吾妻線が東京近郊区間に

吾妻線の3駅をSuica対応とし、全線を東京近郊区間とするというJR東日本プレスリリースは読んだ覚えがあるが、実施日が10月1日というのは忘れていた。JR九州9月30日付旅規改正公告で確認し*1、旅規ポータルのJR東日本旅規改訂履歴(条項順)・ (日付順)を更新した。
Suicaエリアと大都市近郊区間を一致させるJR東の執念は驚くばかりだ。いわきや松本まで拡大してしまったのだから「いまさら」ではあるが、沿線に観光地が多い路線を「発売当日限り有効、下車前途無効」にしてしまう神経は理解に苦しむ。特に困るのは学生で、現地に2泊以上するときは往復乗車券が買えず、学割が2枚必要になる。
昨日の記事で書いた1964年の新幹線開業もそうだが、昭和30-40年代のダイヤ改正と言えば10月1日が定番だったから、10月1日施行の旅規改正がけっこう多かった。最近のJRのダイヤ改正は3月中旬の土曜日が定着しているので、10月1日の旅規改正は珍しいだろうと思って調べてみたら、2011年の回数手回り品切符の廃止など細かな制度改正などがかなりあった。ダイヤ改正に伴うものもあり、1997年の北陸(長野)新幹線開業と2003年の東海道新幹線品川駅開業が10月1日で、どちらも水曜日だった。

*1:JR東日本の旅規も「2014年10月1日現在」となり、156条2号イに吾妻線が追加されている