/ja あやつる YmrDhalmel

バレーボールを見た記録が多いです。主に北で、たまに南で。

国体成年北海道予選

さきほど富良野から帰還。富良野にいったけれども、昨夜の観劇以外「富良野だから」的なこととは縁がなく、きょうもそれこそ麓郷に足を運ぶなどということにはならなかった。ただ、駅のそば(しかもスポーツセンターへの順路)に「北の国から資料館」があって、そこに寄っていろいろ見て回って。それから歩いてスポーツセンターに向かって、着いたら開会式の直前だった。

この記事はじわじわ書いていくし、まともに撮れるコンディションではなかったが写真も撮ったのでそのうちあげたりするけれども。

男子代表は北海道クラブ、女子代表は北海道V-spirit(こちらはエントリー1チームなので予選なし)が国体出場を決めた。10月の岐阜。それぞれの活躍を願う次第す。

見た試合についてじわじわ。決勝だけが5セットマッチで、その他は3セットマッチ。

1回戦

nakaichi2001 2-0 TEAM TEIZO

25-17 25-15
T)8増子 2池田 1老月 4池内 6清水 12舘下 L9神野
N)23中陳(利) 16中陳(大) 24鳥庭 33廣瀬 27藤井 25伊藤 L39橘
TEAM TEIZOは7人。序盤からnakaichiがリードを保ち安定した試合運びとなり、いろいろな選手を遣ってみるような状況になった。初めて見たのだが、キレッキレで見ていて気持ちが良くなった。

準決勝

SPR2011 2-1 北海道学生選抜

30-28 23-25 25-15
S)10山西 6工藤 15鳴海 3渡辺 2白川 24稲田 L13神田
H)10小野寺(2S途中-3S途中:12山本) 4河西 9奥田(2S途中-:7浅井) 8一刀 3出崎 2笠原 L11徳本
[こんなユニフォームでした]
いろんな意味で今回気にかかったのはこの試合だった。学生選抜がどんな布陣で来るかと思ったが、さすがにオール東海…とはならず。セッターが小野寺スタート。そして試合を通じて出崎が出色の活躍だった。ミドルをどうするのだろうと思ったら、なんと笠原で来た*1
最初の2セットは、それぞれ序盤リードされたほうのチームが終盤粘って逆転する展開。第1セットは学生選抜がリードしたが、SPRのリリーフサーバー#7片岡が一気に形勢を崩して終盤に追いつき、その後デュースに。最後は山西が決めてSPRが逆転で第1セットをもぎ取る。第2セットは学生選抜に急造チームの難しさを感じるミスがあり、じわじわとSPRリードの状態で推移。学生選抜はセッターを代えるなどして応戦。SPR19-18の時点で学生選抜は奥田に代えて#7浅井を投入、いきなりのブロックポイント。サーバー笠原のポイントなどでリードした学生選抜が、最後は出崎が鮮やかに決めてなんとかフルセットに持ち込む。
フルセットにはなったが、ファイナルセットはSPRの一方的な展開となった。一気に10-3とリードを広げて13-8でコートチェンジ。その後も一気に点差を広げたSPRを前に、学生選抜は為す術もなかった。正直、人選は「そうなるんだろうな」だったけれども、起用は「おや?」だった。もっと面白いオプションが見られる編成なのだろうと勝手に思っていたが、やっぱり、チームとしての持ち時間が足りなかったのだろうか。なんというか、それだけではないような気もするが。

北海道クラブ 2-0 nakaichi2001

25-22 25-17
H)14吉田 10中田 8外山 18倉内 15日下(慎吾) 6日下(慎也) L5小林
N)23中陳(利) 16中陳(大) 24鳥庭 33廣瀬 27藤井 25伊藤 L39橘
率直なところ、この2チームが準決勝で当たるのはつらいなぁと思った。試合開始直前までは1回戦とは別のユニフォーム(1stが早稲田のラガー風で、2ndがユーベさん風で、どちらもバレーのユニフォーム離れしててすてきだ)を着ていたnakaichi2001だったが、試合が始まらないどころか、なぜかまたさきほどのユニフォームを着て戻ってくるnakaichi。この開始前のアクシデント(?)はちょっと尾を引いたのだろうか。
序盤はどちらも譲らない競り合った展開で、見ながら何度唸ったかわからなかった。nakaichiが飛び出しては北海道クラブが追いすがる。そういう展開での14-14から、北海道クラブが7連続得点で一気にリードを広げ、nakaichiがその間2回続けざまにタイムアウトを取る展開。しかし、そこから更に連続ブレイクで2点差まで迫るnakaichiの力強さもたのしい。結局最後外山が決めて、第1セットは北海道クラブが逃げ切った。
点差以上に見応えのある試合だったが、第2試合は北海道クラブが大きく抜け出す展開。しかし24-15から1点を返したところでnakaichi側から「あと8点!」という声が響き、ほんとに返しそうな気がしてしまうほどの心のもっていかれっぷりになった。それはなんだったのだろう。
また見たいし実は天皇杯予選では逆ゾーンだ。

決勝

北海道クラブ 3-1 SPR2011

30-32 25-21 28-26 25-17
H)14吉田(2S途中-:11淺井) 10中田(3S-:20玉手) 8外山 18倉内 15日下(慎吾) 6日下(慎也) L5小林
S)10山西 6工藤 15鳴海 3渡辺 2白川(3S-:7片岡) 24稲田 L13神田
それぞれにハードな試合を経ての決勝戦。いきなりSPR・渡辺が3連続で決めてSPRがリードする展開で始まった試合。一気に4-1と広げたSPRのリードが、こんどは倉内の2連続ブロック*2で北海道クラブがじりじり追い。追いつ追われつの展開。大デュースにもつれこんだ第1セットは、白川のクロスギリギリをつくサーブポイントで決着がつく。
続く第2セットもSPRがリードし、おやまこれはナニカが起こっちゃうんじゃないか的な展開。北海道クラブはミドルの吉田→11淺井、サイドを外山→20玉手と交代を仕掛け、機を窺う。それでも20-16とSPRがリードを保ち、そのときは5セットマッチと知らなかった当方はおろおろする。そこから淺井の2本のブロック、日下慎也のサーブポイントなどで一気に逆転した北海道クラブが大逆転で第2セットを取り返す。
そのときはフルだ!と思ってそうつぶやいてしまったのだが、第3セット、北海道クラブが13-11とリードしたところでどちらも動かなかったところで「おや?」と気がつく間抜けなわたくし。それでは、と、改めて座り直してみるなど。第1セットとは逆のブロック祭り(こんどは鳴海4本)が繰り広げられたりしたが、またもデュースに突入。26-26からの外山のどクロスを懐かしく見やり、SPRにダブルコンタクトがあり北海道クラブが2セット目。なお、このセット、スタートから中田のところに#20玉手。
このセットの攻防が次に繋がったのか、フルセットだと辛かったのか。第4セットは10点前後の競り合いから北海道クラブがじわじわとリードを広げた。途中交代からチームの士気を上げ続けた淺井が最後はブロックを決めた。昨年に続いて、北海道クラブが国体出場権を勝ち取った。本番は10月。安八。
[おめでとうございます]

*1:森本がまったく出なかったのだが、状態があまりよろしくなかったのだろうか

*2:つーかこのセット5本くらい決めてませんでしたかと