/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

第60回記念中部日本6人制バレーボール総合男女選手権大会

土曜日開会式、試合は日月と開催されていたのだが、当方今朝名古屋から帰ってきたので、観戦は昨日(一般男子)のみ。
昨日見た試合のことと、充実したプログラムを見た感想などを記す。

2010/7/18(一般男子1・2回戦)

最寄駅のナゴヤドーム矢田から、体育館(というかナゴヤドーム)最寄の出口まで、長い通路にひたすらドラゴンズの紹介が続く。地下鉄駅からの長い通路といえばきたえーるを思い出したのだが(あらまぁもう4年前)、札幌ドームの最寄駅はその先だ。
体育館のある建物には、様々な施設が併設されている。行列が出来ていると思ったら…図書館の前だった。

いきなり好カード。

新潟教員2-0岐阜クラブ

25-22 25-19
N)3澤田 2石川 6千葉 7根布屋匡 1根布屋武 11沼田 L5佐々木
G)7田中(2S:5島野) 13深見 15五十川 8廣澤 11穭 3長谷川 L2酒井
ちょとサーブ順が怪しい。
岐阜クラブは田中飛鳥(ex.堺)と島野(ex.豊田合成)、試合前に並んでトスを上げていて、おやおやどっちで来るか…と思っていたら、1セットずつと相成った。
新潟教員は、今季加入の石川(ex.国際武道大)がセンターに。昨シーズン武大ではコーチ登録だったなぁ、初めてプレイを見たかなぁと。
全体的に新潟が攻めていた印象。ツボに嵌ったときの岐阜のブロックには見応えはあったのだが。

TOP SIX2-0富山大学

27-25 25-20
T6)11森岡 19丸一 3森井 30朝見 6谷口 12堤 L8片岡
TY)7山本 18中村 5巽 1鳥山 10西出 17高野 L3松崎
第1セット富山がリードしていたが、中盤以降TOP SIXが逆転し、そのまま試合終了。

F長野2-0TAJIMI.DAA

第2セットはデュースになったが得点見逃した。
F)4山崎 10殿岡 6等々力 1小林 11稲葉 16北沢 L5夏目
T)7木下 2岩田 5小山純 4小山博 6岩下 3畑田 L12木下浩
実はTAJIMIを見たのは2年前の天皇杯ブロックラウンド以来だったのだが、今回は諸事情により(?)愛知からの出場となった。2年前から代わっていたのは、畑田(Ex.NEC)のところか。
F長野は安定感があった。リベロ夏目はこのチームでは初めて見たが、やっぱり良いのぉ…(そりゃ駒澤もことしたいへんなわけd

石川選抜2-0静岡産業大学

I)3澤本 14穴澤 9室野 13八朔 17谷野 10中村 L5石田
S)6鈴木雄 7鈴木泰 1小川 4齊藤 5大石 8山内 L9伊藤烈
遠目であまりちゃんと見られなかったのだが、石川選抜は今大会の台風の目になった。結局準優勝。

豊田合成トレフェルサ2-0新潟教員

31-29 25-18
G)4内山 13岡本 18丸山 5福島 12高松 6近 L11森
N)3澤田 14源氏 6千葉 7根布屋匡 1根布屋武 11沼田 L5佐々木
合成は前回優勝、推薦枠での出場。見ていて第一声が「あ、袖!」だったのはさておき…第1セットは高松のエンジンの掛かり方と試合展開がリンクしていた感。双方の力が均衡した展開で、長いデュースの末、何とか合成がとった。第2セットは合成のターン…となったが、チーム全体に、まだまだ「これから」感はあり。次見る時を楽しみにしているとする。
あ、合成のスタメンには今年新加入の3人が名を連ねているが、もうひとり、加藤もワンポイントブロッカーでしばしば登場していた。勿論内山のところではない(高松と代わっていた)。

V.C NAGANO2-1TOP SIX

26-24 25-20 25-21
V)6小池 2藤沢 8高木 3峯村 15石川 14鎌崎 L6小池
T)11森岡 19丸一 3森井 29岡田 17永井 6谷口 L8片岡
峯村はFではなくこちら。このチームは長野教員ベースでせうか。

F長野2-0福井工業大学

25-21 25-23
FN)4山崎 10殿岡 6等々力 1小林 11稲葉 16北沢 L5夏目
FT)7南 15中谷 4北澤 17番作 12山田 2古川 L10澤矢
そういえばF長野の北沢(セッター兄弟の兄貴ともいう)は福井工大出身なんだっけなぁ…と思いつつこの試合を見てた。福井工大は見ていて小気味よかった。

石川選抜2-0ZACOZ

25-17 27-25
最後まで見られず。
それにしてもZACOZのユニフォームは非常にかこええ。それにしても…

2010/7/19(一般男子準決勝、決勝)

準決勝
決勝

「中部連合60年のあゆみ」

この大会のプログラムは500円だった。表紙には名古屋城、栄オアシス21名古屋駅前の噴水などがあしらわれている。名古屋城といえば、土曜日に愛知県体育館の窓から撮ったがISO直すの忘れてて露出オーバーだった(ぉぃ
今回行くまで知らなかったのだが、中部総合というのは毎年毎年開催地が違うのであった。東海(愛知、岐阜、静岡、三重)北信越(長野、富山、石川、福井、新潟)計9県、しかも東海、北信越が交互になるように持ち回りでの開催なのである。ちなみに昨年は福井県福井市での開催であった。
この巻末記事を読んでいると、中部総合が、60回もの回を積み重ねている間、バレーボールにおける様々な歴史的変遷に直面していたということが見て取れる。当初は9人制の大会で、その後6人制の大会となり(第15回・1965年〜)、更に一般、高校の2部立てになり(第18回・1968年〜)現在に至る。
今回のプログラムの巻末に、第1回からのプログラム表紙が掲載されている。個人的にインパクトがあったのは、この長い大会期間の中で、バレーボールが屋外スポーツから屋内スポーツへ変遷したタイミングが見えたことであった。初期のプログラムには、開催場所が「○○県営(市営、町営)バレーコート」と書かれていて、表紙に書かれているプレイ写真(ないしはイラスト)では、選手がランニングを着てプレイをしていた(写真で見た記憶もあるなぁ)。会場が外のコートから体育館に変わっていったタイミングは、プログラムの表紙で見るとちょうど1968年くらいになるのだろう。1970年(第20回)は愛知県体育館で開催しているではないか…と思ったら、ちゃんと(?)開催時期は8月だった。そりゃねぇ。
#バレーボールが引き続き屋外スポーツのままだったら、こんなに観戦に行けていたかなぁと思ったり。

もっとも、伝統ある中部総合であるが、今後の開催については流動的とも言われる。今回も問題になった(?)が、時期が時期だけに何かと大会が重なる。1996年に「海の日」が国民の祝日(当初は7/20固定→2003年から第3月曜日に)となって以来は、開催時期がこの日を絡める方向に固定されつつある。ここのところ、ことしは同じ日程でサマーリーグが開催されており、サマーリーグへの出場権を持つVリーグのチームは「さてどっち?」ということになるようではある。今季はV・プレミアリーグ所属のチーム(男子:豊田合成、女子:デンソートヨタ車体)は中部総合に出場していた。

次いつ見に行けるかわからないのだが、この競技自体の難しい状況も絡んできているように思えるし、どうなんだろうなぁ。