デスクトップ鉄の雑記帳

2018-02-24

[]第3回全国のJR駅五番勝負(開催予告) 11:47

第3回全国のJR駅五番勝負は、3月2日に開催する。スケジュールは次のとおり。

  • 3月2日(金)21時:出題
  • 3月3日(土)21時:第1回採点、第1ヒント提示
  • 3月4日(日)21時:第2回採点、第2ヒント提示
  • 3月5日(月)12時30分:第3回採点、アナグラムヒントの解凍文を提示。以降終了まで随時採点

第3回は、問題ごとに難易度に差をつけ、初心者でも解答しやすい問題を含めるつもりである。全体として第1回と第2回の中間の難易度を意図しているが、実際にはどうなるだろうか。またヒントを増やし、第1ヒント・第2ヒントともに、アナグラムヒントと非JRの該当駅をセットで提示する。

開催に先立って全国のJR駅五番勝負ホームページを更新した。開催記録に掲載したこれまでの出題傾向を参考にして、ふるってご参加いただきたい。

2018-02-23

[]続・2018年春の旅規改定 18:50

2月6日の記事JR九州の旅規改正公告を紹介した。JR東海のサイトをほぼ毎日チェックしていたが、新旧対比表がようやくウェブに掲載された。2月9日付となっている。JR北海道の旅規改正公告は、まだ掲載されていない。

JR九州の公告にある284条1項の無賃送還条項の改定がJR東海版には記載されていない。他社のウェブが更新されるまで、どちらが正しいかわからない。

一方、同日付の旅客連絡運輸規則の改定は、JR九州版で72条の2から削られていた富士急行が残っており、JR九州の公告はやはり誤りだったようだ。

2018-02-13

[][][]国鉄連絡運輸規則(1970) 19:49

旅規ポータルのアーカイブ日本国有鉄道連絡運輸規則(1970年1月1日現行)を掲載した。旅客連絡運輸規則ではなく、荷物・貨物も含めた規則だが、所持している資料に荷物・貨物編の記載がないため、旅客編のみを掲載した。

等級制からモノクラス制になった1969年5月の旅規改定直後の規則で、特別車両・船室券が旧1等乗車券に限りなく近かった時代である。当時の別表(赤表紙)は所持していないが、本文中に記載されている連絡会社線には多くの地方私鉄やバス、航路が含まれており、おそらく連絡運輸の最盛期の規則と思われる。19条の100キロ以上の乗車船に学割適用がある社線区間には、現行規則にもある東武近鉄以外に名鉄が、また東海自動車自動車線と関西汽船など多くの航路が含まれていた。第7章の2(連絡急行券等の発売)も興味深い。

だいぶ前に2010年10月30日の記事で書いた、連絡運輸規則の選択乗車が55条(乗車区間の選択)と56条(接続駅の選択)に規定されている。国鉄と近鉄の鶴橋接続の連絡乗車券で、上本町駅から乗車できたというのは、資料を入手するまで知らなかった。

37条(特定都区市内にある国鉄線の駅に接続する社線及びその接続駅)の小田急の接続駅に、「新宿渋谷」とあるが、渋谷は間違いだろう。その他、「但し」と「ただし」など表記の乱れがあるが原文に忠実に記載したつもりである。

みかげみかげ 2018/02/14 22:47 連絡運輸規則別表小田急電鉄小田原線の接続駅として、山手線渋谷駅が含まれております。これは、京王井の頭線渋谷・下北沢経由を想定したものであることから、連絡運輸規則第37条の小田急電鉄小田原線の接続駅「新宿、渋谷」は正当と考えます。

desktoptetsudesktoptetsu 2018/02/15 08:14 井の頭線経由の連絡運輸だったのですね。現行の連絡運輸規則46条も「新宿、渋谷」になっていました。

みかげみかげ 2018/02/17 01:23 この時期の特別車両・船室券の取扱いで特筆されるのが、連絡社線航路の上級船室に対する特別船室券を、国鉄の駅で発売することができた点です。社航路1等+国鉄鉄道線2等という異級乗車券の代替として考えられたようで、四国内の国鉄駅で南海フェリー徳島港→和歌山港間の硬券の特別船室券を常備していた例もありますが、上級船室は予約制であることが多く国鉄駅では対応ができないこともあり、発売実績がきわめて僅少だったようで、昭和45年9月末をもってすべて廃止されたとのことです。

desktoptetsudesktoptetsu 2018/02/18 19:50 当時の時刻表に南海汽船の和歌山・小松島航路が掲載されていますが、1等と2等の等級制でした。社航路の1等船室を連絡運輸規則では、特別船室としていたわけですか。関西汽船の瀬戸内海航路など、いまも等級制が残っていますね。

