下から読んでも北秋田（違
昨日La7さんの出した横断幕を見て、ちっちゃい字で書かれていた「北秋田」周辺のことを、いろいろ思い起こしていた。
ちょうど、なんだかことしも同じようなことになりつつある堺ブレイザーズの初優勝も、実はこの年だったのだが、それはさておき。
この年…2006年、TUVはチームが出来て初めてのシーズンを、地域リーグで戦っていた。緒戦に富士通に負けかけたが大逆転で勝ち、その後負け知らずで地域リーグ「卒業」を決めた。V1リーグが10チームに衣替え*1ということで、プレーオフ1位のTUVと2位の富士通（3位がきんでんで4位がNTT西日本大阪だった）がV1入り、というのは決まっていたのだが、「順位決定戦」という名目でV1の下位チーム*2と対戦したのがこの北秋田だった（結局TUVも富士通も2勝し、それぞれ7位格、8位格で次のシーズンを迎えることとなった）。
この頃は、男子のV（現プレミア）-V1（現チャレンジ）、V1-地域が同一会場での入替戦だった。まだ「チャレンジマッチ」という名前ではなかった。V-V1は旭化成スパーキッズ-三好循環器科EKG大分、豊田合成トレフェルサ-東京ヴェルディという組み合わせだった。初日、ヴェルディは合成にフルセットまで行って敗れた。結局2日間を通じていずれもVのチームが勝ち、残留となった。
翌々日、旭化成から「スパーキッズ廃部」のプレスリリースが出された→そのときの：ちょ… - /ja あやつる YmrDhalmel
この度、NECブルーロケッツ廃部検討が報じられたときに「旭化成の時はどうだったのか」と問われたが、実はちゃんと憶えていなかった。選手やファンはどんなキモチでこの戦いに臨んでいたのか。知っていたのかいなかったのか。今考えてもなんともいえないキモチになるのだが…決定事項として突きつけられても、ファンは黙って受け容れるよりほかない…
結果的に旭化成の全体移籍は叶わず、黒鷲ベスト4を最後に廃部、7チームになってしまったトップリーグの8チーム目として、急きょ「三好EKG大分」*3に白羽の矢が立つ。いろいろあったのだが、結局、チームのかたちがかなり変わった状態で、「大分三好ヴァイセアドラー」という名でV・プレミアリーグと呼称されることになった上のリーグに参戦することになったのである（あああ、このあたり、土日にワンチェン見たらいろいろ思い出しちゃったじゃないか…）。→そのときの：TUVの強気(?)と目指す先にあるもの - /ja あやつる YmrDhalmel
なんかこの頃に書いたものを自分で読み返していると、かなり青い、真っ青だ、けれども、結局同じようなことをずっと言っていたんだなということに気付く。あまりにリピート多しなので自分で厭になるくらいに。
しかし、変わっているのか変わっていないのか。変わっていないところが多いから何度も何度も何度も何度も同じことを書かざるを得ないのだろうが、どんな形であれ、バレーボールを見る人が「あきらめて受け容れるよりほかない」以外のムーブメントを起こしているというのは、そこにある危機感の裏返しだとしても、そちら側にはおおきな変化が来ている、ということなのだろうと思う。
個人的には、このたびは「協会が」とか「機構が」とかいうのをNGワードにしつつ、というのが作戦。
更にアナザーな話
当方が3年前の地域リーグで見たNTT西日本大阪、というチームは、実に楽しそうにバレーボールをするひとたちの集まりであった。最初のスタメンが途中で総取っ替えになるような試合もあったが、それはそれで入れ替わったメンバーもかなり楽しそうだった。応援する人たちも。
初日にTUVと対戦するところを見て気になったので、和歌山から帰ってからいろいろぐぐって見たりした。背中に「MASASUKE」と書かれたセッター（あとから出てきたほう。先に出ていたのは梶野兄）のブログを見つけた。このチームは（レグルスやNTT中国が廃部になった後の）NTT西日本の厚意によって続いていた同好会的チームであったものの、残念ながらその地域リーグをもって活動縮小となった…そう書かれていた。なんだか初めて見たたのしいチームをもう見られないのは非常に寂しいと思った。
それから半年くらい経って、阪神デルフィーノというチームが立ち上がった。今、TUVを応援しに行ったときに惹かれたそのチームにいた選手達と、TUVにいた選手が一緒にこのチームをもり立てているということに、ふしぎな縁を感じるところなのである。新シーズンはそちらにも始まっていると聞いて、新しい選手を迎えると聞いて、更に。
