2007/06/12
■1SV101
- メーカー:東芝
- 主要スペック
- VR(逆電圧) 15V
- C(3V) 28〜32pF(f=1MHz)
- C(9V) 12〜14pF(f=1MHz)
- パッケージ 1-4E1A(2SK439などの小信号FETなどに酷似したパッケージで、真ん中のリードが根元で切り取られている様に見える)
- 足のアサイン:正面左からアノード、カソード
- 関連情報
- 入手先・価格など
- 入手性:パーツショップでの入手は容易。サトー電気で210円/5pcs、日本橋のデジットで@70円。
- 代替品:後述
- 所見:
- 電子同調用途の可変容量ダイオード(バリキャップ)。バリキャップ自体、全般に用途が減ってきておりに入手性が下がりつつあるが、1SV101は現在も容易に入手可能なものの一つである。
- アマチュアではバリコン代わりにバリキャップを使ってHF帯のVFO・VXOなどを組むケースが少なくないが、SSB/CWの送受信などの高い周波数安定度を要する用途の場合、チューニングにバリキャップを用いると、注入電圧をよほど安定化しない限り周波数の安定度は高く出来ない。そのため簡易受信機程度には十分だが、実用的な受信機や送信側での使用には酷な場合が多い。
- 高安定度ののVXOを組みたい場合には、メインチューニングを小容量のバリコン、RITをバリキャップに担わすのが簡単かつ確実。
- Qの低い同調回路で同調点を可変したい様な場合には非常に有効。
- 自作無線機でよく使用される水晶ラダー型クリスタルフィルターについて、コンデンサの代わりにバリキャップを用いることで連続的な帯域可変を行う方法がJA6BI田縁氏により紹介されていた(HAM Journal 44号)。近年ではJARL QRPクラブのFujiyamaなどで採用された後、Web等で作例が散見されるようになった。
- 関連情報
- アマチュアの定番として用いられてきた(あるいはかつて定番だった)バリキャップは、概ね以下の電圧-容量特性を持つ(これらは大まかな値をまとめたものであり、ロット内・ロット間のバラツキもあるので、目安程度にお考えいただきたい)。
1SV50 30〜6pF(3〜25V)
1SV55 40〜15pF(3〜10V)
1SV88 30〜3pF(3〜10V)
1SV100 400〜25pF(1.5〜10V)
1SV101 30〜13pF(3〜9V)
1SV102 400〜20pF(2〜10V)
1SV103 40〜15pF(3〜30V)
1SV146 30〜12pF(3〜8V)
1SV149 500〜25pF(1〜8V)
- このように可変範囲-電圧は型番によってかなり異なっており、過去の製作記事等でバリキャップの型番が指定されている場合、そのまま他で代替可能なケースは少ない。ただし1SV50や88はFM用途の中では可変範囲が広いので、他素子と取り替えて使いこなせるケースもあるかもしれない。
- アマチュアがHF〜VHFの発振・同調用途に使用する場合、FM放送用途で可変範囲が10pF〜30pF前後のタイプが使いやすく、中波の電子同調用途のため高容量まで振れる1SV100, 102, 49は狭い電圧範囲で使うか特殊用途となりそう。1SV50, 103は表にある通り低容量側で25〜30Vを要するので、アマチュア的には(13.8V駆動では)使いずらいかもしれない。
- 1SV55・88は近年入手難。ちなみに1SV99はバリキャップではなくPINダイオードである。
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