みかげみかげ 2018/02/19 00:07 等級制廃止後の社線の旧1等車・1等船室の取扱いについては、国鉄監修交通公社の時刻表昭44年5月号巻頭でも説明してありますが、社航路は等級制のまま1等船室を連絡運輸上の特別船室としており、連絡運輸取扱基準規程別表でも1等運賃と2等運賃の差額を特別船室料金として表定したわけです。

desktoptetsudesktoptetsu 2018/02/20 19:52 時刻表69年5月号の閲覧のため交通公社の旅の図書館に行きましたが、保存状態が悪いとのことで閲覧禁止でした。所持している69年10月ダイヤ改正号によると、伊豆急行と伊豆箱根鉄道は、グリーン車になっていて、グリーン料金が記載されていました。

いろりいろり 2018/02/25 13:50 便乗質問ですが、国鉄の連絡運輸取扱基準規程は営管達、旅客営業取扱基準規程は旅自達と書いてありますが、どういう意味でしょうか?

desktoptetsudesktoptetsu 2018/02/25 17:04 旅自達は、旅客局長と自動車局長共管の「達」です。営管は、1966年5月に旧営業局が営業管理室・旅客営業局・貨物営業局に改編されたときの営業管理室でしょう。その後1968年2月に営業管理室が廃止され、旅客営業局と貨物営業局がそれぞれ旅客局、貨物局になりました。以上、日本国有鉄道百年史第12巻のp244を参考にしました。

2018-02-06

[]2018年春の旅規改定 19:42

例年は1月下旬に発表される春の旅規改定が遅れていたが、JR九州2月5日付公告を掲載した。JR北海道及び新旧対比表を掲載するJR東海は、まだ発表していない。

次の通り、軽微な改定にとどまっている。

ほかに、4年間訂正されなかった139条の4(乗継座席指定券に対する座席指定料金)の改定漏れが2014年3月に遡って改定される。57条の2(乗継急行券の発売)第1号の表を参照しているが、イとロだけになったのに、ハとニが残っていた。

連絡運輸規則の改定も、同日公告された。72条の2の連絡会社線との直通列車の座席指定料金の規定で、第1号のWILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の座席指定料金が100円から200円に値上げされた。なぜか富士急行(200円)が消えている。ホリデー快速富士山号、快速山梨富士号などの直通列車は3月17日のダイヤ改正後も残る。条見出しと本文に「富士急行株式会社線」が含まれているが、こちらは変更がないようなので、単なるミスだろう。

連規にも改定漏れの遡及適用がある。昨年7月1日にJR北海道団体運賃の期間区分が他社と統一され、旅規111条が改定されたが、連規63条2号はもとのままだった。

2018-02-02

[][]旅規290条 19:31

読者からメールをもらった。JR西日本1月31日プレスリリースは、1月29日新大阪運転取りやめになった特急サンダーバード4号について、指令員が特急料金を払い戻さないとしたのは誤りで、全額払い戻すとしているが、旅規290条に基づけば指令員の取り扱いは正当ではないかとの疑問である。

結論から言えば、本件に旅規290条は適用されず、289条2項の本則に従って全額払い戻しとなる。290条は「新大阪駅着となる急行券、特別車両券」で「大阪駅と新大阪駅との区間が乗車できなくなった場合」は「すでに収受した急行料金又は特別車両料金とすでに乗車した区間に対する急行料金又は特別車両料金とを比較して過剰額の払いもどしをする」という規定であり、新大阪・大阪間で運転停止になったサンダーバードの大阪駅着の特急券には適用されない。

旅規290条はもともと、東北本線常磐線にあった一部の東京駅着の急行列車が上野駅打ち切りになったときに適用するため、1968年10月1日の旅規改定で規定された(当時の旅規290条5項として挿入)。大阪・新大阪間に旅規290条が適用されたのは、1970年3月10日の旅規改定時である。当時は、山陽本線の多くの急行列車が新幹線乗継のため、大阪経由新大阪まで運転されており、大阪まで正常に運転され、大阪・新大阪間が運行不能等になったケースに適用されたものである。その後新幹線の岡山博多延伸開業及びブルートレインの全廃等により、新大阪発着の特急列車の多くが廃止され、現在290条の「新大阪着」が適用されるのは、新大阪発着の「こうのとり」と京都発着新大阪停車の「スーパーはくと」だけである*1

