりすることとただ似ているだけではない。経験にもとづく世界モデルを作り上げる神経回路線にとっては、この二つはまったく同じことなのだ。

(アンドレアロック 「脳は眠らない 夢を生み出す脳のしくみ」より)

夢だけど、夢じゃなかった!

サツキとメイ 「となりのトトロ」より)


寝てばかりもいられねえっつうのが、人間の辛い所ですがね。

それでは皆様、よい初夢を。

心と脳について心と脳について 2007/09/19 20:39 どうも、はじめまして。ネットで投稿デビューするのでふつつかではありますが、どうかご勘弁下さい。

愚仮面様は中々知ってらっしゃるとお見受けして質問させて頂きます。

私は夢と思考の差異について考えております。私は睡眠時の夢が、明かな映像体験であるように思われますが、いかがですか?

しかし、覚醒時の思考は映像体験ではない。その証拠に、目をつぶって安静に思考していても、覚醒時では何も見えない。真っ暗ですね。「何か見えた」という言葉は虚しく響く“気がする”というものですね。それは感覚体験ではなく、神経信号のパターンの再現である事による脳の能力の限界ではありませんか?

ところが、夢とういものは、覚醒時の思考とは明らかに質の違ったものでしょう。目をつぶって安静にしているのに、覚醒時にはありえない鮮やかな映像体験をするのです。脳は寝ている筈だったではありませんか?レム睡眠と言っても、覚醒時より能力が劣っている筈ではありませんか?それなのに何故、覚醒時をはるかに凌駕する素晴らしい能力を発揮できるのですか?

夢というものは、脳の能力の範疇を超える体験ではないのですか?

あなたは、この反駁を論駁できますか?

また、出来ないとすると、論駁出来る文献か、学者をご存知ですか?

derorinmanderorinman 2007/09/28 01:28 >心と脳についてさん
どもです。返信が10日近くも遅れて申し訳ないです。
もう見てくださっているかどうかわかりませんが、一応お答えしますと、まず僕は脳科学については門外漢ですので、細かいところは実はよくわかりません。
少しだけ本を読んで聞きかじってはいますが、如何せん専門の方から見れば知識量も少ないですし、間違った認識もあるやも知れません。
それを踏まえた上で、質問にお答えしたいとおもいます。
まず、このエントリで紹介した本によると、睡眠中も思考はストップするわけではありません。レム睡眠中の脳が覚醒時より能力的に劣っているわけではなくて(全体的にどれだけ活発に動いているかというレベルは確かに下がるようですが)、最も活発に働く領域が異なるだけです。
覚醒時に脳内で処理される視覚情報は、網膜で得られた情報を認識する方向に強く働きます。つまり、起きている間の脳は、外界がどのような状況になっているかを把握することに力を注いでいるわけです。
そのため、覚醒中に目をつぶって安静にしながら何かのイメージを想起しても、それを現実の視覚情報として体感することはなく、ただ瞼の裏の様子を認識するだけです。それこそエントリの中で述べているように、妄想と現実をごっちゃにしないようにするためですね。
一方で睡眠中の脳では、外的な情報の把握を必要最小限にまで遮断し、脳内で覚醒時に得た情報の編集作業を始めます。
夢を見るときには、イメージを思い浮かべたり、人の顔を見てその人が誰かを判断したりするときに働く、「視覚連合野」の活動が覚醒時以上に活発になります。
また過去の体験を思い出すといった、『物語』を生み出すときに働く「前頭葉皮質」の特定部位も、レム睡眠中に活発になります。
さらには、強い感情や欲望を抱いた時に活性化される「辺緑系」も、覚醒時以上に激しく興奮するそうです。
こうした事柄が重なりあうことで、夢の中で起こった『映像体験』を、『覚醒時にはありえない鮮やかな』ものと認識してしまうのではないでしょうか。
つまるところ、夢というのは脳が見せる意識の一形態であり、覚醒時に体験する外界と同じくらい侮れないものであるため、『脳の能力の範疇を超える体験』であると考えてしまうのではないでしょうか。


…ということで、満足していただける答えかどうかはわかりませんが、今の僕の答えはこんな感じです。
参考になりそうな本としては、この「脳は眠らない」の巻末についてる参考文献や原著論文の一覧が結構良いかなと思いますので、ぜひお手にとって見てくださいな。

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