1973年4月1日の旅規改定で、本来の上野・東京間の特例が廃止*2、代わりに品川・東京間が規定され、現行の290条1項となった。民営化後、運転系統の変更にあわせて2、3項が追加され、2015年3月14日の上野・東京ライン開業により、4項としてもともとの東北本線の急行列車への適用が復活した。指令員が勘違いしたように、290条を大阪着の北陸本線特急に適用してもよいと思う。品川・東京間や上野・東京間と比べてバランスが取れていない。なぜ、現在まで旅規に規定されないのだろう。

上記の趣旨を読者にメールしたところ、読者からJR東日本「きっぷあれこれ」の事故などの場合の取り扱い

運転をとりやめた列車の特急・急行料金は全額お返しいたします。ただし、品川〜東京間(東海道新幹線を含む)、上野〜東京・品川間、大阪〜新大阪間及び東北上越北陸新幹線大宮〜上野・東京間または上野〜東京間のみ運転をとりやめた場合は、特急・急行料金の差額のみのお返しとなります。

と書かれている(下線筆者)ので、誤解していたと返事があった。JR西日本の説明も全く同じである。JR西日本の指令員が誤った案内をしたのも、情状酌量の余地がある。

追記(2月4日):混乱があるようなので、あらためて290条の差額払い戻しの適用範囲を整理する。

路線下車駅不乗区間
1項東海道本線(含む新幹線)新橋、東京品川・東京間
1項東海道本線新大阪大阪・新大阪間
2項東北・上越新幹線上野、東京大宮・上野、上野・東京間
3項東海道本線・山手線品川・池袋間各駅品川・池袋間
4項東北本線・東海道本線上野・品川間各駅上野・品川間

いずれも一方向のみの適用である。双方向であれば、サンダーバードにも適用されることになる。東京駅で下車する(東京駅までの特急券を所持する)成田エクスプレス旅客はいないと思うが、品川で打ち切られば、1項を適用して差額の払い戻しとなる。

本文で「品川・東京間や上野・東京間と比べてバランスが取れていない」と書いたのは、1項の品川・東京間と2項の上野・東京間を意識していた。

3項は、池袋・新宿着のスーパービュー踊り子・踊り子で品川駅を経由しないが、ここでも仮想品川駅が想定されている。

*1:上りの「サンライズ瀬戸・出雲」は大阪に停車するが、新大阪に停車しない

*2東北新幹線建設工事の開始に伴い、東京上野間の回送線が使用できず、東北本線の特急列車が東京駅を発着することがなくなったたため

みかげみかげ 2018/02/03 08:34 昭和45年3月10日の制度改正は、運行不能・遅延時の取扱方の改正が大半を占めていますが、大阪の輸送障害時における特情として、新大阪駅着の列車を大阪駅で運転打切りとして宮原操車場へ回送するケースがあるため、山陽・九州方面からの列車についてこの特例を設けたという説もあります。
同じ大阪・新大阪間での不乗なのに、運転方向の違いで急行料金払いもどしに差異が生じるのもおかしいといえばおかしいのですが、運転打切り事象発生の可能性の多寡が取扱いの差異になっているのではないでしょうか。

田島 明田島 明 2018/02/03 08:55 かつて豊肥本線から三角線に直通する急行列車(三角線内普通列車)のグリーン車に乗車した際に、ダイヤが乱れて熊本どまり(三角線内運休)になり、グリーン料金が全額払い戻しになったことがあります。
車掌は「差額がないので払い戻しはない」との誤案内でしたが、下車後に熊本駅の精算所に申し出たところ、電話でどこかに確認してすぐに全額払い戻してくれました。
グリーン料金は急行列車として運転するに対して適用されていますが、グリーン券の着駅は三角なので、全額払い戻しで正当な扱いと思います。

田島 明田島 明 2018/02/03 13:32 何度もすみません。脱字があったので訂正いたします。
グリーン料金は急行列車として運転するに対して適用...

グリーン料金は急行列車として運転するに区間対して適用...

田島 明田島 明 2018/02/03 21:11 訂正が誤記で汗顔の至りです。
伝わっていると思いますが、正しくは次の通りです。

グリーン料金は急行列車として運転する区間に対して適用...

バスバス 2018/02/03 21:57 品川・東京間でも、東北本線を経由しない「成田エクスプレス」は、全額払い戻しになると思いますが。
もちろん、大船→東京間の場合は、差額払い戻しですが。
「あかぎ」「スワローあかぎ」で池袋・新宿間のみ運休となった場合も、全額払い戻しだと思います。

通りすがり通りすがり 2018/02/03 22:55 バスさん
>品川・東京間でも、東北本線を経由しない「成田エクスプレス」は、全額払い戻しになると思いますが。

東海道本線を経由していますので、第1項により差額のみの払い戻しです。
東京→品川でしたら、あなたのおっしゃる通り全額払い戻しと解します。

desktoptetsudesktoptetsu 2018/02/04 09:51 この話いろいろなところで取り上げられていますね。差額の払い戻しでよいという意見が多いようです。新大阪着の特例が宮原操車場への回送(新大阪駅手前の三角線で北方貨物線に入線)のためできたという話は初めて聞きました。

バスバス 2018/02/04 14:02 言葉が不正確で、誤解を生じさせたみたいですみません。
「品川・東京間」と書いたの理由は、
1.この話題が「両方向」に適用なのか、「片方向」に適用なのかどうかであること。つまり、起点終点は、本題に関係ないこと。
2.「成田エクスプレス」が空港アクセス特急であり、東京→品川間で発生することが多いと思われること。
3.desktoptetsuさんが「品川・東京間や上野・東京間と比べてバランスが取れていない。」と書いてありますが、「上野・品川間」と書かずに、東京で分割されて書かれているですが、その「上野・東京間」が1968年の規定を指しているのか、現行法を指していて、「成田エクスプレス」で片方向適用になっていることを織り込み済みで、東京分割で書かれたのかよくわからなかったからです。(東海道本線の列車と東北本線の列車との間で「両方向適用」でバランスがとれているという意味だったのかよくわからなかったからです。)

バスバス 2018/02/05 03:02 何度も、すみません。
第290条は、連絡特急券・連絡グリーン券には、適用されないので、「スーパーはくと」「踊り子号」「スーパービュー踊り子号」でも、智頭急行発着または通過と伊豆急行発着の連絡特急券は、全額払い戻しです。

理由は、全く分からない。

desktoptetsudesktoptetsu 2018/02/05 08:45 そうですね。連規105条の準用規定は、規則289条から290条の2に飛んでいて、290条が抜けています。

バスバス 2018/02/05 23:39 1970年3月10日の290条の改訂が連絡規則に反映されていないだけですね。(国鉄の責めに帰する事由により運休になった場合は、全額払い戻ししていなかっただけですね。)
290条第2項も「及び」と「又は」を間違えていますし・・・(真に受けて読むと、第2項は新潟駅発と燕三条駅発のみしか適用されませんしね。)

EH500金太郎EH500金太郎 2018/02/06 19:54 私もこのニュースを見たとき、「大阪止まりの列車が新大阪で打ち切ったら払い戻しは無いのでは?」と思いました。

というのも、旅客営業規則には「下車駅を東京駅若しくは新橋駅又は新大阪駅とするものにあっては」と、誤解のないような書き方になっていますが、JR各社のウェブサイトの「大阪〜新大阪間」の表記は大いに誤解を生む表現だと思います。

例えばJR東日本の「きっぷあれこれ」のウェブサイトの中では、新在直通列車の特急料金の説明で「福島〜新庄間」という表現が多用されています。
http://www.jreast.co.jp/kippu/1206.html#09
これはもちろん、福島から新庄方面に向かう下り列車のみに適用されるルールではなく、上り方向の列車にも適用されます。そのような中、「大阪〜新大阪間」と書かれて、新大阪から大阪方面への列車にしか適用されないルールだと認識するのには無理があります。

JR西日本のJRおでかけネットは「大阪から新大阪間」というふうに記号(〜)ではなく平仮名で書いているようですので、まだ多少は親切に思います。
ルールそのものを変える議論もありかとは思いますが、まずはウェブサイトの表現を修正するのが第一かと思います。